エアコンいらずで快適空間?!風を使わない冷暖房システム「光冷暖」
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光冷暖のデメリットや注意点
このように遠赤外線の通り道をつくることで、家全体に熱が行き渡りやすくなります。できるだけ、壁で仕切らない間取りにするのもポイント。
ー メリットがたくさんの光冷暖ですが、デメリットや向かない人はいないのでしょうか。
木村代表:「エアコンのように送風ではないので、冷たい風をガンガン浴びたいという方には向かないかなと思います。また、お客様からいただいた声としては、「家中が暖かいから、野菜を置く場所がない」というものもありました。寒い廊下を冷蔵庫や保管場所として使うということはできなくなってしまいます。その方には、野菜を保管する場所を別でご提案させていただきました。」
木村代表:「注意点としては、家の断熱をしっかりとしないと効果を発揮しません。Low-E複層ガラスの窓ガラスにしたり、壁内に遮熱材を入れるなどして断熱性を高めます。エアコンは断熱が弱い家でも、無理やり温めたり冷やしたりできますが、「光断熱」はそうはいきません。リフォームの場合は、家そのものの断熱工事も一緒にご提案させていただいています。
実は光冷暖は20年ほど前からある仕組みなんです。ですが、当時は家の断熱性能が十分ではありませんでした。住宅の性能が追いついてきたことで、近年普及が進んでいます。」