改めて知りたい!知られざる名古屋の8つのこと

愛知
掲載日:2020.03.25

4M(よんえむ)とSSK(エス・エス・ケー)って?

名古屋には良く分からない幾つかの符号があります。 「4M」というのは、名古屋の四大百貨店、名古屋駅前の「名鉄百貨店」、栄の「松坂屋」「三越」「丸栄」の頭文字がすべて「M」であることからひっくるめて「4M」と呼ばれいます。ただ、今ではタカシマヤが売り上げ1位を誇っており、丸栄は閉店してしまったので、最近では使われることも少なくなりました。

4Mと違い、現在でも健在のが「SSK(エス・エス・ケー)」です。SSKとは名古屋の女子大御三家とも呼ばれている椙山女学園大学のS、愛知淑徳大学の淑徳のS、金城学院大学のKを並べたもの。SSKの同窓生は母親・祖母・曾祖母の代から卒業生という家系が少なからずあり、3代4代と続いてSSKの附属から大学までの出身者の場合もあります。

※愛知淑徳大学は大学のみ共学

「スガキヤ」はラーメンではなくおやつ

引用元画像:http://www.sugakico.co.jp/menu/

中部地区を中心に展開するラーメンと甘味を提供するチェーン店「スガキヤ」。東海地方の人は子どもの頃から親しんだ方も多いのではないでしょうか。筆者も高校生の頃は毎日のように学校帰りにスガキヤを食べていた時期があります。

県外の人からすると、スガキヤはラーメンという認識ですが、地元の人からするとおやつ感覚。”スガキヤという食べ物”なんです。ラーメンが食べたいときはラーメン店に行きます。「スガキヤ食べたいな〜」となってスガキヤへ行くんですね。そしてシメには必ずソフトクリームやクリームぜんざいを注文します。

関東地方には店舗がないので、東海地方へ来たときはぜひ食べてみてくださいね!

名古屋は映画ロケ地の宝庫

実は名古屋、映画・ドラマ・CM・ポスターなどのスチール撮影など、年間100件前後のロケが市内で行われているんです。歴史的建造物や昔ながらの商店街など、ロケ地にふさわしい場所が街のあちこちに存在することから、多くの撮影に採用されています。

名古屋市市政資料館は岡田准一主演の「SP 革命編」や阿部サダヲ主演の「謝罪の王様」、「花より男子2」では加藤夏希扮する大河原滋の財閥ビルに。

有村架純主演のビリギャルのロケ地のひとつとなったのは「上野天満宮」、竹内結子主演の「ストロベリーナイト」では、「愛知県警察本部西交差点」がロケ地として使われるなど名古屋各所がロケ地になっているんです。

喫茶店文化の背景は茶の湯

名古屋といえば、モーニング文化が外せません。名古屋市内には約4,000軒の喫茶店があり、生活に密接しています。実はこのモーニング文化、茶の湯の文化が背景にあるとされているんです。

江戸時代、尾張徳川藩政期から茶の湯文化が武家だけでなく庶民の間にも浸透しており、茶道に熱心でした。加えて海・山・平野に囲まれた豊かな環境は、生産性が高く庶民の暮らしにもゆとりがあり、お茶で一服する習慣が根づいていました。

茶の湯のおもてなし精神は近代になっても“一服の場”として喫茶店を求めることとなり、現代的に発展させたのが、喫茶店でのコーヒーとモーニングです。こうした時代背景が現代でも形を変えて私たちの生活に息づいています。

今回は知られざる名古屋のことをご紹介しました。ライフデザインズでは、魅力に欠ける都市ナンバー1と言わせないくらい、魅力的な名古屋の情報を今後も発信していきます。お楽しみに!

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