【スウェーデンの暮らし】紅葉が彩る スウェーデン秋の日常

スウェーデン
掲載日:2020.12.05
【スウェーデンの暮らし】紅葉が彩る スウェーデン秋の日常

秋真っ盛りのスウェーデン……と言いたいところですが、11月も日が進んでだいぶ冬らしくなってきました。ただ、まだまだ紅葉した落ち葉などは沢山残っているので、気分はまだ秋と言いたいところ。

オーロラ観光やアイスホテルで有名な北極圏のKiruna(キールナ)という街辺りでは、11月中旬で日の出が9時台、日の入りが13時台。日照時間が11月の時点ですでに4時間となっており、冬至へむけて更に更に日が短くなっていきます。

ストックホルム近郊では、日の出が8時台、日の入りが15時台です。Kirunaの辺りに比べるとまだ日が長いですが、それでもやはり15時台で夜が来てしまうのはちょっと「早いな」と感じてしまいます。

一枚目の写真は、Dagis(保育園)の皆で公園へ遊びに来ている子どもたち。こちらでは女の子2人が持参したフルーツを食べていました。

今回は、そんなスウェーデンの秋の何気ない日常の様子をご紹介していきたいと思います。こちらでは他のお友達が元気に遊んでいます。地面には枯葉がたっぷり。子どもたちはもう防寒はバッチリのいで立ちです。

公園の地面を見ると、子どもたちがチョークで描いたラクガキが。国が違えばラクガキの趣も一風違いますね。手前に何個かあるマス状で数字がかかれているものは、日本でいう「ケンケンパ」の海外版。英語ではホップスコッチ、スウェーデン語ではHoppa Hageホッパハーゲ)と呼ばれるものです。

こちらの写真にはアイスクリームのラクガキも。上手に描けていますね。

形は違えど、同じような遊びが世界に昔から伝わっているのはとても興味深いです。こちらでは、道路にたまにこのHoppa Hageのラクガキが残っているのを目にします。

そしてこの季節に大活躍なのが、こちら。スウェーデンには市街地にも大変大きな木が沢山あり自然が多いので、秋の紅葉した落ち葉も沢山。人々の邪魔にならないよう、頻繁に路面を清掃する方々が来てくれます。車で掃除したり、掃除機のようなもので葉を吹き飛ばしたり。

こちらは窓からみた清掃の様子。大きな荷台と清掃車、そして掃除機のようなものを背中に背負いホースを使って葉を吹き飛ばす人が2人。こうやってマメに綺麗にしてくれるのは大変ありがたいです。これが冬になり雪が積もると、除雪車などが頑張ってます。

秋の木の実の生る森の中で、黒猫に出会いました。

時期的にちょっともう少なくなってきましたが、キノコが沢山生えていたり。

落ち葉を清掃する前は、このような感じで道路一面が落ち葉の絨毯になります。

午後も15時をすぎると、こんな感じに日が暮れてきます。スウェーデンには高い建物があまりありませんので、360度、日がまだある方向から徐々にピンクになり反対側は青暗く…というパノラマのグラデーションを見ることが出来ます。空がよく見えるところにいると、太陽はこんなに速いスピードで沈んでいくのかと驚きます。

こちらは16時すぎ。外へ出てみるとうさぎが。1匹はちょっと見にくいですが、写真の中に2匹います。秋の始まりの頃には、野うさぎ達はここのリンゴの木から沢山落ちるりんごをよく食べていました。今もきっと、何か美味しい食べ物があるのでしょう。

こちらは最近街の広場に出店しているドーナツ・チュロス屋さん。スウェーデンでは珍しく、ちょっとした行列になっている時が多い屋台です。チュロスが珍しいので、そのせいかもしれません。屋台の左側には日本でもお馴染み綿菓子が。ちなみにスウェーデン語で綿菓子はSoker Vadd(ソッケルヴァッド)と呼ばれ、日本と同じくフェスやお祭りの時によく売られています。

所変わりこちらはスーパー。11月にも入ればお店は一気にJUL(クリスマス)ムード。スーパーの一角にも、サンタの絵と共に「ジンジャークッキーとグロッグ(北欧風ホットワイン)はコチラ」の看板が。JULにジンジャークッキーとグロッグはかかせません。

他にもお店へ入ると入口すぐにクリスマスコーナーが出来ていたり。

ここで1つ素敵なアイテムをご紹介します。

こちらの写真の左側の箱に入っているのはスウェーデン語ではÄNGLASPELと呼ばれる欧州と北米でクリスマスの時期に見られるキャンドルホルダー。キャンドルを灯すと、天使やそれぞれのデザインのモチーフがくるくると回転する仕組みのもの。

こちらの商品は天使ですが、他にもムーミンやサンタやヘラジカなどのモチーフのものもあり、薄暗い部屋の中でキャンドルに火をともすとくるくると回転して、部屋の中をゆっくりとそのモチーフの影が走るのでとても落ち着くインテリアのひとつです。

スウェーデンのPluto Produkto SwedenというメーカーのÄNGLASPELがとても可愛いので、良かったら商品ページを見てみて下さい。

Pluto Produkto SwedenのÄNGLASPEL一覧はコチラ

他にもこんなに大きな北欧のクリスマスの妖精Tomte(トムテ)や…
(ちなみにこの一番大きなトムテ、後日足を運んだら3つ売れていました!)

アドベントキャンドルが沢山店頭に並んでいます。

また追って、クリスマスの記事で色々とご紹介したいと思います。
以上、スウェーデンの秋の日常でした。

愛知県稲沢市出身。2007年1月よりスウェーデン在住。日本でプロボーカリストとして音楽活動に励んだのち、現在はフリーランスデザイナー、ライターとして活動中。スウェーデンから、リアルな北欧の暮らしを季節の写真とともにお届けします。

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