松坂屋名古屋店の「屋上遊園」が、2025年3月2日に47年ぶりに大規模リニューアルオープンしました。リニューアルされた屋上遊園は、「家族の学びと成長」をテーマに、アーティスティックなデザイン遊具とイベント広場を新たに設置。年代や世代を問わずあらゆる世代が楽しめる場所になっています。
今回は、園内の様子とともに、新しい屋上遊園の見どころをご紹介します。
目次
屋上遊園の歴史
リニューアル前の屋上庭園
松坂屋の屋上遊園は1910年に名古屋の中心部にある「いとう呉服店」の屋上に設置されたブランコからはじまり、1925年には現在地に移転して展望台や動物園、水族館なども併設されました。こうした多彩なアトラクションは、当時の市民にとって貴重な娯楽の場となり、百貨店の象徴的存在となりました。
しかし、時代とともに郊外の大型遊園地やテーマパークの登場により、百貨店の屋上遊園地は次第にその役割を終え、現在名古屋市内では松坂屋名古屋店のみが屋上遊園として営業をつづけています。
今回のリニューアルは、レトロなコイン遊具を残しながらも、より現代的な魅力を加えることで、次世代の屋上庭園として生まれ変わりました。
47年ぶりの大規模リニューアル
約9か月の休園を経て実現したリニューアルでは、広さ約700坪（2300㎡）の敷地に、レトロなコイン遊具52点を残しながら、最新のデザイン遊具や人工芝を導入。これにより、より多彩な遊び方ができる空間が生まれました。
リニューアルの見どころ
①レトロ遊具とデザイン遊具の融合
新しい屋上庭園には、52点のレトロなコイン遊具と、株式会社ジャクエツによってデザインされた新規遊具が8点設置されています。デザイン遊具には、子どもが楽しみながら成長できる仕掛けが盛り込まれています。
デザイン遊具のアートは定期的に変わっていくそうなので、そちらも見どころポイント。
②大人も子ども一緒に楽しめる体力測定遊具
上体起こし・腹筋。何回腹筋ができるかな？
50M走。50メートル走をして、タイムを測定しよう。
園内には、大人も子どもも一緒に競い合える「体力測定」をテーマにした遊具が6か所設置されています。家族で競い合いながら体力を測定したり、楽しんだりできます。
例えば、素早い動きやバランス感覚が試される 「反復横跳び」。ご家族でタイムを競ってみるのはいかがでしょうか。
こちらには 身長測定コーナー も設置されています。松坂屋に訪れるたびにお子さんの成長をチェックしてみるのも楽しみのひとつ。
「前回来たときより大きくなったね！」と、ご家族で成長を実感できる貴重な機会になります。ぜひ、お買い物やお出かけのたびに立ち寄って、お子さんの成長記録を残してみてくださいね。
体前屈コーナー では、ご家族みんなで柔軟性をチェック！
「誰が一番体が柔らかいかな？」なんて、ワイワイ盛り上がりながら楽しめますよ。
ぜひ、ご家族でチャレンジしてみてくださいね！
③レトロ懐かしいコイン遊具も健在！
昔懐かしいコイン遊具も健在です。屋上遊園内には52点のレトロな遊具が設置されており、定期的にメンテナンスを行い、大切に守り続けています。「ワニワニパニック」や「機関車」など、レトロな遊具が現在でも楽しめるのは嬉しいポイントです。
屋上遊園地といえば、やっぱりこのゴーカート！こちらも引き続き設置されており、お子さんたちに人気のアトラクションです。
コイン遊具はどれも100円で遊べるものばかりなので、1,000円もあれば大満喫できるのも、うれしいポイントです。
④イベントスペース＆充実のレストスペース
人工芝の円形広場では、地域の飲食店とのコラボやアートイベントが予定されており、「ローカリティ」「クリエイティビティ」「サステナビリティ」のテーマのもと、誰でも楽しめるイベントが実施されます。
また園内には、さまざまな場所にレストスペースも完備されており、ゆったりとした時間を過ごしながら、イベントや周囲の景観を楽しむことができます。
大きな遊園地では身長制限で乗れないアトラクションが多いですが、屋上遊園地なら小さなお子さんでも楽しめる乗り物が充実しています。さらに入場料も不要なので、気軽に立ち寄って遊具を楽しめますよ。
リニューアルを経て、より魅力的に生まれ変わった屋上遊園。ぜひご家族や友人と訪れて、新旧の遊具やイベントを満喫してみてください！
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