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【スウェーデンの暮らし】5月の穏やかな陽気と、スウェーデンの伝統的な柵「Gärdesgård」

海外

スウェーデン
2021.07.02
新谷 友海

新谷 友海

スウェーデン在住

【スウェーデンの暮らし】5月の穏やかな陽気と、スウェーデンの伝統的な柵「Gärdesgård」

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5月にも入ると、スウェーデンでは例年であれば春を祝うお祭りのValborgなど、人が集まる伝統的なアクティビティも色々とあるのですが、今年は中止。おだやかに、1日1日と春の日が過ぎていっています。5月中旬を過ぎると20℃を超える日も出てきましたので、湖でも多くの人がボート遊びをしたり、家庭ではプール開きをしています。

そんなある天気の良い日に、以前MIDSOMMAR(ミッドサマー)の記事でご紹介した事のある野外博物館へと足を運んでみました。1枚目の写真は、野外博物館内に住みついているとても人懐こい猫。沢山のタンポポの花に囲まれて、のんびりとしていました。

野外博物館といっても敷地面積は広いですがこじんまりとしている長閑な場所。入場料は無料です。動物がいるので、普段から子ども連れのお客さんが多く目立ちます。

こちらは全員が赤ちゃんを連れて訪れていたママ3人組。このグループはたまたま全員がママですが、スウェーデンでは男性も平等に積極的に育児に参加しているので、ベビーカーや抱っこ紐のパパ達でお出かけ、というのもよく見る光景です。

こちらはミッドサマーのポール。ミッドサマーでは、この周りを大勢で輪になって踊ります。ミッドサマーのお祭り、本来であれば来月行われるのですが、去年は中止で恐らく今年も中止なので伝統的な古くから毎年使われているこのポールもちょっと寂しそうです。

野外博物館の敷地の前のこの小川の向こう側には、こじんまりとした可愛らしい家が立ち並ぶエリアとなっており、橋でこちら側と行き来することができます。

寒い季節は皆ガレージにしまっていますが、このように皆ボートを家の前に出していました。わかりますか?家の小川側に面している面に、白いボートとボート乗り場があるのが。庭から出てすぐにボートに乗れるだなんて、なかなか楽しそうですね。

こちらは小川に面した家のテラスであたたかい陽気を楽しむ人。自然と小川に囲まれていてとても良い環境です。このような長閑な景観は、とてもスウェーデンらしいといえるでしょう。

広大なエリアにある豚の敷地。なんと赤ちゃんが生まれてスクスクと成長していました!毎年足を運んでいますが、今年の春は6~7匹も子どもがいて、ここでこんなにも沢山の子豚を見るのは初めてです。元気に走り回ったり、水を飲んだりしていました。

ちなみにこの豚のエリアは、先にご紹介した家のある小川を挟んだこちら側。これくらい緑が広がる広い場所で飼育されていれば、動物たちも伸び伸びと生活ができることと思います。

豚のエリアは以前は別の場所にあったのが、去年の秋頃に引っ越していたのでどうしたのかな?と思っていたのですが、数多くの赤ちゃんが生まれても大丈夫なようにだったんですね。こちららカメラ目線、頂きました。

こちらは豚のエリアのある敷地。ずーっとタンポポ畑が広がっています。周りにあるのは森です。徒歩5分ほど離れた距離には羊が飼育されているエリアも。

こちらはウサギのエリア。一匹伸び~としている子がいますね。高い柵を設けてあるので、子どもたちを始めとした人が触れないようになっています。ストレスを与えること無く、それぞれの動物がそれぞれに適した環境で飼育されています。

こちらは鶏小屋の前なのですが、大きな雄鶏が一羽。こちらへ近付こうとすると……

他の鶏達も出てきてこっちへ来るな!と声を出して威嚇されてしまいました。いつもならこんな事は無いのですが、小屋の中に雛がいるのでしょうか?

他のお客さん達も、鶏だと近付いていっては威嚇されていました。

さて、最後にご紹介したいのがこのスウェーデンの伝統的な木が斜めに組まれた手造りの柵、Gärdesgårdと呼ばれるもの。特に田舎の地方で良く見られます。家の周りに塀代わりに設置している家庭もありますし、家畜を囲うために設置したり。

Gärdesgårdは、樹皮を剥がしておらず割れていない樹齢の低い木、主にトウヒ(マツ科の木)やジュニパー(ヒノキ科の木)を使用してつくられます。Gärdesgårdはもともとは伝統的に敷地の境界を示すというよりも、古くから動物を囲うための手段として使われてきました。どれくらい古くから使われているかというと、なんと見つかっている中で一番古いものが鉄器時代のものだそう。鉄器時代は紀元前500年。遥か昔から北欧の人々の生活に根付いてきた柵です。

その特徴は、写真で見てわかるようにそれぞれが2本からなる直立柱、そして2本の直立柱の間に水平または斜めに組まれた木です。柵の高さは通常1.5~2メートル。

そして全てこのように、木と木が結束する部分はロープなど使用せずに若くて柔らかい木を使い、柵の全てを木のみを使い造られています。

1枚前の写真にロープのようなものが見えるのは、ジャンプ力のある動物(囲っていたのは羊です)が万が一超えて行ってしまわないよう電気が流してあるためです。

こちらに写っているのもGärdesgård

こちらに見えている柵もGärdesgård

2000年以上の歴史のあるスウェーデンの大変伝統的な造りの柵、このGärdesgårdは木材さえ手に入ればご自宅でも造れると思うので、DIYで良かったら造ってみて下さいね。

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新谷 友海

新谷 友海

スウェーデン在住

愛知県稲沢市出身。2007年1月よりスウェーデン在住。日本でプロボーカリストとして音楽活動に励んだのち、現在はフリーランスデザイナー、ライターとして活動中。スウェーデンから、リアルな北欧の暮らしを季節の写真とともにお届けします。

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