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名古屋駅の西口より徒歩5分の場所にある築50年のビルをリノベーションした「ホリエビル」。ビルの1F「NA」はフリーペーパー専門店「ONLY FREE PAPER(オンリーフリーペーパー)」と、ホットケーキとクリームソーダが自慢の喫茶店「喫茶River(リバー)」。2F、3Fにはギャラリースペース「NA2」とオフィスが入居。名古屋の新たなカルチャースポットとして注目を集めています。
今回は、ホリエビルの運営を手がける堀江浩彰代表に、フリーペーパーや喫茶店、ホリエビルの今後の展望などじっくりとお話を伺ってきました。
駅西の新たなカルチャースポットとして
堀江さんの本業はデザイン会社のプロデューサー。他にもフリーペーパー「屋上とそらfree」を手がけられています。
−ホリエビルをはじめようと思ったきっかけは何ですか?
堀江さん:「僕は生まれも育ちもこの駅西の辺りなのですが、僕が学生時代の頃って「生活創庫(※現在ビッグカメラが建っている場所あった若者向けショッピングモール。)」が駅西のランドマークで、今よりもカルチャーのにおいがする街だった気がするんです。2027年にはリニアの開業が控えていることもあり、街が日々変化していくのを感じながら、地元の人間の一人として、何か面白いことができればなと思っていました。」
堀江さん:「そんな中、実家が「堀江ビル」として所有していたこのビルが空き屋になったんです。両親に新たなビルの活用方法をプレゼンテーションして、僕が引き継がせてもらうことにしました。こうしてビルをリノベーションし、駅西エリアの新たなカルチャースポットを目指して「ホリエビル」として生まれ変わらせることになったんです。
ホリエビルが目指しているのは、かつて僕が生活創庫に行けば、何か面白いものがあると感じていたような、ワクワクする面白い場所。気軽に近所の人がふらっと立ち寄れるような場所を目指してホリエビルをスタートさせました。」
ホットケーキのおいしい喫茶店
−なぜ喫茶店とフリーペーパー専門店だったのですか?
堀江さん:「昔はこの辺だけでも、両手の数以上は喫茶店が点在していたんです。今では、ほとんどがオーナーの高齢化やさまざまな事情によって閉まっています。そんな喫茶文化が根付いていた場所だからこそ、近所の方にも、気軽に立ち寄っていただける喫茶店をつくりたかったんです。
喫茶店をスタートするにあたって、特に力を入れたのが「ホットケーキ」と「クリームソーダ」です。僕が純粋に好きだったこともあって、ホットケーキのおいしい店を目指しました。ただ、喫茶店だけでは、面白みにかけるかな?と思いフリーペーパー専門店を併設することを考えました。」
昔なつかしい自慢のホットケーキはふわふわで最高です。通常は2段ですが、追加で3段にすることも可能です。
クリームソーダは4色から選べます。アイスクリームは、ソーダ水に合うようにバニラビーンズが多めのものを使用しているそう。細かい部分までこだわりが感じられます。