【レポート】“アタラシイものづくりと出会う3日間”。工芸の未来を背負う、気鋭の気鋭のブランドに出会える第5回 合同展示会「大日本市」

その他
掲載日:2020.02.25

丸秀醤油(佐賀)

丸秀醤油(佐賀)

佐賀県の丸秀醤油は、明治34年の創業以来100年以上にわたり、醤油・味噌を天然醸造方式で守りつづける蔵元です。

丸秀醤油(佐賀)

その要となるのが麹づくり。白米のほか、麦や赤米・あわ・キヌアなどさまざまな雑穀を芯まで発酵させて麹をつくり、穀物が持つ深い味わいをしっかり引き出しています。

丸秀醤油(佐賀)

中でも、気になったのがスーパーフードであるキヌアを使用した「キヌア麹醤油」と「キヌア麹味噌」。味見させていただきましたが、想像以上にとってもおいしかったです。

米・麦・大豆アレルギーをお持ちの方にもおすすめなのだそう。

【丸秀醤油】
http://www.shizen1.com/

ここからはハイライトでご紹介していきます。

会津木綿 青㐂製織所(福島)

会津木綿 青㐂製織所(福島)

100年前の織機で復刻する会津の織元ブランド「会津木綿 青㐂製織所(あいづもめん あおきせいしょくしょ)」。廃業した織元から約100年前の織機を譲り受け、解体し、そのパーツと失われた技術を探し歩き、復活させてできたブランドです。

KUTANI SEAL(石川)

KUTANI SEAL(石川)

KUTANI SEALは加賀百万石の高級食器、九谷焼をもっと身近にしたいという思いから生まれたテーブルウェアブランドです。

今回の展示会では、九谷焼の彩色豊かな柄から一転、あえて無地の商品が初登場。魅力的な新作も多く登場していましたよ!ますます大注目のKUTANI SEALです。

名尾手すき和紙(佐賀)

名尾手すき和紙(佐賀)

創業1876年(明治9年)、300年の歴史を持つ佐賀県の「名尾手すき和紙」。和紙の原料のひとつである梶の木の栽培から一枚の紙ができるまでのすべての工程を、佐賀県の名尾で行う手すき紙の工房です。

光を通すほどに薄い紙を漉く提灯紙の技術を用いて「透かし」の罫線をひいた一筆箋と便箋。透かしの技術によってつながっており、ちぎって使用します。

このちぎり心地なんともクセになりそうでした。

どのつくり手さんたちも熱い想いがあり素晴らしい出店者さんばかりでした。かいを重ねるごとに、魅力が増していく大日本市。次回の開催もとても楽しみです。

今回ご紹介した商品も続々と市場で取り扱いがスタートしています。ぜひ、店頭やオンラインショップでチェックしてみてくださいね。

出展ブランド一覧
津軽びいどろ【青森】/en・nichi【岩手】/山から福がおりてくる【山形】/会津木綿 青㐂製織所【福島】/000【群馬】/ Bocchi【千葉】/ THE【東京】/ marumasu【東京】/ HARIO Lampwork Factory【東京】/ mino|226【新潟】/家事問屋【新潟】/ KUTANI SEAL【石川】/ asada【石川】/ TO&FRO【石川】/ 箸蔵まつかん【福井】/山次製紙所【福井】/ RIN&CO.【福井】/長野もの ◇ 信州もの【長野】/かもしか道具店|camosu|COZAN【三重】/ smilecotton【三重】/ HAAG【三重】/ POMATO【三重】/守・祓【三重】/和洋菓子キクノヤ【三重】/ Food Paper【福井】/西川庄六商店【滋賀】/sufuto【滋賀】/sunao【京都】/薫玉堂【京都】/COURT【大阪】/にじゆら【大阪】/大成紙器製作所【大阪】/orit.【兵庫】/ BAGWORKS【兵庫】/奈良藤枝珈琲焙煎所【奈良】/ HEP【奈良】/堀内果実園【奈良】/中川政七商店【奈良】/ Fabrico【和歌山】/とりそらたかく【鳥取】/ ISHIDASEIBOU【岡山】/光浦醸造【山口】/ SILMORE【愛媛】/ kobooriza【愛媛】/水布人舎【愛媛】/ Little Branch【愛媛】/塩石鹸【福岡】/ slow factory【福岡】/丸秀醤油【佐賀】/佐嘉平川屋【佐賀】/ mg&gk【佐賀】/鍋島虎仙窯|KOSEN【佐賀】/名尾手すき和紙【佐賀】/ LP【熊本】/ひなたのほしものがたり【宮崎】

スポット詳細

【大日本市】
http://dainipponichi.jp/

※本展の来場対象は、小売店バイヤー、行政関係者、プレス、出展検討中の工芸メーカーとなります。

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