自由な発想で「見立てる」空間づくりをするリノベーション会社「mokumosi」
目次
mokumosi storeのオープン
2018年6月には、ECサイト限定だった「mokumosi store」の実店舗をオープンさせます。
−なぜ、実店舗をオープンさせたのですか?
神田さん:「mokumosi storeをオープンさせたきっかけは、建築の仕事をしていく中で、お客様からこういうパーツや家具ないかな?って相談を受けることが多かったことなんです。ECサイトですとどうしても現物に触れられないので、照明や雑貨、パーツ、ヴィンテージアイテムなどを集めて店で扱えたらなって想いがありました。
商品は、工業製品で、工場で使われていたものだけど、自宅でもかっこよく使えるもの。あとは什器やヴィンテージアイテムも買い付けをして、リペアして売っています。一見男性的なアイテムが多く感じますが、女性客の来店のが多いんですよ。奥には商談スペースもあるので、今後は、ここでお客様との打ち合わせをしながら、空間づくりの相談をしていきたいですね。」
ここからは、mokumosi storeで気になった商品をいくつかピックアップしてご紹介していきます。
ヴィンテージの木製チェア
25,000円(税抜)
店頭ではさまざまなヴィンテージチェアがそろっています。こちらは北欧デンマークのもので、フレームはチーク材を使用。mokumosi storeでは、年代やデザイナー、ブランドは意識せず、雰囲気がいいものを中心に選んでいるそう。座面のファブリックは張り替えをしています。
工場で使用されていたキャビネット
12,000円(税抜)
こちらはインダストリアルな雰囲気満点、工場で使われていたキャビネットです。最大の特徴はとても丈夫なこと。工場内のパーツを収納していただけに、1段、1段しっかりしています。
落ちないSフック
S 2コ:480円(税抜) / M 2コ:540円(税抜) / L 2コ:700円(税抜)
こちらはアルミ素材でできたSフックです。キッチンツール、クローゼット内のバッグ、お風呂場にのタオルなどさまざまな生活シーンで活用できます。
店内では、このように照明を引っ掛けるアイテムとして使われていました。
丸形カプセルランプ A
23,000円(税抜)
こちらの照明はもともと船舶等で使われていたものです。基本は平置きですが、壁付けタイプに変更も可能。お部屋の雰囲気づくりにいい味を加えてくれそうです。
型吹きガラスの試薬瓶
3,000円(税抜)〜
こちらの商品は、中に入ってるドライフラワーがメインではなく、実はビンが主役なんです。国内の数社の製瓶(せいびん)工場に残る僅かな人の手仕事によったつくられたもの。
架空の生物学者が試薬瓶に植物を入れて標本にしたものという設定のプロダクトなので、ドライフラワーが入っています。こうして、ドライフラワーを従来とは違った形で提案することで美しさが増します。また、製瓶業界の活性化、そのどちらにも「再生」の意味を込め、この企画が立ち上げられたそう。お部屋のインテリアやプレゼントにもぴったりなアイテムです。
アルミ丸ケース
1,400円(税抜)
最後にご紹介するのが、こちらの丸型のケースです。これはなんだと思いますか?実は、アルミのバターケースなんです。1960年代に製造されたもので、ドイツ軍で使われていたとか。小物入れとして使ったり、お部屋のディスプレイとして活用してもいいですよね。
mokumosi storeでは、ご紹介した商品以外にも、日常使いできるアイテムから、使い方次第ですてきなインテリアアイテムに変わるものまでさまざまなアイテムを取りそろえています。ぜひ店頭で確認してみてくださいね。
※商品の在庫状況はウェブサイトをご確認ください。
©︎朴の木写真室
今回、代表の神田さんにお伺いして自由な発想で空間づくりをされているのが、とても印象的でした。「mokumosi 」という名前の由来の通り、言葉に意味を持たせない代わりに、フラットな気持ちでお客様と接していきたい。という想いがデザインにも商品にも表れている気がします。
茶の湯の世界で金属製品やガラス製品を茶道具として活用して「見立てる」ように、”ものを本来のあるべき姿ではなく、別のものとして見る”ことで、空間づくりがもっと楽しくなるのではないかと感じました。mokumosi storeでは、おもしろいアイテムがたくさんそろっていますので、ぜひ足を運んでみてくださいね。