【スウェーデンの暮らし】Svensk Folkdans ~スウェーデンの伝統的なダンスと笑顔で迎える春~

2018.8.31
Svensk Folkdans

緑豊かな大自然、おしゃれなインテリア、ゆったりと流れる時間。北欧の暮らしって憧れますよね。特集「スウェーデンの暮らし」では、現地からリアルな北欧の暮らしをお届けします。紹介してくれるのは、スウェーデン在住のライター新谷 友海さんです。今回は、スウェーデンの伝統的なダンスと笑顔で迎える春をお届けします。

 


北欧に位置するスウェーデンは、冬は夜がとても長いです。北極圏へ行けば、1日中日が昇らない地域もあるほど。ストックホルム近郊でも、真冬の昼間の日照時間はわずか6時間ほど。春といえば、皆が皆待ちわびている時季です。今回、春が来た喜びをスウェーデンの伝統的なダンスで迎えた日の写真をご紹介したいと思います。

 

Svensk Folkdans

 

スウェーデンの伝統的なダンスは、ペアになり手をつないで輪になって踊るものがほとんどです。音楽は3拍子がメインな軽快な音楽。伝統的な衣装を身にまとったダンサー達がクルクルとリズムに乗せて踊る様子に、その場にいる皆から笑顔がこぼれます。

 

こちらの写真では、後ろで生演奏が行われているところが写っていますが、楽器は主にスウェーデン語で「fiol」と呼ばれるバイオリンです。他にも「Nyckelharpa(ニュッケルハルパまたは鍵盤ハープ)」と呼ばれるスウェーデンの民族楽器が使われることも。

 

Nykelharpa

 

こちらが「Nykelharpa」です。歴史をさかのぼると、1350年頃には使われていた痕跡がスウェーデン南部の島ゴットランドの教会のレリーフに残っているそうです。

 

ちなみにゴットランド島は、ストックホルムから出ているフェリーで行くことができます。「魔女の宅急便」のモデルになった街の1つだそうで、とても素敵な場所です。また他の機会にご紹介できたらと思います。

 

Svensk Folkdans


この日は5月のまだ寒さの残る良く晴れた日でした。ダンサーの皆も、後ろに写っている観客の皆もとても楽しそうですよね。男女ペアになったり、同性でペアになったりして踊ります。

 

Svensk Folkdans

 

どこの風景を切り取っても、笑顔の人たちが写っています。春が来る喜びはもちろんありますが、スウェーデン人はダンスが大好きです。1年に1度のビッグイベントの「Midsommar(夏至祭)」でも、皆で輪になって踊ります。

 

ちなみに、後ろに写っている赤茶色の木造の建物は、1900年前後に建てられたものです。趣と温かみがあって良いですね。

 

Svensk Folkdans


こちらにはこんなに可愛らしい観客も。

 

Svensk Folkdans

 

Svensk Folkdans


笑顔が溢れる伝統的なダンスで迎えたある春の日。イベントやお祭り事の際にこういった伝統的なダンスが披露されることも少なくないので、もしスウェーデンへお越しの際にそういう日と重なったらぜひ見に行ってみてください。素朴さと温かみを感じる時間となるでしょう。

 

【profile】新谷 友海
愛知県一宮出身。2007年1月よりスウェーデン在住。日本でプロボーカリストとして音楽活動に励んだのち、現在はフリーランスデザイナー、ライターとして活動中。スウェーデンから、リアルな北欧の暮らしを季節の写真とともにお届けします。