【スウェーデンの暮らし】スウェーデンのクリスマスマーケットの楽しみ方

スウェーデン
掲載日:2022.12.23
【スウェーデンの暮らし】スウェーデンのクリスマスマーケットの楽しみ方

11月も半ばに入るとスウェーデンではクリスマスマーケットのシーズンがスタートします。地方の街などでは11月3週目や4週目の週末にクリスマスマーケットを開催する所も少なくありませんので、11月に渡瑞してもクリスマスマーケットを体験出来る機会は多々あります。

また、ストックホルムなどの大都市では11月の終わりから12月23日まで毎日開催しています。クリスマスイブ以降はもうやっていませんので、クリスマスイブや当日にかけて行ってみようと計画している方は注意してくださいね。

今回は、人出も戻った2022年今年のストックホルムはガムラスタン(旧市街)のクリスマスマーケットの様子と一緒に、スウェーデンのクリスマスマーケットの楽しみ方をご紹介します。

1.温かいGlögg(グロッグ)をスタンドで買って温まりながらショッピング

スウェーデンのクリスマスの飲み物といえばこれ!Glögg(グロッグ)。スウェーデン風スパイスを利かせたホットワインです。

他の国のホットワインとは使用するスパイスが異なり、グロッグを入れる前に必ずアーモンドとレーズンをグラスの底に入れます。スパイスにはカルダモン、ジンジャー、シナモンなど。また、12月に入るとグロッグパーティーを開催する人達も。それだけ馴染み深い飲み物です。

お好みで沢山のスパイスをきかせて。寒い日にお腹の中から温まります。

旧市街のクリスマスマーケットには、毎年2軒のグロッグスタンドがオープンしており、どちらのスタンドも人気で列が出来ています。グロッグを飲みながら、お喋りをしてちょっと休憩している人が沢山見られます。ジンジャークッキーもぜひ一緒に。

こちらはスタンドの様子。注文を受けては軽快なトークでお喋りをしている店員さん。皆笑顔です。マーケットにはアルコール入りしかありませんが、スーパーなどではノンアルコールのグロッグも売っていますので、お酒が苦手な方は是非滞在先で温めて温かいグロッグの風味を味わってみて下さい。

グロッグで温まる人達。

・日本のIKEAでグロッグが購入出来ます
・IKEAグロッグのレシピ

2.スウェーデンならではのハンドメイドの民芸品を見る

こちらのハンドメイドキャンドル屋さん。こちらも毎年出ています。大変素敵な手作りのクリスマスキャンドルが置いてあるスタンド。こちらもスウェーデンならでは。

スウェーデン近郊の街で心を込めて作られている高品質で長時間使えるキャンドル。

スウェーデンの高級レストラン、お城のショップ、品揃えの豊富なインテリアショップ、教会や小教区などに供給されているもの。お土産で持ち帰るには少々壊れやすいので、その幻想的なキャンドルを是非目で楽しんでください。

こちらのキャンドルはSigtuna Stearinljusfabrikのもの。

3.スウェーデンならではの名産品にトライ

こちらはスウェーデン産のチーズ、Must(炭酸水や水で割って飲むジュース)マスタード等などが売っているお店。スモークチーズにクリスマスチーズ、様々なチーズが売られています。

こちらも伝統的で良く食べられるニシンの酢漬けの瓶。クリスマス料理でももちろん出されます。

こちらもスウェーデン産のソーセージやハム。豚や牛だけでなく、ヘラジカやトナカイなども。

スウェーデン名産、スウェーデン本場の味を是非試してください。聞いてみると試食を食べさせてくれるスタンドも多いです。日本ではなかなか食べられない、ヘラジカやトナカイを試してみて下さい。お土産にもぜひ!

食べ物以外にも、こちらもスウェーデンならではのエコな商品。蜂の蜜蝋で作られた、ラップ代わりになる敷物です。こちらのスタンドのものはDOOEKという名称。以前こちらの記事で紹介しました。

ボウルを覆ったり、半分余った果物を包むのにぴったり。他にもチーズにケーキに食事の残り物に……くり返し使えるのが良いですね。こちらは幅もとらず軽いのでお土産にピッタリでおすすめです。

こちらは置物屋さんのスタンド。ルッセカット(黄色いサフランバンズ)があるのがスウェーデンならではで可愛いですよね。こちらもお土産にぜひ!

寒くなったらすぐ近くのカフェで一息も良いですね。お店の中でもグロッグを頂けます。

さて、スウェーデンのクリスマスマーケットで注意する事が1つ。

現在スウェーデンではキャッシュレス化が更に進み、キャッシュレスのお店が増えています。クリスマスマーケットも例外ではありません。こちらはSwish(スマホ決済)の張り紙。現金を持っている人もかなり少ないので、現金以外もしっかり持っていくようにして下さい。

また、スウェーデンは比較的安全ですが、ストックホルムやこちらの旧市街は観光客が多いのでスリなどに合う可能性もあります。防犯もしっかり意識しておきましょう。楽しいクリスマスマーケットを!

今回ご紹介した数百年の歴史のある旧市街のクリスマスマーケットのWEBサイトはこちら

https://www.stortorgetsjulmarknad.com/

 

愛知県稲沢市出身。2007年1月よりスウェーデン在住。日本でプロボーカリストとして音楽活動に励んだのち、現在はフリーランスデザイナー、ライターとして活動中。スウェーデンから、リアルな北欧の暮らしを季節の写真とともにお届けします。

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