水上からしか眺められない名古屋の風景を。 「クルーズ名古屋」に乗船してきました!
目次
東洋一の大運河「中川運河」
それでは、ガーデンふ頭に向けて、いざ出発です〜!普段、船に乗る機会はないので、名古屋の都心で乗るのはなんだか不思議な気分です。
中川運河が全線完成したのは、昭和7年(1932年)。全長8.4kmの大運河は開発当時「東洋一の大運河」とも言われ、物流の要として名古屋の産業発展を支えていきました。
乗船してみると水面との距離が近いこと。そして想像以上に緑が豊かなことに驚きます。普段見慣れているはずの景色が、水上からみるとまったく違って見えます。
最初に見えてきたのが、「広見憩いの杜」。名古屋市上下水道局の露橋水処理センターの敷地を活用した緑地で、ジョギングに最適な遊歩道も整備されています。
続いては「岡谷鋼機株式会社中川配送センター」の倉庫が見えてきました。歴史的価値の高い倉庫等の景観を維持・保存したいという地域からの要望に応えるため、昭和9年竣工時の外観を再現。昭和初期の原風景が感じられます。
「VERMICULAR VILLAGE(バーミキュラビレッジ)」が見えてきました。 モーニングやランチメニューを楽しめるレストランやベーカリーカフェ、ブックライブラリー、料理教室などを備えた複合施設です。
中川運河の景色を眺めながら食事をしている人の姿も見えます。
対岸にある富士コーヒーが手掛ける喫茶店「珈琲元年」。運河側が全面ガラス張りになっているため、船が行き交う姿、運河を訪れる動物たちの姿を眺めながらコーヒーが楽しめます。
ちょうど、芝桜が対岸を色鮮やかに染め上げていました。手を振ると、お客さんが振りかえしてくれましたよ!
篠原橋のすぐ南にある「市営清船荘」。壁面に「松重閘門」を通過する船を描いた巨大レリーフを見ることができます。
松重閘門は昭和43年まで、中川運河と堀川をつなぎ船舶が往来していました。
「キャナルリゾート」や「ららぽーと名古屋みなとアクルス」など人気のスポットに立ち寄ってくれるのも嬉しいポイントです。交通手段として、船を利用する人も多いのだとか。
こういう使い方もあったのか!と新しい発見でした。
船なら、道中までも楽しめますよね!
中川運河は人工的に造られた運河のため波がありません。おだやかな水辺のため、現在ではカヌーなど水上スポーツの場や芸術イベントの会場として 親しまれています。
この日もカヌーを楽しむ人の姿がありましたよ。みなさん船を見かけると手を振りかえしてくれるのが、とてもうれしかったです!
壁に描かれた壁画にも注目してみましょう!フォトスポットにもなるかわいらしいデザインの壁画に出会えますよ。
名古屋版ミニチュアパナマ運河
クルーズ名古屋最大のみどころ!パナマ運河をプチ体験できる「中川口通船門」にやってきました。中に入ると船が入るまで開いていた水門が徐々に閉じられていきます。
運河は閘門式で、水門で仕切った区画の水量調節で昇降させた船を通過させます。
名古屋港と中川運河では干潮、満潮の潮の満ち引きの影響で最大2.4メートルほどの水位差が生じます。じっと待っていると港に合わせて水位が上昇していくのがわかります。
水位を調整するこの仕組みは、パナマ運河と同様の仕組みなのだとか。名古屋にいながら、パナマ運河気分が味わえちゃうんです。
名古屋港へ
中川口通船門を通ると、名古屋港に入りました〜。シートレインランドの観覧車が見えます。
名古屋港らしい貨物船も。
名古屋港に入ると、また中川運河とは違う開放的な景色を堪能できます。船で名古屋港へ入る体験も普段はできないので、とてもワクワクしました。
約1時間のクルーズを終えて、ガーデンふ頭へ到着です!いや〜とっても楽しかった。今まで知らなかった名古屋の姿を見ることができました。
今回、クルーズ名古屋に乗船したことで、運河の持つ魅力を再認識することができました。人々の日々の努力で、昔よりもずっとすてきな姿に生まれ変わろうとしています。
観光で訪れる方はもちろん、名古屋に住む方にこそ利用していただきたいです。名古屋にいながらも名古屋ではないような、非日常的気分を満喫できますよ。ぜひみなさんも、クルーズ名古屋に乗って秘めた名古屋の魅力を感じてみてくださいね。
クルーズ名古屋のショートムービーも公開中!
中川運河を舞台に紡がれる3世代、3つの物語をブレンドストーリーで見せるショートムービーも公開中です。
▼下記のURLからご覧ください。
https://locipo.jp/creative/cc1f1bee-e073-40bd-888c-61a1e4795dc0?list=3fa24fd6-28c7-4072-b181-1c094b003151