家族で行こう!楽しみながら学べる、東海エリアの「産業ミュージアム」特集

掲載日:2020.06.09

やきものを学ぶ!つくる!使う!
「愛知県陶磁美術館」

愛知県陶磁美術館

日本有数の窯業地域として知られている愛知県瀬戸市。ここには、やきものの町ならではのミュージアム「愛知県陶磁美術館」があります。国内最大規模のコレクションは、なんと7,000点以上。日本やアジアをはじめとする、世界各国のやきものについて学ぶことができる美術館です。

さらに、やきもの作りや絵付けの体験ができる「陶芸館」や、やきものでお抹茶が楽しめる茶室「陶翠庵」など、やきものを学んで、つくって、使える体験型の美術館なんです。

愛知県陶磁美術館常設展では、縄文時代から現代に至るまでの日本のやきものの歴史や、外国陶磁、現代陶芸、全国の古窯陶磁資料等が紹介されています。
西館では、「愛知県指定有形民俗文化財」である陶磁のこま犬が、常時100点ほど展示されています。

「愛知県陶磁美術館」では、実際に使われていた昔の窯をみることができます。こちらは、敷地内から発掘された平安時代〜鎌倉時代(12〜13世紀)の古窯である「南山9号窯」。すごい迫力です!


薄茶(抹茶)をいただくことができる茶室「陶翠庵(とうすいあん)」。抹茶を飲む茶碗は月替わりで入れ替わり、好きなもので飲むことができます。

【愛知県陶芸美術館】
住所   : 愛知県瀬戸市南山口町234番地
電話番号 : 0561-84-7474
営業時間 : 9:30〜16:30(入館は16:00まで)7/1から9/30:〜17:00(入館は16:30まで)
定休日  :毎週月曜日(ただし休日の場合は開館し、直後の平日を休館とする)
      年末年始

https://www.pref.aichi.jp/touji/index.html

トヨタグループの歴史と技術が学べる
「トヨタ産業技術記念館」

トヨタ産業技術記念館

日本が誇る一大自動車生産メーカーとして、世界のモノづくりを牽引するトヨタ自動車。そのトヨタ自動車を含むトヨタグループの歴史や技術が学べる記念館が、愛知県名古屋市の「トヨタ産業技術記念館」。

記念館というと少し固いイメージがありますが、同施設は子どもから大人まで幅広く楽しめる博物館として大好評なんです!その人気ぶりは、トリップアドバイザーが選ぶ「旅好きが選ぶ!工場見学&社会科見学ランキング」で、4年連続1位を獲得するほど。近年は海外からも多くの人々が訪れています。

館内には、「繊維機械館」と「自動車館」の2つの展示場があります。

トヨタ産業技術記念館のシンボルとして、ロビーに動態展示されている「環状織機」

繊維機械館では、約3,500㎡もの広々とした空間に、初期の紡ぐ・織るための道具から、現代の繊維機械まで約100台を展示。

スタッフによる実演や動態展示など機械音や詳しい説明を聞くことによって楽しみながら学べるのが魅力です。

延べ7,900㎡の広さをほこる自動車館では、トヨタの自動車づくりをさまざまな角度から紹介しています。

各時代を代表するトヨタ車が展示されています。

【トヨタ産業技術記念館】
住所   :愛知県名古屋市西区則武新町4-1-35
電話番号 :052-551-6115
営業時間 :午前9時30分~午後5時(入場受付は午後4時30分まで)
定休日  :月曜日(祝日の場合は翌日)及び年末年始
駐車場  :220台(無料)

http://www.tcmit.org/

伝統的工芸品「七宝焼」がまるごと学べる!
「あま市七宝焼アートヴィレッジ」

あま市七宝焼アートヴィレッジ

愛知県あま市を代表する伝統工芸品「七宝焼」。七宝焼とは、金属の表面に色とりどりのガラス質の釉薬をのせて焼き上げたもの。今回ご紹介する「あま市七宝焼アートヴィレッジ」は、七宝焼について、見て・触れて・学んで、七宝焼をまるごと楽しめる施設なんです。

「七宝焼ふれあい伝承館」は、導入ゾーン・作品展示ゾーン・動態展示ゾーン・七宝焼体験ゾーンの4つのエリアで構成。

施設内の「七宝焼体験教室」では、オリジナルの七宝焼をつくることもできますよ。

「作品展示ゾーン」では、常設展示室と企画展示室に分かれ、江戸から昭和初期の作品を中心とした尾張七宝の名品や道具を展示しています。

最後のエリアでは、尾張七宝の名品たちが紹介されています。

七宝焼が仕上がっていく工程を見学できるエリアもあります。この日は、植線の工程を行なっていました。

あま市七宝焼アートヴィレッジの魅力のひとつは、実際にオリジナルの七宝焼がつくれるというところ。(予約不要)親子のおでかけスポットとしてもおすすめですよ!

【あま市七宝焼アートヴィレッジ】
住所   :愛知県あま市七宝町遠島十三割2000
電話番号 :052-443-7588
営業時間 :
定休日  :毎週月曜日|祝日の翌日(ただし翌日が月曜の場合は、その翌日)|年末年始

http://www.shippoyaki.jp/index.html

実機7機を間近で見られる!
「あいち航空ミュージアム」

あいち航空ミュージアム

「県営名古屋空港」敷地内に2017年11月30日(木)にオープンした「あいち航空ミュージアム」。「空への憧れ」を呼び覚まし、「飛ぶとは?」を学び、体感させるをテーマにした
ミュージアムです。

国産旅客機「YS-11」や三菱重工業が製造した「MU-2」が見られる実機の展示ゾーンや、お子さまから大人まで楽しめる体験コーナーなど、航空機ファンはもちろん、ファミリーも楽しめる施設です。

飛行場にあるだけに、館内からは飛行機の離着陸を見ることも。

最大の見どころは、愛知県ゆかりの航空機など実機7機が間近で見られる展示ゾーン。

パイロット体験では、パイロットとしてフライトプランをつくることからスタートして、フライトシミュレーターを操縦します。

パイロットだけでなく、整備士体験もできちゃいます!

【あいち航空ミュージアム】
住所  :愛知県西春日井郡豊山町大字豊場(県営名古屋空港内)
開館時間:9:00−17:00(最終入場18:30)
休館日 :火曜(祝日の場合は翌日)
※8月は無休
※悪天候などの場合、臨時休館することがあります。
入館料 :大人 1,000円/高大生 800円/小中学生 500円
※団体見学・学校行事の場合は料金が異なります。

https://aichi-mof.com/

新幹線好きにはたまらない!
「リニア・鉄道館」

ニア・鉄道館

名古屋市港区金城ふ頭にある「リニア・鉄道館」。

東海道新幹線を中心に在来線から超電導リニアまで39両の実物車両を展示。また、時速500キロを模擬体験できる超電導リニア展示室や実物大の運転体験シミュレータなど、鉄道の歴史や仕組みを体験しながら学ぶことができるのも同施設の大きな魅力です。

左よりC62形式蒸気機関車、955形 新幹線試験電車、超電導リニアMLX01-1

根強いファンの多い「ドクターイエロー」の相性で親しまれている「922形新幹線 電気軌道総合試験車」。

「車両展示」エリアに展示されている車両はそれぞれ中に入ることができます。

面積約220平方メートル、レール総延長が約1kmにもなる日本最大級の面積を誇るジオラマ

外に展示してある新幹線車両では、列車内で飲食することもできますよ。

【リニア・鉄道館】
住所  :〒455-0848 愛知県名古屋市港区金城ふ頭3丁目2-2
開館時間:10:00〜17:30(最終入館は閉館30分前まで)
休館日 :毎週火曜日(祝日の場合は翌日)年末年始 12月28日~1月1日
    ※春休み、GW、夏休み等は火曜日も開館。

<入館料>
大人:1,000円
小中高生:500円
幼児:200円
https://museum.jr-central.co.jp/

今回は、東海エリアの産業ミュージアムをピックアップしてご紹介させていただきました。東海エリアには、そのほかにも自動車工業や繊維業など、さまざまな産業があります。今後もライフデザインズでは、楽しく学べる産業ミュージアムを取り上げていきますので、お楽しみに!

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