【ギリシャ ロードス島】ロードス旧市街で泊まるなら。アパートメントタイプのシェアがおすすめ

ギリシャ
掲載日:2020.09.20
【ギリシャ ロードス島】ロードス旧市街で泊まるなら。アパートメントタイプのシェアがおすすめ

何回かに分けてご紹介している、美しいエーゲ海に浮かぶ古代の街並み残るロードス島。さまざまな見どころやおすすめの場所をご紹介してきましたが、ロードス島の記事は今回で最終です。最後にもう一度旧市街のご紹介と、宿泊施設について書いていきたいと思います。

1枚目はもうお馴染み、深い青のロードス島の海。こちらは聖ヨハネ騎士団が築いた城塞都市(旧市街)に続く大きな石の城塞のすぐそば。

このような感じで、ビーチのすぐそばに城塞(写真右)があり、これまでにご紹介してきた世界遺産に登録されている旧市街グランドマスターの宮殿などをグルっと囲んでいます。こんなにも丈夫な石の壁を海のそばに建設する、それだけ当時は熾烈な戦いが繰り広げられていたのでしょう。当時は屈強な騎士団がロードス島を守っていました。

城塞には、旧市街へアクセス出来る門が全部で11個あります。

こちらがその門のひとつ。このように大きな門が各所にあり、旧市街にアクセスできるようになっています。

旧市街には中世当時そのままの建物が多く残っていますので、このような細やかなディティールに至るまで歴史を感じさせます。

こちらはChurch of the virgin of the burghという教会の跡地。訳すと”自由都市の聖母マリア教会”……といったところでしょうか。現在はこのようにほぼ原型を留めていませんが、当時は自由都市ロードスを象徴するものだったのかもしれませんね。

hurch of the virgin of the burgh
■住所 Solomou Alchadef 7-13, Rodos 851 00

さて、今回最後にご紹介したいのが、旅のクオリティを上下する要素の大きなひとつといって良い宿泊施設。

まずロードス島の宿泊施設は、アパートメントやヴィラタイプがメインです。日本や都市部ではホテルタイプが多いですよね。スウェーデンもホテルタイプが多いです。ただ、ヨーロッパでも海のある町などはホテルが少なく、アパートメントタイプが多い印象。アパートメントタイプは食事はなしの所が多いですが、実際にその街に住んでいる感覚になれるのが良いところ。もちろんホテルタイプが良い!という場合はホテルもちゃんとあります。

筆者がこの時宿泊したのは、In Camera Art Boutique Hotelという宿泊施設。こちらはホテルとアパートメント、両方の良いところがあるホテル。通常アパートメントタイプの宿泊施設は部屋をまるっと貸切るので、ホテルのように朝食をサーブする場所がなく朝食がついていないところが多いのですが、こちらでは朝食も用意してもらえます。

部屋はアパートメントとなっており、吹き抜け3階でベッドルームが2つ、シャワーブースが2つ、そして書斎と屋上テラスがついていました。ホテル内にはこのような独立したアパートメントの部屋が全部で10室あります。筆者は友人とシェアして泊まったので、プライベートな時間もしっかり持てる1階と3階にそれぞれベッドルームがあるのは勝手が良かったです。

ヨーロッパの宿泊施設はどこも1部屋ごとの金額設定なので、友人同士や家族で旅行する場合は大きめの室数のあるアパートメントタイプに泊まると1人当たりとても安くなりますし、個室もそれぞれあるのでお得です。

こちらは1階のベッドルーム。入口を入ってすぐです。天蓋カーテンが良いですね!

3階までの階段はこのような感じ。階段左奥に見えるのがシャワーブースの1つ。クーラーもしっかりとついているので、暑いギリシャの夏でも快適に過ごせます。

ちなみにヨーロッパは場所によってはクーラーが無いホテルもあり年々気温も暑くなっているので、真夏に旅行をされる場合は念のためクーラーの有無をホテルに確認することをおすすめします!

こちらは中二階にある書斎。デスクと椅子、ソファがあります。もう1つのベッドルームは残念ながら写真がないのですが、大きなベッドと冷蔵庫がありました。

こちらは3階の部屋から出ることが出来る屋上のテラス。旧市街と海を見渡すことができます。到着した時は夜だったので良く見えませんでしたが、翌朝ここへ出て青い海を見た時はおおっ!とうれしい驚きでした。

こちらも屋上からの眺め。

この写真、右奥に見える石造りの建物が前回ご紹介したロードス騎士団のグランドマスターの宮殿(Palace of the Grand Master of the Knights of Rhodes)、そしてその左の方、写真中央やや右に位置している高い建物が中世の時計塔(Medieval clock tower) です。写真に写っている建物はすべて旧市街のもの。

城塞内の旧市街にあえて泊ったのは、このように旧市街を気楽に徒歩で探索できるようにという理由。写真だと遠く見えますが、ホテルからグランドマスターの宮殿まで700mほどなので、お土産屋さんや街並みを探索しながら歩いていくと、けっこうすぐに到着できるんですよ。また、一番最寄りの門から城塞外へ出ると、すぐビーチです。

ホテルにはこのようにジャグジーまで!こちらの写真で人々がお酒を楽しんでいるテラスが朝になると朝食を提供してくれる場所になりました。アパートメントタイプのホテルは食事が出ないことが多いので、朝食を出してくれるところもポイントが高いです。

ジャグジーはこんな感じ。屋上にもジャグジーが用意されていました。

朝食にはリンドス編でご紹介した搾りたてのオレンジジュースに沢山のフルーツ、そしてたっぷりのハチミツがかかったギリシャヨーグルト。他にも卵をお好みの焼き方焼き加減で焼いてくれました。

筆者が宿泊した部屋はForms of Lightという名前のお部屋。こちらのホテルは10部屋全ての部屋がそれぞれ違ったテーマの内装と造りになっています。

それでは最後に、とても快適でオシャレだったアパートメントタイプのホテルIn Camera Art Boutique Hotelのインフォメーションを。立地もバッチリです。

In Camera Art Boutique Hotel
■住所 35 Sofokleous Str. Medieval Town 85100
    Rhodes Dodecanese Greece
■電話 +30 22410 77277
■Email [email protected]
■公式HP http://www.incamera.gr/home/en (予約もこちらから可能です)

最寄りの門はKokkini Porta Rossaでそこから徒歩で5分ほど。朝9時~深夜2時の間、タクシーは城塞の中へ入れないそうなので、その間に到着した場合は門からは歩く必要がありますが、旧市街内そこまで広くないのでどこの門から入っても徒歩で問題なくどこのホテルへも行けるでしょう。

以上、中世の魅力たっぷりの旧市街、歴史に思いを馳せる騎士団の宮殿、そして美しいビーチとアクロポリスが有名なリンドスのある島ロードス。まだまだ日本ではメジャーな観光地ではありませんが、ヨーロッパご旅行の際の候補の1つにしてはいかがでしょう?とってもおすすめですよ!

スポット詳細

愛知県稲沢市出身。2007年1月よりスウェーデン在住。日本でプロボーカリストとして音楽活動に励んだのち、現在はフリーランスデザイナー、ライターとして活動中。スウェーデンから、リアルな北欧の暮らしを季節の写真とともにお届けします。

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