愛知県常滑市のINAXライブミュージアムで「光るどろだんごづくり」を体験してきました!

常滑市
掲載日:2020.05.15
愛知県常滑市のINAXライブミュージアムで「光るどろだんごづくり」を体験してきました!

愛知県常滑市にある「INAXライブミュージアム。LIXILが運営する、世界のタイルややきもの文化に触れることができる、体験・体感型ミュージアムです。

施設内にある「土・どろんこ館」では、やきもの用の粘土と道具を使ってつくる「光るどろだんごづくり」が体験でき、子どもから大人まで大人気となっています!砂場や園庭でつくる“どろだんご”とは全く異なる方法で、粘土の球を削り、色をのせ、磨いて、光る球体に仕上げていくワークショップです。

今回は実際にワークショップに挑戦してきましたので、その様子をご紹介していきます!

※新型コロナウィルス感染防止のため、限定したメニュー提供となります。
https://livingculture.lixil.com/topics/ilm/clayworks/workshop_info/post-91/

「INAXライブミュージアム」とは

INAXライブミュージアム

まずはじめに少しだけ「INAXライブミュージアム」についてご紹介します。

施設内には6つの施設があり、見て学ぶだけでなく、実際にタイルに触れたり、ワークショップへ参加もできます。イタリアンレストランも併設しているので、丸1日家族で楽しめるスポットなんです。

▼詳しくはこちら

やきものをつくる上で欠かせない土に着目した体験型施設
「土・どろんこ館」

土・どろんこ館 外観

「光るどろだんごづくり」が体験できるのは、こちらの「土・どろんこ館」。

やきものをつくる上で欠かせない土に着目した体験型施設。土をふんだんに使った建築の温もりを感じる館内で、土の展示やワークショップを開催しています。

土・どろんこ館

土・どろんこ館

受付横には、「常滑大壁」がうつくしい曲線を描きながら大空間に広がっています。カーブと角のめりはりのある弧は奥行を感じさせ、難易度の高い左官技術で形が仕上げられています。

土・どろんこ館

土・どろんこ館

「土・どろんこ館」は、外部にも内部にも土がふんだんに使われています。日干しれんがの壁は、2006年に開催したワークショップでつくられたのだとか。ぜひ建物にも注目してみてくださいね!

光るどろだんごづくりに挑戦!

光るどろだんごづくり

では、いよいよ「光るどろだんごづくり」に挑戦です!ぴかぴかツルツルに仕上げることはできるのでしょうか……。

光るどろだんごづくり

まずは先生のレクチャーからスタート。使用する材料や、なぜ光るのかといった原理も教えていただきました。

粘土の土の粒子は2ミクロン以下という非常に細かく、顕微鏡などでみると平たい形状をしています。表面の凹凸をならしながら、同じ向きになるように平らにしていくことで、光の反射の関係で光って見えるのだそう。いかに表面の凹凸をなくすかが、ツルツルと光らせるポイントです!

常滑焼の急須や湯のみを研磨して光らせる技術を応用したワークショップなのだとか。

工程① けずり(所要時間:20分)

まずは「けずり」の工程です。

光るどろだんごづくりに使用するのは、やきもの用の粘土を丸めた「タネ」。道具を使って、タネの表面を削っていきます。

金属製のカップ

光るどろだんご

金属製のカップの上にのせます。

光るどろだんご

グッと力を入れて、タネを手前に転がします。ポイントは、タネがカップと接しているところを削ること。こうすることで、だんだんと球体に近づいていきます。見た目以上に力のいる作業です。

光るどろだんごづくり

光るどろだんごづくり

かなり削りましたが、まだまだ均一ではないですね。もう少し削りましょう!

光るどろだんごづくり

「もう少しここを削った方がいいですよ〜」と先生からアドバイスをいただきました。わからないことはすぐに質問できるので、心強いです。

光るどろだんごづくり

ころころ〜〜と転がして、表面を整えます。すでに少し愛おしくなってきました(笑)

光るどろだんごづくり

先生のご指導もあり、きれいな球体にできました!これにて、けずりの工程は終了です。

工程② 色ぬり(所要時間:10分)

化粧どろ

続いては、一番のお楽しみ!「色ぬり」の工程です。

光るどろだんごの着色には、「化粧どろ」を使用します。みどり・くろ・みずいろ・あか・ベージュの5色と、季節限定色が1色。この日はシルバーブルーでした。キラキラとしていて、とてもきれいな色です。

色は何色使ってもOK!ポイントは薄く塗ること。厚く塗ってしまうと光にくくなってしまうので、注意です。

化粧どろ

色付け

色付け

手の上に化粧どろをつけて、タネをおいてコロコロ。

色付け

指です〜〜っと伸ばして模様をつけても面白いですよ。時間が10分ほどしかないので、自分の感性を信じてササット塗っていくことが大切です。迷っているヒマはありませんよ!(笑)

色付け

色付け

手のひらでコロコロとなじませて、いろぬりの工程は終了!

工程③ みがき(所要時間:30分)

ガラス瓶

いよいよ大詰め!

最後は「みがき」の工程です。ガラス瓶の口を使って磨き、光らせていきます。

磨きの工程

最初はゆっくりやさしく磨きます。

磨きの工程

かなり根気のいる作業です。ついつい夢中になり、黙々と磨くスタッフ……。

磨きの工程

磨きの工程

かなり光ってきました!

磨きの工程

そしてワークショップ開始から1時間ほど。光るどろだんごが完成しました!!

しかし……これは本当の完成ではありません。粘土から水分が蒸発し、表面の土の粒子の方向はバラバラになってしまいます。

2週間ほど毎日手のひらでコロコロすることで、どんどんピカピカになるのだとか!目安は朝と夜にそれぞれ1分ほど。

専用のボックス

持ち帰りの際は、専用のボックスがいただけますよ。おうちでコロコロして、光るどろだんごを完成させましょう!

専用の台座

専用の台座

「世界のタイル博物館」内にあるミュージアムショップでは、専用の台座も販売しています。お部屋に飾りたいという方は、ぜひチェックしてみてくださいね!

想像以上に、大人も楽しめるワークショップでした。ついつい夢中になってしまい、あっという間に1時間半が過ぎていました。色付けの仕方によって、自分だけのオリジナルがつくれるのが楽しいですね。大人も子どもも一緒に体験できるというのもポイント!

ちなみに、光るどろだんごの魅力を広く伝えようと2008年から全国大会も開催されているのだとか。我こそは!!という方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。

大変人気なワークショップなので、ご予約はおはやめに!

 

スポット詳細

※新型コロナウィルス感染防止のため、限定したメニュー提供となります。
https://livingculture.lixil.com/topics/ilm/clayworks/workshop_info/post-91/

 

【INAXライブミュージアム】
住所   :愛知県常滑市奥栄町1-130
電話番号 :0569-34-8282
営業時間 :10:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日  :水曜日(祝日の場合は開館)、年末年始
駐車場  :有
https://livingculture.lixil.com/ilm/

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