1日1組貸切の和モダンな宿「ザニンジャマンション」 豊田市自然あふれるスロー時間を贅沢に満喫

豊田市
掲載日:2021.06.14

家族と過ごした思い出がたくさん詰まった場所を
どうしても残したかった

オーナーの勝瀬さん(左)と、窮地を救った秋山さん(右)

「ザニンジャマンション」のオーナーは若干18歳の勝瀬さん。2021年の春にオーナーに着任したばかりで、その年齢にも驚きましたが、そもそもどういった経緯で今に至るのか
お聞きしました。

– 18歳という年齢に驚きました。どういった経緯でオーナーに?

勝瀬さん:「そもそも僕の祖父母が暮らしていた家なんです。50年前にこの家を祖父母が買い取って修繕して暮らしていたのですが、4年前に改装して今の形でOPENしました。
最初のうちは祖母がひとりで切り盛りしていたんです。

1年半くらいたったころ、祖母が腰を悪くして思うように動けなくなり、どうしようかということになりました。でも手放すのは悲しい。僕も小さい頃からよくここに遊びにきていたので、思い出の場所を残していきたいという思いが強くありました。」

– その頃はまだ高校生ですよね?進路とかほかにやりたいこととかは?

勝瀬さん:「高校を卒業したら留学したかったんです。海外に興味があっていろいろな体験をしたかった。ただコロナの影響でそれも叶わなくなり断念。それならと、小さいころから大好きだったこの家の経営に参加したいと、オーナーになることに。」

– 秋山さんとはどういったご関係なんですか。

秋山さん:「もともと僕は兵庫出身で、当時は淡路島で地方創生の仕事に就いていました。
そんなとき上司からこのお話をいただきました。上司というのがオーナーの叔父さんです。」

– 縁もゆかりもないこの土地に来ようと思ったきっかけは。

秋山さん:「地方創生を企業や会社単位で行っているところはありましたが、個人で取り組んでいる人が少なく、今後は個人同士や横のつながりを強化したい、そのための先駆けになりたいと思い、勉強と経験を積もうと思い参加しました。最初から2年と決めていたので、実は僕はこの9月(2021年)までなんです。」

秋山さんは、勝瀬さんの祖母の道子さんが腰を悪くしたことで現場を任され、ザニジャマンションを支えてきました。

2021年秋からは勝瀬さんお一人での対応になりますが、勝瀬さん曰く、「これからは意味のある、目的を持った宿選びになる」ということで、そのための新しい企画も進行中ということなので、楽しみにしたいですね!

五平餅の手づくり体験をしてきました!

「ザニンジャマンション」では、五平餅の手づくり体験もできます。

一度は食べたことがある人も多いかもしれませんが、実は五平餅って豊田市が発祥の地って知っていましたか?

今回はそんな豊田市の郷土料理、五平餅を自分で一からつくる体験をしてきました。

道具や材料はすべて用意してくれます。まずは、お餅につけるタレに入れる具材から。

左から、ピーナッツ、くるみ、松の実ですが、これらをすべてジップロックに入れます。

通常の倍以上はある大きさのすりこぎ棒で叩きます。日頃のストレス発散も込めて(笑)、かなり細かく砕きます。

これくらい細かくなればOK。

そして、最初に用意されていたタレに、さきほど潰したナッツ類と、すりおろしたしょうが、白ごまを入れます。

ちなみにこちらのタレ、ベースはもちろん八丁味噌。さとう・みりん・酒を配合して煮詰めたものです。

潰したナッツ類としょうが、白ごまを入れて……

すべて混ぜ合わせたらOK!これだけでも美味しいです。

ではいよいよお餅づくりです。2合分(2名分)の炊いたお米をよく潰していきます。お米は地元豊田市でとれた「ミネアサヒ」という品種で、もっちりと粘りがあるのが特徴。棒で押してねじって潰すようにするのがコツです。

粘りがでてきたら中央にまとめて寄せて、棒を垂直に立てます。できあがりのサインはそのまま棒を持ってボールごと持ち上がればOK!

うわ~あがりました!!すごい粘着力です。

ではいよいよ次は五平餅を串にさす工程です。専用の型にラップを敷いて、さきほどのお米を片手でひとにぎりつかんで型に入れます。

お米を型通りに上から潰して押し込みます。

串をその上に置き、ギュッと押し込みます。

両サイドの盛り上がったお米を棒が隠れるように覆いかぶせて形を作り、ラップをかけてギュッと押し込んだら完成です。

きれいなラウンド型に仕上がりました! ちなみに1人2本つくれるのですが、1本目は先ほどの型通りでつくりますが、2本目は自由に好きな形でつくっていいそうです。

例えば、お魚や……

ハート型など……。家族や友達とワイワイ言いながらつくると盛り上がること間違いなし!

ではいよいよ囲炉裏で焼いていきます。まずはそのままのせて焼きます。まるで焼き鳥のように、目の前で炭火であぶりながら体験できるのも貴重です。

お餅の表面が水分で少しパリッと乾燥したら、裏に返して同様に。

一度取り出して、最初に作った味噌だれを両面に塗ります。

そこからは味噌が香ばしく焼けたら完成です。そばで丁寧に教えてもらいながらなので、初めてでも上手に美味しくつくれました!

そしてお餅のほか、お味噌汁とお漬物がセットでいただけます。(写真は1本ですが、本来は1名2本)。もともとがお米なので、2本あると食べ応えも十分!

ちなみに五平餅は体験プランでも可能ですが、朝食にこの五平餅が付く「1泊2日朝食付プラン」もあるので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

ドッグランやBBQ・ソロキャンプ場まで

こちらは正面玄関となる長屋門です。2階建ての長屋門はなかなかお目にかかる事がなく、大変希少です。また、玄関そばには存在感たっぷりのもみじの木がお出迎えしてくれます。

こういった玄関も今では珍しいですね……

玄関を抜けると、正面に丘に登る階段があるので登ってみましょう。

目の前に開放的な広場が広がっています。ザニンジャマンションはペットとの宿泊もOK!わんちゃんのドッグランの場所としてノーリードでOKなので、わんちゃんものびのびと
楽しめますね。

BBQができるスペースも。1泊2食付プランでは夏場はBBQプランが人気とか。家族や友達同士でワイワイ楽しい時間になること間違いなし!

また、最近はソロキャンプが人気ですが、キャンプスペースの貸し出しもしています。それぞれのサイト(場所)が離れた距離にあり、雰囲気やまわりの環境も違うので好みの場所でゆったり過ごせそう。

こちらは、豊田の下佐切町が一望できる絶景の場所。ここもソロキャンパーの人気の場所です。里山の風景を贅沢にひとりじめ!

蔵はカフェバーに改装中、古民家宿泊のプライベート感を更に強化するため、キャンプやドックランの受付もこちらに移ります。

慌ただしい喧噪の中、ここにくると日本の里山の風景、鳥のさえずり、季節のお花など、
自然にとけこみ、自然に癒される、そんなスロー時間が過ごせます。ぜひゆっくりお泊まりやドライブがてら遊びにいかれてみてくださいね。

スポット詳細

【ザニンジャマンション】
住所:愛知県豊田市下佐切町日カゲ15
電話:070-8476-5757
宿泊:お一人1泊朝食付(五平餅)プラン 13,000円(税別)
   お一人1泊2食付プラン 17,000円(税別)
   ※そのほか各種プランあり
利用人数:1名~最大6名まで
アクセス:東海環状自動車道「鞍ヶ池PA」より約10分

https://www.ninjamansion.com/

結婚情報誌、美容、飲食を展開する出版社に約9年勤務。結婚を機に退職後は旅行好きが高じてフリーライターへ。家の転勤で福岡・広島を経由し、現在は名古屋市在住。愛知県はもちろん、東海3県の魅力を満喫&発掘中。得意分野は神社や温泉、そのほか美味しいものも大好き。地元の人の「当たり前」にプラス「新たな発見」をお届けします。

https://www.kzm-trip.com/

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