独特のユニークさで大人気になっている「竹島水族館」をご存知でしょうか?
竹島水族館は、愛知県蒲郡市に1962年に建てられた、日本で4番目に小さな水族館です。大水槽も、イルカショーもありません。ですが、年々来館者が増え、2018年度には過去最高の45万人を達成!「ユニークな展示が笑える!」「年パスが欲しいくらいおもしろい!」と話題沸騰中の、竹島水族館の魅力にたっぷりと迫ってみたいと思います。
※2023年6月:情報更新
目次
竹島水族館とは
入り口すぐの場所では、ミズクラゲが出迎えてくれました。
館内は、さささ〜と見学するだけなら、10分〜15分ほどで周れるくらいの広さです。
竹島水族館は、愛知県蒲郡市竹島町にある市営の水族館です。市営ということで、料金は大人500円(小・中学生200円)とかなりリーズナブル。
ですが展示内容はかなり本格的で、館内には、常時500種類前後・約4,500匹の生き物を展示しています。珍しいオオワニザメやタカアシガニをはじめ、地元の漁師が三重沖や和歌山沖で捕獲してきた深海魚が約100種類も紹介されています。
スタッフ紹介のポップ。これだけでもかなりおもしろいです。
竹島水族館の魅力は、なんといっても「アットホームさ」。館内のいたるところには、思わず笑ってしまうようなユニークな手書きのポップや解説文が添えられています。スタッフさんたちの「楽しく過ごしてほしい!」という思いやりがひしひしと感じられます。
今回は、そんな竹島水族館の魅力を4つのポイントでご紹介したいと思います!
竹島水族館の4つの魅力
① 思わず笑ってしまう!ユニークな手書きのポップ
竹島水族館をご紹介する上で欠かせないのが、手書きのポップ!竹島水族館は、「日本一解説が読まれている水族館」と言われているほど。館内には、いたる所に手書きのポップが貼られてあり、手づくり感満載!ゆる〜いイラストたちが、なんともクセになります。
「魚もご近所付き合いは大変です」。ジョーフィッシュの解説には、明日のジョーのイラストが!
バード・ビークの解説は、「驚きの吸引力」。タイトルだけでついつい読んでしまいます。
レッドテール・キャットは、最近はとても大胆になったそうです。笑 こうした解説を読んでいると、魚たちがとても身近に感じてきます。
ポップの中でも、特に話題になっているのが「魚暦書」。職歴・資格・どんな水槽で暮らしたいですか?など、その生き物になりきって、履歴書形式で紹介されています。一つひとつおもしろくてついつい読み込んでしまいます。解説を読んでいるだけでも、かなり長居してしまうので、時間を忘れないように注意です
② 生き物の習性を生かした展示方法
2つ目のポイントは、生き物の習性を生かした展示方法です。例えば、こちらは狭いところが好きなカサゴの習性を生かした「カサゴマンション」。
301号室のマエダさん、204号室のゆりやんちゃん。カサゴたちがくつろいでいました。
こちらは、ウツボのキモチ悪さを逆手にとった「ウツボ軍団水槽」。もはやアート作品のようです。
「上からサンゴ」は、2018年の再オープンのときにリニューアルされました。全面アクリルの水槽に一新し、これまでは水槽を上からのぞきこむだけだったのが、横からも見られるように。うつくしいサンゴをじっくりと観察できますよ。
③ 貴重な深海生物にタッチできる!「さわりんプール」
タッチプール「さわりんぷーる」は、竹島水族館の入館数アップにきっかけとなった大人気コーナー。
冬季期間は、タカアシガニ、オオグソクムシ、イガグリガニなどにタッチング(触る)ことができます。夏場は、身近な海の生物にタッチできますよ!(※深海生物がいる場合もあり)
大人気の「オオグソクムシ」
最初はエイリアンのような見た目に「おぉ…」と少し抵抗がありましたが、触れ合っているうちにかわいく思えてくるから不思議です。
水深200~600mの深海に棲んでいる「イガグリガニ」
「ウチワエビ」こう見えてもエビなんです。
「ナヌカザメ」お腹がプニプニしています。
大迫力の「タカアシガニ」
「パクパクおさかなプール」では、100円〜300円でエサやり体験ができますよ!ウミガメも一緒にいました。
④ ゆるさが魅力!アシカショー
竹島水族館では、大迫力なイルカショーはありませんが、ゆるさが魅力のショーが開催されています。
「アシカショー」を披露してくれるのは、南米チリ出身・アシカ類の「オタリア」のラブちゃんです。
ボールや輪投げのパフォーマンスを見せてくれます。トレーナーさんとの掛け合いが、コントショーのようで会場が笑いに包まれていました。近距離から見られるのも魅力!
「竹島水族館にはイルカがいないので、他の水族館ではイルカがやっていることも、ラブちゃんにやってもらいます〜」ということで、水中からのジャンプまで!アシカのジャンプなんてはじめて見ました。(ジャンプの後は、水がたっぷり飛んでくるので気をつけてくださいね)
1回のショー時間は、15〜20分ほど。10時30分、12時(土日祝のみ)、13時30分、15時に開催されています。16時頃からは、公開練習が行われており、ショーの種目や新技の練習などが見学できますよ。
2019年1月からは、新しく仲間入りしたミナミアメリカオットセイの公開トレーニングも開始されているので、こちらも合わせてチェックしてみてくださいね。
ユニークなお土産コーナー
最後はお土産コーナーへ!
オオグソクムシの粉末がせんべいにまぶしてある「超グソクムシ煎餅」。7本中の1本に15倍濃度で食用ウツボが入った「超ウツボサブレ」。チョコ菓子をお尻の部分から取り出す「カピバラの落し物」など、ユニークすぎるお土産がならびます。
どれでもインパクト大ですが、ちゃんとおいしいお菓子ですので、ご安心を!「超グソクムシ煎餅」は、累計売上数1万箱を突破したほどの人気ぶり。
たけすい限定のガチャガチャやオリジナルネームステッカーは、来館記念にぴったり!
蒲郡に行った時は、竹島水族館へ。
年パスも安い!
「年パスが欲しいくらいおもしろい!」というのが納得できるほど、独特のユニークさが魅力の水族館でした。ちなみに、年間パスは1,250円と、これまたリーズナブル。
一般的な水族館ですと大水槽の迫力や、数多くの生物たちのうつくしさに魅力され、解説をじっくり読むというのはあまり多くありません。ですが、竹島水族館の場合、ユニークなポップを楽しみながら読んでいるうちに、生物のこともしっかりと学べることに気がつきました。楽しんで、触れ合って、学べる「竹島水族館」。蒲郡を訪れた際には、ぜひ訪れていただいたいおすすめスポットです!