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【スウェーデンの暮らし】刑務所をリノベーション?ロングホルメン島の牢獄ホテル

海外

スウェーデン
2021.08.07
新谷 友海

新谷 友海

スウェーデン在住

【スウェーデンの暮らし】刑務所をリノベーション?ロングホルメン島の牢獄ホテル

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ストックホルムは海に囲まれいくつもの島からなっていますが、今回ご紹介するのはその島の1つLångholmen(ロングホルメン)島に位置するとてもユニークなホテル。なんと19世紀まで実際に利用されていた刑務所をリノベーションしてオープンしました。そんなLångholmen Hotell(ロングホルメンホテル)を写真と共にご紹介していきたいと思います。こちらのホテルはロケーションも良く、ちょっとした滞在にピッタリなんです。

1枚目の写真はホテルの中。左右には部屋へと続く扉がありますが、ここは2階で吹き抜けになっており、当時の独房のあった様子を想像する事が出来ます。

ただ、刑務所といってもこのように太陽光がよく入る造りになっていてリノベーションで綺麗にしてあるので快適に過ごすことが出来ます。

こちらはホテルのすぐ前のビーチ。夏場なら、そのまま海に足をつけてみたりピクニックをしてみたりと時間を過ごすこともできます。

ホテルのあるロングホルメン島までは、ストックホルム中央駅から車なら8分、自転車なら20分かからず、地下鉄なら13番と14番を乗りついでこちらも20分かからずと勝手も良いです。最近では交通の足としてアプリで支払い出来る電動キックスクーターが街中にあるので、それを使用しても楽しいでしょう。

筆者が宿泊した時は中央駅から徒歩で、海やストックホルムの街並みを楽しみながらロングホルメン島まで行きました。徒歩でも1時間以内なので、大きな荷物が無い場合はおすすめです。

こちらがホテルの入り口です。このホテルの元となっているLångholmens centralfängelse(ロングホルメン中央刑務所)は1874—1880年の間に建てられ、500以上の独房を持つスウェーデンで最大の刑務所として使われました。この場所は、1921年に死刑が廃止される前にスウェーデンで最後に死刑が執行された場所としても有名です。

当時、このロングホルメン島は岩だらけの不毛の地だったのですが、受刑者により3,000本以上の木が植えられたり、また島を通過する他のエリアや国からの貿易商人の船が偶然持ち込んださまざまな種が広がり、今ではエキゾチックで種類豊かな植物が見られ大変緑豊かな島となっています。

さて、ホテルの中に入ってみましょう。

入って中の廊下です。左側にはフロントデスクが、奥に行くと当時の「独房」、現在の個室ルームが並んでいます。先にも書きましたが中には太陽の光がよく射す造りになっていますし、内装も白をメインとし黒がアクセントにしているので清潔感もあります。

フロントデスクではこのようにロングホルメンホテルならではの囚人をデザインしたTシャツが販売されています。

また、ホテルの中からは、この刑務所の歴史を展示してあるLangholmens Prison Museum(ロングホルメン刑務所博物館)へもアクセスできます。

さて、元独房だった部屋に到着です。その頑丈な造りのドアと鍵が当時の様子を思い起こさせますが、ドア自体がターコイズブルーで塗られていて、白一色の壁のアクセントとなって意外に可愛いです。開錠はカードキーで。

こちらはエコノミールーム。9㎡と狭いですが、日中外へ出て夜は寝るだけ、などという滞在にはピッタリです。狭いながらも2段ベッドにデスク、そしてシャワールームが備わっており、Wifiも完備されています。

部屋の中には高い場所に窓があるので明るいです。カーテンはありませんが、扉のようなものがついているので閉めることができます。夏の白夜の時期には夜でも明るいので、窓の光を遮るのは必須です!

こちらはシャワールーム。洗面台と、シャワーブースがついています。アメニティもなく最低限なので、宿泊の際は持参すると良いでしょう。

この他にも家族で滞在できるファミリールームもあります。15㎡でシングルベッドが2台か二段ベッドが2台とのこと。

他にも元刑務所らしく、部屋を入ったドアの内側には受刑者の日課が記されています。5時に起床して部屋の掃除から1日が始まり、6時から仕事を開始。11時にはランチ休憩、12時30分からまた仕事に戻って17時から夕食。と、こんな流れのようです。

こちらは二段ベッドの下に横になった時の目線。なんと犯罪者や事件を記した新聞のようなものがプリントされています。元実際にあった刑務所ですが、「刑務所ホテル」というテーマパーク的な要素もあって興味深く楽しめますね。

こちらはレストランへの階段。階段の段が真っ直ぐになっていないところが当時のままを感じさせ、趣があって良いですね。

こちらはホテル内に展示してある刑務所だった頃の当時の様子。右上の写真が、ちょうど1枚目にご紹介した両側に扉がある写真と同じ場所のものになります。こう見るとほとんど当時と造りは変わっていないのにリノベーションでとても居心地の良い場所へと大変身した事がうかがえます。

当時の受刑者達が収容された、スウェーデン最大規模だったロングホルメン中央刑務所。今では人気の宿泊場所となり、ホテルサイトでの宿泊者レビューも良いものばかり。1泊1部屋1万円ほどからなのも、宿泊料の高いストックホルムのホテルではかなり安い方なので予算にも優しいです。

ちなみにスウェーデンのホテルは部屋ごとの値段なので、2名で1部屋をシェアして宿泊する場合でも1部屋分の料金となります。

いかがでしたでしょうか?100年以上前に実際に使われていた刑務所をリノベーションしたユニークなロングホルメンホテル。ストックホルム観光の際のホテルの候補リストにぜひ入れてみて下さいね。

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新谷 友海

新谷 友海

スウェーデン在住

愛知県稲沢市出身。2007年1月よりスウェーデン在住。日本でプロボーカリストとして音楽活動に励んだのち、現在はフリーランスデザイナー、ライターとして活動中。スウェーデンから、リアルな北欧の暮らしを季節の写真とともにお届けします。

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