目次
未来デザインラボは、住宅会社「ラ・カーサ」、建築設計事務所「間宮晨一千デザインスタジオ(1/千) 」、マッチングプラットフォーム「SUVACO」が中心となり、各分野の専門家や学生などの若い世代と共によりよい未来の生き方・風景について考えます。
じゃあ、「未来を考えるって具体的に何をしているの?」「未来デザインラボって何?」と疑問に思われる方も多いのでは?今回はこれまで行ってきたイベントをご紹介しながら、未来デザインラボについて触れていきたいと思います。
ラ・カーサが未来デザインラボに参加する理由
世の中は大きく変化をしています。2008年をピークに人口は減少し、少子高齢化や晩婚化が進んでいます。また、インターネット発達など技術革新により、著名な講師の授業をオンラインで聞いたり、SNSで世界中の人と繋がれたり、といったことが可能になりました。
さまざまな情報が獲得できるようになったことで、人々の価値観や消費行動も大きく変わりつつあります。家や車というモノの消費は影を潜め、代わりにシェアカーやシェアオフィスなど所有できないのであればシェアしようという流れになっています。
私たちは、住空間を生業にする者として、現時点から見えるこれから先の社会や価値観を、さまざまな角度から学び、お客様の暮らしの提案や住宅設計のデザインへ生かすことはもちろん、これからの社会のあり方、会社や事業のあり方についても学び研究していきたという思いから、未来デザインラボに参加しています。
誰でも参加可能なレクチャーイベント
「オープンラボ」
ブランディング・ソーシャルデザイン・建築・不動産・起業支援家など、さまざまな方面で活躍されているゲストをお呼びしてお話を伺います。どなたでも参加可能なレクチャーイベントです。未来デザインラボのホームページ上に当日の講演内容をレポートしていますので興味のあるものは是非ご参加ください。
第一回目はクラフトビール「COEDO」や抹茶カフェ「nana’s green tea」を手がけられたエイトブランディングデザインの西澤さんにお越しいただきました。
六本木にある入場料のある本屋。“文喫”のデザインに関わられた野崎亙さんにお越しいただきました。
学生たちと一緒に考える
「オープンゼミ」
オープンラボで学んだことを学生たちと一緒により深く考えるのが、オープンゼミ。愛知県の大学生を中心に、オープン形式のゼミを行い、意見交換しながら、レクチャー内容をより深めていきます。こちらもテーマによりますが大人も参加可能です。株式会社リビタの綾村さんにお越しいただいた、「自分の居場所の見つけ方」のワークショップには、ラ・カーサの社員も参加しました。
株式会社リビタの綾村さんによるワークショップ「自分の居場所の見つけ方」
株式会社ブルースタジオの吉田雅史さんによる「都市開発を体感しよう!」
未来の風景を考える
中電不動産株式会社主催、株式会社デンソー協力、未来デザインラボ企画・運営のもと名古屋市緑区に存在する土地を舞台に学生コンペを開催しました。テーマは「令和に向けた街の豊かさを企画せよ!」。これからの令和を担い、柔軟な発想を持っている学生のアイデアを募りました。10/5(土)には、本コンペの表彰式と、審査員のお一人である起業支援家の牧野隆広氏のオープンラボを予定しています。
コンペサイト:https://miraidesign-lab.jp/event/p682/
審査委員長と企画委員の先生方との座談会
https://miraidesign-lab.jp/wp/wp-content/uploads/2019/09/zadankai.pdf
同時開催で、愛知県の大学生と「街の豊かさを作る新しいしくみづくり」のワークショップを行っています。
最後に、未来デザインラボとは。
未来デザインラボは、これをしています!と一言では言えませんが、未来に向けてさまざまなアプローチをしています。明確なことが言えないのは答えがないからです。未来に答えはありません。
ただ、価値観が多様化していくなかで、個人が「私がどう生きたいか?」が問われる時代であり、そんな人々が住まう街、職場、家というあり方もきっと今までとは様変わりしてするはずです。色々な分野で活躍される方の話を伺いながら感じていることは、それぞれの価値観に合わせてものをつくる、もしくは心の奥に眠る人が共通して思う心地よさや喜びを感じることをつくりだす、もしくは自分たちがこうしたい!を打ち出して、そこに共感できる人が集う仕組みといったアプローチをしながら、人の琴線に触れる何かを創っているということです。
オープンしてまだ一年ですが、知見を積み重ね点と点を線にして、未来デザインラボから社会に考え方、仕組み、デザイン様々なことを発信していければと思っております。
興味ある方は是非、オープンラボやオープンゼミを覗きにいらしてください。
イベントページ:https://miraidesign-lab.jp/event/
レポートページ:https://miraidesign-lab.jp/reports/