【ギリシャ ロードス島】エーゲ海に浮かぶギリシャの島ロードス

ギリシャ
掲載日:2020.08.02
【ギリシャ ロードス島】エーゲ海に浮かぶギリシャの島ロードス

スウェーデンから飛行機で4時間。日本からですと、一旦どこかを経由するルートで行くことできるエーゲ海に浮かぶギリシャの島の1つ、ロードス島(Rhodes)

ロードス市街地は、古代以来「港湾都市」として栄え、世界の七不思議の一つである「ロードス島の巨像」が存在したことでも知られています。また、その中世期の街並みは世界遺産にも登録されています。とても小さな島なのですが、なんと新石器時代より人が住んでいた痕跡があるとか。中世の時代にはさまざまな国から攻撃を受けました。

耳馴染みの無い方も多いと思いますが、今回、そんな旅行するのにとってもおすすめなギリシャの島、ロードス島をご紹介していきたいと思います。

ギリシャのロードス島

まずは見て下さい!この海の色。自然な海の色でこんな鮮やかな青が存在するのかと思うほどに印象的です。フィヨルドクルーズで見た夏のノルウェーの海、スペイン南部のアフリカ大陸をはるか遠くに臨むの海の色、日本の沖縄の綺麗な海の色ともまた違う、彩度の高い高い鮮やな色の海。

ギリシャのロードス島

Google Mapより

位置的にはギリシャの南のエーゲ海上に浮かんでいますが、ギリシャよりかなり南東に位置しており、ギリシャ本島よりもトルコの方が近く海を越えるともうすぐそこがトルコというロケーションです。地図上の星マークをつけた小さな島。

ギリシャのロードス島

こちらは、世界遺産に登録されている旧市街からちょっとだけ外に出たビーチの様子。皆自由に水着を着て海を楽しんでいます。大きなフェリーも見えますね。エーゲ海クルーズでもロードス島へ来ることができるんです。

旧市街含むロードス市街地は、ロードス島の最北端に位置しています。

ギリシャのロードス島

こちらが世界遺産に登録されているロードス旧市街の入口の1つ。旧市街はこのように大きな石の城塞でグルっと囲まれており、中へ入る為の大きな門がいくつかあります。遥か昔に、激しい戦いから街を守っていた事を彷彿させます。筆者は観光に便利だろうと考え、城塞の中の旧市街に宿をとりました。ロードス国際空港からロードス市街地までは、バスで片道300円ほど。交通量にもよりますが30分前後で到着します。

旧市街は世界遺産に登録されているだけあり中世の世界を色濃く残した建物が並びますが、バスの到着するロードス市街地にはZARAやBershka、スターバックス等お馴染みのお店が並ぶショッピングエリアです。

市街地から旧市街までは徒歩15分ほど。どちらに宿泊しても行き来しやすいのでお好みの雰囲気の立地を選ぶと良いでしょう。

ギリシャのロードス島

ギリシャのロードス島

筆者が到着したのは夜だったのですが、城塞の入り口をくぐり中へ入ると綺麗にライトアップされた店の数々でたくさんの観光客がロードス島の夜を楽しんでいました。

旧市街、多くの人で賑わっていますが、海外から来た観光客がほとんどですので、夜でも他の国と同様最低限スリなどに気を付けていれば、それほど治安が悪そうな雰囲気は無いので安心した事を覚えています。ただ、オフシーズンの冬にはお店は閉まってしまう所もあるようですので、冬に行く場合は事前の確認が必要です。

ギリシャのロードス島

ロードス旧市街の中心部は、先ほど紹介したレストランやカフェが集まる中心部エリアにお土産やさんもズラッと並んでいます。ギリシャの海を連想させる抜けるような青と白の商品が多く並びます。

ギリシャのロードス島

こちらは海ならではのお土産屋さん!船にお土産がぎっしり。

ギリシャのロードス島

ギリシャのロードス島

売っているのは貝殻に、ヒトデに海綿スポンジに……と、海に浮かぶ島ならではの、海でとれたものをボディケア用品にアクセサリーやインテリア雑貨にアレンジしたものばかり。

ギリシャのロードス島

ちなみにこちらのお店でお土産を見ながらひょいと下を眺めてみると、こんなに透き通った海の水が。魚もしっかりと見える透明度です。そしてこちらのお店、夜にも来てみたのですが夜も雰囲気がとっても素敵でした。

ギリシャのロードス島

お店のライトが白い沢山の貝殻に反射して明るく、とても幻想的な空間となっています!ヒトデの飾りが星のようにアクセントになっていて可愛いです。

ギリシャのロードス島

ギリシャのロードス島

ギリシャの島の思い出に、とっても良いお土産の品ばかり。筆者はここで写真に写っている天然の海綿スポンジを買ってその日から使ってみたのですが、肌に刺激なく洗えてとても良かったです!スウェーデンへ戻る前に追加で買ったほど。

値段はサイズによって違いますが、こちらのお店では大1つ8ユーロ、2つで15ユーロ、中が1つ6ユーロ、2つで10ユーロでした。ロードス島のあちらこちらでこの海綿スポンジが売られていたので、お勧めしたい1品です。

ギリシャのロードス島

場所は変わり、こちらは中世の鎧が店頭に飾ってあるお土産屋さん。旧市街中心部です。

ロードス島は「ロードス騎士団」に所縁のある地です。多くの戦いが長い歴史の中でありました。 ロードス騎士団とは、聖ヨハネ騎士団が1309年以来本拠地を移すにあたり「ロードス騎士団」と呼ばれるようになったもの。聖ヨハネ騎士団は11世紀に起源を持つ宗教騎士団で、テンプル騎士団、ドイツ騎士団と共に、中世ヨーロッパの三大騎士修道会の1つに数えられています。

こちらのお土産屋さんの右側のマグカップの赤い十字架のようなシンボルは騎士団のものです。

GYROS(ギュロス)屋さん

こちらは安くて美味しいのでハマッて何度か足を運んだGYROS(ギュロス)屋さん。ギリシャでは生地にピタを使ったギュロスが人気で、こちらのお店のギュロスもピタ生地のもの。ピタに、肉をグリルしたものを入れてくれます。

ギュロス

こちらが滞在中何度かリピしたギュロス。お値段なんとたったの2ユーロ!300円以下でこのボリューム。お店の人に「豚肉とチキンどっちがいい?」と聞かれ、「あなたのお勧めの方で!」と言ったら豚肉を出してくれたので、それ以来豚肉のギュロスをリピートしました。グリルした豚肉に、フライドポテト、レッドオニオンにトマトにサワークリーム。ジューシーで本当に美味しかったです!

ギリシャのロードス島

夜の街路。石畳に石の建物。さすが世界遺産に登録されている旧市街だけあり、歴史を感じさせる造りです。

ギリシャのロードス島

暗くなっても、多くの観光客で賑わっています。こちらはバーで水たばこを楽しむ一行。

ギリシャのロードス島

こちらはカフェのオープンテラスで寛ぐわんちゃん。

ロードス島では、多くの野良猫や犬を見かけたのが印象的でした。というのも、スウェーデンでは犬や猫はしっかりと管理されており動物愛護団体も手厚いので、野良犬、野良猫がほぼいないからです。筆者は10年以上スウェーデンに住んでいますが、一度も見かけたことがありません。

ギリシャのロードス島

旧市街の石の建造物にはためくギリシャ国旗。

さて、この素敵なロードス島のオーバービューを今回ザッとご紹介させて頂きましたが、次回より観光名所やロードス市街地から日帰りで行けるお勧めスポットなどを紹介していきたいと思います。

愛知県稲沢市出身。2007年1月よりスウェーデン在住。日本でプロボーカリストとして音楽活動に励んだのち、現在はフリーランスデザイナー、ライターとして活動中。スウェーデンから、リアルな北欧の暮らしを季節の写真とともにお届けします。

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