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【スウェーデンの暮らし】休暇を過ごす為の家「Fritidhus」を持つ暮らし

海外

スウェーデン
2019.08.23
新谷 友海

新谷 友海

スウェーデン在住

【スウェーデンの暮らし】休暇を過ごす為の家「Fritidhus」を持つ暮らし

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緑豊かな大自然、おしゃれなインテリア、ゆったりと流れる時間。北欧の暮らしって憧れますよね。特集「スウェーデンの暮らし」では、現地からリアルな北欧の暮らしをお届けします。紹介してくれるのは、スウェーデン在住のライター新谷 友海さんです。

長い長いホリデーをとるスウェーデンの人達。夏休みなどは、ゆっくりと1ヵ月ほど取る人も少なくありません。休みの短い日本の人たちからすると、とても羨ましいですよね。こちらのホリデーシーズンは、お店も休みになったりしてとてもゆっくりと時間が過ぎていきます。

そんな中、多くのスウェーデン人が持ちゆったりとした時間を過ごすのが「Sommarstuga(ソンマルステューガ)」や、今回ご紹介する「Fritidhus(フリティードヒュース)」です。

Sommarstugaは訳すと「夏の別荘」、Fritidhusは「休日の家」といったところでしょうか?1枚目のこちらの写真の川の向こう側に写っている家が、私の住むエリアにあるFritidhusの並ぶ集落。初めて訪れた時から、なんて可愛くて素敵な場所なんだろう!と思っている場所です。

Fritidhus

SommarstugaFritidhusは海や湖のすぐ傍であったり(ほんとうに言葉通りすぐ「傍」に建っているので驚きます!)夏のアクティビティをゆっくりと満喫できる場所にあるものが多いのですが、今回ご紹介するところは比較的街中にあります。街中……といっても、周りは草原や小川がありますが。

ここにはさまざまな家が並びます。「家」といっても、Fritidhusですからとてもこじんまりとしています。ほとんどの家が、1DK程の大きさでしょうか。もちろんそれより大きな家も建っていますが、この小ささと、お庭などのデコレーションがその家その家で個性が出ていて、小さい頃に読んだ絵本の中にでも迷い込んだような気になる場所なんです。

こちらの写真のお家は植物がたくさん!ガーデニングがお好きな方が住んでいるのでしょうか。その奥に見える家のカラーリングも、色々なカラーを使用していて個性的ですね。

こちらはまた別の家。乗らなくなった自転車をたくさんの花でデコレーションし、大胆に庭の真ん中に置いています。その奥左側に見える家は、やはりこじんまりとしています。

ただこの集落のFritidhusには、休暇の時だけでなく、のんびりと住んでいる人々もいるんだと思います。こんな素敵な場所で過ごすのが休暇の時だけだなんて、もったいないですもんね。

こちらは集落に入ってすぐのところにある「遊んでいる子どもに注意!」の看板。味のある懐かしさのあるスタイルの絵が描いてあります。そしてこの看板を過ぎた後に出て来た看板、思わずふふっと笑って写真を撮ってしまったのでご覧ください。

遊んでいるお年寄りに注意!」の看板です。ユーモアが効いていてなんだか良いですよね。ここは、リタイアしたお年寄りの方々が住むにものんびりとしていて持って来いの場所です。自然に囲まれた、小さな小さな必要最低限の暮らしができる場所。

そしてこの集落は川沿いになりますので、どこの家も裏手は小川へと繋がっています。こちらには「私有橋」の張り紙が。小さなボートを着けている家もあり、家の裏からボートに小川に出て、そのままスウェーデンで3番目に大きなメーラレン湖へ出る事もできてしまいます。

ちなみにこの小川には魚もいるので、魚釣りも家の裏で楽しめるという事です。

自然が豊かなので、季節の移り変わりも目まぐるしく、四季を身体で思い切り感じる事もできそうです。スウェーデンは「寒い」「冬」というイメージがあるかもしれませんが、四季はしっかりとあり、自然が身近に沢山あるだけにその移り変わりは日本にいる時よりもわかりやすく感じられるかもしれません。

春にはカラフルな花が咲き乱れ、夏には抜けるような青空の下森に入ればベリーがたくさん生り、秋にはダイナミックな紅葉が大変美しくキノコのシーズンとなり、冬は白銀の雪景色。4季それぞれによって、全く違った景色を見る事ができるのがスウェーデンです。

さて、こちらのFritidhus。こちらはなんと家のサイドに屋根裏でしょうか?上へ続く階段がついているので、1DK+屋根裏の寝室という造りでしょうか。1~2人暮らしであれば、じゅうぶんに1年中住むことが出来ますね。

そして中がどうなっているかと言いますと……

Photo : bjurfors

なんとキッチンはこんな感じでした。注目していただきたいのがコンロとオーブン。奥にありますが、とっても古いタイプです!リノベーションはもちろんされていますが、だいたいが1920年代頃に建っている家ばかりですので、床であったり壁であったり、このようにコンロやオーブンがとても古いタイプのまま、大切に使われているんです。

こんなところがB&Bであったら、是非泊まってみたいですよね。

こちらのお宅にも大きなお庭が。ここの多くのFritidhusは、広い庭に小さな家、そして裏手にはボートという形がトレードマーク。

また、リンゴの木を植えている家が多いので、ここを秋に訪れるとリンゴの香りと、熟れて地面に落ちたたくさんのリンゴの実を見ることができます。

先に使わなくなった自転車を庭でデコレーションしているお宅をご紹介しましたが、こちらはは履かなくなったサンダルをこのようにデコレーションして家先に置いています。とてもナイスなアイデアです。

ちなみにこちらに書いてある文章を日本語に訳すと、「庭師は今休暇中」といったところでしょうか。

そしてこちらは手作り感満載の可愛らしい「制限速度15km/h」の看板。

いかがでしたでしょうか?スウェーデン人が休暇中にのんびりと過ごすFritidhus。旅行へ出かけたり忙しい休暇を過ごすのも楽しいですが、ゆったりと流れる時間の中、小さな家でのんびりと過ごすのもなかなか素敵ですよね。

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新谷 友海

新谷 友海

スウェーデン在住

愛知県稲沢市出身。2007年1月よりスウェーデン在住。日本でプロボーカリストとして音楽活動に励んだのち、現在はフリーランスデザイナー、ライターとして活動中。スウェーデンから、リアルな北欧の暮らしを季節の写真とともにお届けします。

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