ストックホルムの中央駅や旧市街より南に位置する島のSödermalm(セーデルマルム)。
セーデルマルム地区は、若者やクリエイター、アート、お洒落に敏感な人達で人気のエリア。そんなセーデルマルムの最西に位置するHornstull(ホーンストゥール)では、目にも楽しい様々なフードトラックが集まるマーケットが土日に行われています。冬の間はお休み。4月から9月にかけて毎年行われています。時間は11時~17時。
今回は、そんな楽しいホーンストゥールのマーケットをご紹介したいと思います。
前回ご紹介した元刑務所のロングホルメンホテル。ホテルのあるロングホルメン島からそのまま橋を渡り南下すると、ホーンストゥールに到着です。ロングホルメンホテルからマーケットまでは約1キロ。歩いても、自転車でもすぐです。
ロングホルメン島からセーデルマルム島へ渡る橋からは、綺麗な海と夏の船を楽しむ人々が見られます。
こちらは風船のついたゲートをくぐって、船乗り場へと行く家族。お誕生日会でしょうか?船の上の誕生日会、良いですね。風船がトリコロールで可愛らしいです。
セーデルマルムからは、こんな風にストックホルム中央駅の近くのノーベル晩餐会会場でお馴染みの、Stockholms Stadshus(ストックホルム市庁舎)も見渡すことができます。綺麗ですね!ちなみに市庁舎は、写真の右側にある一番高い塔のような建物です。
さて、ホーンストゥールマーケットの場所まで来ました!この海沿いに、ずらっとフードトラックとマーケットが並びます。
場所は
Hornstulls strand, 117 39 Stockholm
リンク先のGoogle Mapを開いて頂くとわかる通り、Hornstull strandからHornstull strand 13 までの道、約200mほどがマーケットとなります。夏の海沿いの気持ちの良いストリートですので、ランチに、散歩に持って来いのおすすめの場所です。
こちらは「Sliders by Flippin’ Burgers」のトラック。ストックホルム バーガーフェス2016の審査員賞で2位を獲得しました!
ここでは、チーズ、フライドオニオン、自家製ピクルスを添えたミニハンバーガー「SLIDER(スライダー)」のみを販売するというユニークな形。100gのビーフが入ったダブルスライダーが55クローナ(約600円)となっています。ミニサイズなので、ランチや小腹の空いたときに丁度いいですね。
こちらがSLIDERです。オニオンとチーズがたっぷり!
Sliders by Flippin’ Burgers
https://www.instagram.com/slidersfoodtruck/
こちらの渋いトラックは、ストックホルムのスローBBQで人気のBrisket & friends。約16時間スモークしたブリスケット(牛バラ肉)を味わうことが出来ます。
Brisket & friends
https://www.instagram.com/brisketandfriends/
こちらはAuel Handmade Coffee。ハンドメイドコーヒーのトラックです。
Auel(アウエル)は、2000年前に使われていたのと同じ手法、専用の土鍋を使って直火でコーヒーを淹れます。ここで飲めるコーヒーは、エチオピアの山の牧草地で有機栽培されたフェアトレード・ラベル付きの最高品質のコーヒー豆を使用しています。
厳選されたオーガニックやフェアトレードのコーヒーがいただけます。コーヒーのみを提供するフードトラックって、ありそうでなかなか無いですよね!スウェーデン人はコーヒーが大好きなので食後やFIKAに持って来いです。
Auel Handmade Coffee
https://www.facebook.com/auelcoffee/
さて、1枚目の写真のこちら。可愛らしいトラックが目印のM creperie。こちらのお店についてはしっかりとご紹介しないといけません!というのも…
写真に写っているトラックから顔を出す女性。公式サイトに掲載されているこちらの写真と同じ方。彼らはRaquel(ラケル)とGenis(ジェニス)。なんとスペインはバルセロナから2013年にスウェーデンへやって来ました。
故郷を離れて自分たちのプロジェクトをはじめることが最高の経験になると信じ、美味しいクレープ中毒の2人はスウェーデンで夢をかなえる為に奮闘します。そこで見つけたのが、写真のトラック。中古広告で見つけたそれは4,000クローナ(約5万円)。理想のトラックを見つけた2人は思い切って購入し、ついにクレープ屋をオープンしました。
お店の名前のM CreperieのMは、ラケルの亡くなったお父さんの名前からとったそう。
バルセロナからやってきたラケルとジェニスの新しい物語は、ここホーンストゥールで2014年にスタートしました。彼らはフードトラックでの販売の他、パーティーなどでケータリングなども行っています。
M Creperi
https://www.instagram.com/mcreperie/
そしてこちらがフリーマーケットのエリア。アンティークのものを取り扱っていれば、WEBサイトから申し込んで出店する事が出来ます。テーブルとテントのセットで499クローナ(約6,400円)で出店が可能です。
こんな感じで、海沿いのテーブルで出店したり、買い物をしたり。ゆっくりとした時間の流れるホーンストゥールで、夏の土日を過ごしてみてはいかがでしょう。美味しいフードと、美味しいコーヒーを片手に。
ホーンストゥールマーケット WEBサイト
https://www.hornstullsmarknad.se/info-english