北陸新幹線の開通によってアクセスが格段に良くなった、石川県金沢市。歴史・アート・グルメなど、魅力満載の人気観光都市です。
今回は、観光スポットからグルメまで堪能できる金沢観光モデルコースをご紹介します。
目次
金沢市へのアクセス方法
名古屋から金沢駅までは、新幹線&特急で約2時間30分。高速バスは約4時間。一泊二日でも訪れやすい距離です。
金沢市内を巡るなら
シェアサイクルがおすすめ!
金沢市内を巡るならシェアサイクルがおすすめ!金沢市の公共シェアサイクル「まちのり」は、約75カ所のポートでどこでもレンタル可能。
必要なときだけサッと借りられるので、バスやタクシーと併用して効率的に市内を巡れます。
金沢観光おすすめモデルコース 1日目
1日目は金沢駅周辺でシェアサイクルをレンタルして、観光スポットやアートスポットを巡ってみることに。
神門のステンドグラスが印象的「尾山神社」
まずは金沢駅から自転車で10分ほどの場所にある「尾山神社」へ。
加賀藩初代藩主・前田利家公と正室お松の方を祀る神社です。みどころは国の重要文化財にも指定されている「神門」。最上階にはめこまれたステンドグラスが美しく、訪れた人を魅了します。夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気に!
【尾山神社】
住所:石川県金沢市尾山町11-1
大正13年に建設された旧県庁舎をリニューアル「石川県政記念しいのき迎賓館」
続いては、「石川県政記念しいのき迎賓館」へ。
1924(大正13)年に建設された旧県庁舎をリニューアルした建物です。正面は建設当時の格調ある意匠をそのままに、反対面は現代的なガラスの空間になっています。カフェやレストランも併設されているので、ちょっとひと休みにおすすめですよ。
【石川県政記念しいのき迎賓館】
住所:石川県金沢市広坂2丁目1番1号
ランチは金沢の郷土料理「ハントンライス」
金沢の郷土料理「ハントンライス」。
ケチャップで味付けしたバターライスの上に、半熟の薄焼き卵と白身魚のフライをのせ、ケチャップとタルタルソースをかけた料理です。エビフライやトンカツがのっている場合も。名前の由来は諸説ありますが、ハンガリーの”ハン”と、フランス語でマグロを意味する”トン”から取ったと言われているのだとか。
チキンライスや焼き飯など、さまざまなタイプに出会えるのもハントンライスの魅力!
無料エリアも充実!「金沢21世紀美術館」
金沢のアートスポットといえば「金沢21世紀美術館」。現代美術を中心とした展覧会&プログラムを展開している美術館です。
館内は無料で楽しめるエリアも充実しており、気軽にアートに触れられるのも魅力!レストランやミュージアムショップ、茶室も併設しています。
特に人気を誇るのが、レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》。プールの中に入ることもでき、見え方の異なる2通りの鑑賞が楽しめます。
※《スイミング・プール》の地下部を見学するには、「事前予約」または「当日順番待ち受付」が必要です。いずれの場合も別途展覧会チケット(特別展、またはコレクション展)が必要ですので、ご注意ください。
【金沢21世紀美術館】
住所 :石川県金沢市広坂1-2-1
電話番号 :076-220-2800 (代表)
営業時間 :展覧会ゾーン 10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)
交流ゾーン 9:00~22:00
定休日 :WEBサイトにて
金沢の新たな現代アート美術館「KAMU Kanazawa」
2020年6月に石川県金沢市に開館した、私設の現代アート美術館「KAMU kanazawa(カム カナザワ)」。
「Center」「BlackBlack」「Sky」「L」「tatami」と徒歩圏内にあるスペースを巡りながら、現代アートに触れられます。街歩きを楽しみながら、のんびりと楽しめるのもポイント!
特に注目なのが、レアンドロ・エルリッヒ氏の新作「INFINITE STAIRCASE」。レアンドロは、金沢21世紀美術館に展示されている「スイミング・プール」を手掛けたアルゼンチン・ブエノスアイレス生まれの現代美術家です。
本作は、螺旋階段を横倒しにしたような構造の作品の中で、作品の中に入って楽しめる体感型のインスタレーション作品です。
【KAMU kanazawa】
開館時間 :火〜木・祝日11:00~18:00
休館日 :月曜(月曜が祝日の場合は営業)
入場料 :¥1,200(全スペース共通チケット)、小学生以下無料https://www.ka-mu.com/
https://www.instagram.com/kamu_kanazawa/
「加賀料理 大名茶家」で金沢の郷土料理を味わう
夕食はJR金沢駅から徒歩3分の場所にある「加賀料理 大名茶家(だいみょうぢゃや)」へ。のど黒や蟹など、金沢の郷土料理が味わえます。せっかく金沢を訪れたのなら、その土地のものを楽しみたいですよね!
3階建ての店内は個室や大広間、掘りごたつのお座敷席や椅子席などもあるので、人数や目的に合わせて利用できます。
おすすめ① のどぐろ会席(4月〜10月限定)
高級魚として全国的な知名度を誇る「のどぐろ」。「加賀料理 大名茶家」では、港から直送された新鮮なのどぐろを扱っています。
そんなのどぐろを堪能するなら「のどぐろ会席」がおすすめ!のどぐろの刺身、しゃぶしゃぶ、姿焼きなど、のどぐろのフルコースです。
おすすめ② のどぐろしゃぶしゃぶランチ(4月〜10月限定)※昼のみ
のどぐろをリーズナブルに味わうなら、昼限定の「のどぐろしゃぶしゃぶランチ」もおすすめ!
刺身で食べられるのどぐろを軽くしゃぶしゃぶすることで、甘みと旨みがグッと増します。残ったしゃぶ出汁も絶品!
おすすめ③ 蟹づくし会席(11月7日〜4月限定)
石川を代表する漁港、金沢港・輪島港など、石川県沖で水揚げされたずわいガニ(雄蟹)は、「加能蟹(かのうがに)」と呼ばれています。「加賀料理 大名茶家」では、蟹づくしの会席コースや一杯売りで味わえます。
「蟹づくし会席」は、花咲造り、炭火焼き、あつあつ茹で蟹など、加能蟹を堪能できるフルコースです。
※11月7日~4月限定
※4月は在庫が無くなり次第終了
おすすめ④ 加能蟹の一杯売り(11月7日〜4月限定)
「加賀料理 大名茶家」では、一杯ごとの注文が可能!1番人気は「蟹しゃぶと炭火焼き」。しゃぶしゃぶして花を咲かせた蟹足を蟹みそにくぐらせて食べる人気の料理です。
<選べる4種類の召し上がり方>
・蟹の花咲造りと炭火焼き
・一杯丸ごと炭火焼き
・一杯丸ごと茹で蟹
・蟹しゃぶと炭火焼き(プラス¥1,500)
※11月7日~4月限定
※4月は在庫が無くなり次第終了
【加賀料理 大名茶家(だいみょうぢゃや)】
住所:石川県金沢市此花町7-5-1
金沢観光おすすめモデルコース 2日目
2日目は金沢市内の名所を中心に巡ってみることに!
日本三名園のひとつ!「兼六園」
まずは日本三名園として有名な「兼六園」へ。国の特別名勝に指定された歴史ある庭園です。静かに散策を楽しむなら、朝早めの時間帯がおすすめ!
広大な園内には築山、池、茶屋などが点在しており、それぞれの景観を楽しみながら廻遊する庭園となっています。
兼六園は海抜53メートルと高台にあるので、卯辰山や白山山系、能登半島方面が見渡せます。桜やツツジなどの季節の花もみどころ!
【兼六園】
住所:石川県金沢市丸の内1番1号
歴史を感じながら、のんびり散策「金沢城公園」
加賀藩前田家の居城跡につくられた「金沢城公園」。兼六園と並び石川県を代表する観光名所です。見どころは2001年に復元された菱櫓(ひしやぐら)、五十間長屋(ごじっけんながや)、橋爪門続櫓(はしづめもんつづきやぐら)。
その他のエリアは入園無料なので、ゆったり散策ができますよ。
「玉泉院丸庭園」にある「玉泉庵」では、抹茶と季節ごとのオリジナル生菓子で呈茶を行っています。週末の夜間はライトアップされた幻想的な姿が楽しめます!
【金沢城公園】
住所:石川県金沢市丸の内1-1
金沢文化を代表する茶屋街のひとつ「ひがし茶屋街」
金沢文化を代表する茶屋街のひとつ「ひがし茶屋街」。情緒溢れる古い町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
お洒落な町家カフェ、格式ある割烹や、伝統工芸品を扱うセレクトショップなどが立ち並び、金沢らしいショッピングやグルメが堪能できます。
「ひがし茶屋街」を訪れたなら、和菓子を堪能するのがおすすめ!
古くより城下町として栄えてきた金沢。藩政期に茶の湯が庶民にまで浸透し、菓子文化が育まれました。日本三大和菓子処といわれており、和菓子の1世帯当たり年間支出金額で、全国1位を長らくキープしています。
老舗のきんつばや金箔をぜいたくに使った華やかな羊羹など、さまざまな和菓子が楽しめます。
最後は金沢駅でお土産をGET!
最後は金沢駅でお土産をGET!駅周辺にはお土産を買えるスポットが充実しているので、旅行やおでかけの最後に購入できますよ。
今回は、観光スポットからグルメまで堪能できる金沢観光モデルコースをご紹介しました。ぜひ旅の計画の参考にしてみてくださいね!