「食」をテーマにした本屋「tsuide(ツイデ)」。生産者とお客さんをつなぐ犬山の情報拠点に

犬山市
2022.12.27
「食」をテーマにした本屋「tsuide(ツイデ)」。生産者とお客さんをつなぐ犬山の情報拠点に

国宝・犬山城や城下町があり、活気あふれる犬山の街。名鉄「犬山」駅から徒歩6分ほどの位置に、食をテーマとした本屋さん「tsuide(ツイデ)」があります。

tsuideは、1階にお菓子屋さん「shirushi(しるし)」が入っているビルの2階にあり、shirushiのオーナー黒部さんとマネージャー長岡さんの2人が運営しています。

暖かな日差しに満たされた店内は明るく、とても落ち着く空間!食にまつわるエッセイや小説、レシピ、絵本など幅広いジャンルの書籍に加え、生産者のこだわりが詰まった食品・グッズなども並んでいます。

犬山駅から城下町へ向かう途中にあるので、観光の”ついで”に立ち寄りやすいのも嬉しいですね。

今回は、tsuideの魅力やお店に込められた思いなどをたっぷりご紹介します!

「ついでで終わらない出逢いの場」
をコンセプトに、
2021年11月にオープンしたtsuide

本屋「tsuide」がオープンしたのは、2021年11月29日。shirushiをオープンしたときからビルの1,2階を借りていて、もともと本が好きでいつかは本屋さんを営みたいという思いが、ついに形となりました。

コンセプトは「ついでで終わらない出逢いの場を」。犬山観光やお菓子を買いにきたついでに、気軽に立ち寄ってほしいという思いが込められています。

お菓子屋さんがつくる本屋ということもあり、並んでいる本はすべて「食」にまつわるもの。ひとことで「食」と言っても幅広く、レシピから育児書・絵本、エッセイ、小説、旅行、農業・漁業まで多岐にわたります。

現在、お店で扱っている書籍は約2,000冊!大まかなジャンルに分けて陳列されてるので見やすいのが嬉しいですね。

絵本コーナーは小さな子どもが見やすいように低い位置に置く配慮もされています。

中央のテーブルには、本だけでなく食品や雑貨も並んでいます。実は、地域のお店・生産者さんとお客さんとをつなぐことも、tsuideが大切にしていることの一つ。

お菓子屋さんのshirushiをきっかけに、犬山市内や近郊のお店・農家さんたちとつながりいろいろな声を聞いたお二人。お菓子以外のもので生産者さんの声や思い、気持ちを込めて作られた商品を発信することもtsuideの役割だ、と話します。

瀬戸内の柑橘まるしぼりジュースは無添加、果汁100%!

岐阜県産非加熱の天然はちみつは、八百津町でていねいに作られています。

食品のほかにもバッグや美濃和紙の懐紙など、雑貨もそろっています。

また、食に関する情報発信の拠点でありたいと考えるtsuideは、生産者さんと協力したイベントや、お店に足を運んでもらうためのイベントも行っています。

 
 
 
 
 
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過去には、複数のご家族と一緒にブドウ農家へ行き、ブドウ狩り体験をしたことも。実際に農家さんの仕事を知ってもらい、体験することで興味を持ってもらえたのだそう。

お店では、これまでに自家焙煎珈琲店や、カフェとのコラボイベント、おもひで写真撮影会、フローリスト、古道具店とのコラボイベントなどを開催。今後も、本との出逢いだけでなく、新たな出逢いのきっかけとなるイベントを行っていく予定です。

店主おすすめの本をご紹介!

お菓子屋さんが作る本屋「tsuide」では、食にまつわるさまざまな本が並んでいます。じっくりと眺めたり手にとって見たり、読みたい本を探すのは楽しいひとときですが、ときには人がおすすめしてくれる本を読んでみるのも、新たな発見や感動につながるかもしれません。

今回、オーナーの黒部さんとマネージャーの長岡さんに、おすすめの本を1冊ずつ選んでいただきました。

黒部さんのおすすめ:きょうのごはん(作:加藤休ミ)

ネコが近所を歩き、いろんな家庭の夕飯をのぞいていく絵本です。クレヨンとクレパスで描かれた味のある絵は、どれもとってもおいしそう!手作りコロッケやカレーライス、焼き魚……と、見ているだけでお腹が空きそうです。

黒部さん:「私が小さいとき、家に帰ってきたらまずお母さんに『今日のご飯何?』って聞いていました。自分にとって『食』を考えるとき、それが自分の一番最初の体験かなと思います。子どものときに感じた料理の匂いや調理中の音、家族で食べた時間というのは、大人になっても意外と覚えていますよね。好きな料理が夕飯に出て喜んだり、お母さんの味を思い出したり、そんな原体験を思い出せる、懐かしい気持ちになる本だと思います。」

長岡さんのおすすめ:世のなか 食のなか(著:瀬戸山 玄)

日本全国津々浦々訪ねて歩くドキュメンタリスト・瀬戸山玄さんが「暮しの手帖」で連載していたエピソードがまとめられた本です。

長岡さん:「これは、全国で頑張っている農家さんや漁師さん、酪農家さんなどの取り組みを書いている本です。自分自身が大切にしているテーマが『人と人とをつなぐ』『人と場をつなぐ』で、その延長にtsuideもあります。取り組みのなかにどんなこだわりや苦労があるのか、といったことがドキュメンタリーになっていて、興味深い内容です。地域のお店・生産者さんとお客さんをつなぐ、本と人をつなぐというtsuideのコンセプトにもピッタリだと思って選びました。」

今後は上のフロアも活用し、
さらに人が集まる場所を目指す!

現在、ビルの1階にお菓子屋さんshirushi、2階に本屋さんtsuideがありますが、3階と4階は空いています。今後は、上のフロアも活用して、さらに人が集まる場所、情報の発信拠点としていきたいとお二人は話します。

例えば、3階はギャラリーショップやポップアップショップ、4階はゲストハウスのような宿泊施設など。tsuideのコンセプト「ついでで終わらない出逢いの場を」でもあるため、生産者さんやクリエイターが宣伝できる場があり、ビルに人が集まるとより良い循環になりそうです。

表紙を眺めているだけでも楽しめるtsuideの店内

また、tsuideでは店主が本を選んでくれる「選書プラン」も検討しているそう。自分で本を選ぶ楽しさがある反面、好みの本ばかりを選んでしまい、なかなか読まないジャンルがあるのも事実です。誰かに選書してもらえると、自分では選びにくい本と出逢うきっかけになりそうですね。

季節の食材を使ったこだわりのお菓子屋さん
「shirushi(しるし)」

1階のshirushiは、季節の食材を使った焼菓子を販売しているお菓子屋さんです。クッキーやマドレーヌ、メレンゲなどの焼き菓子のほか、ショーケースには色とりどりのケーキも並びます。犬山のお土産やギフトにもおすすめです!

おいしそうなケーキが並ぶショーケース

お菓子はどれも一つひとつていねいに、素材にこだわって作られています。コーヒーとお菓子を楽しみながら読書をするのも、充実したひとときになりそうですね。

また、shirushiでは、こよみに合わせて季節の素材を使ったお菓子が届く定期便も人気です。自分のご褒美や大切な人のプレゼントに選んでみては。

tsuideへ行くには、shirushiの店内にある階段を上ります。カメラ屋さんの面影が残る階段もレトロで趣がありますね。

お菓子屋さんが作る本屋「tsuide」は、
新たな出逢いや発見がある犬山の情報拠点

私たちが生きるうえで、食べることは欠かせません。tsuideは「食」についていろいろな観点から考える・知るきっかけになる素敵な本屋さんです。書籍だけでなく生産者のこだわりが詰まった食品・雑貨も買うこともできるので、犬山を訪れる際にはぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

自分へのご褒美や大切な人へのプレゼントには、shirushiのおいしい焼き菓子と本をセットにするのもおすすめですよ。

スポット詳細

【本屋tsuide(ツイデ)】
住所   :愛知県犬山市東古券224-4 2階
電話番号 :0568-48-5523
Instagram :https://www.instagram.com/honya_tsuide/

 

【菓子屋shirushi(しるし)】
住所   :愛知県犬山市東古券224-4 1階
電話番号 :0568-48-5523
Web   :https://kashiya-shirushi.com/
Instagram :https://www.instagram.com/kashiya_shirushi/

愛知県名古屋市在住。コピーライター3年、広告代理店でメディア編集者3年を経てフリーランスへ。金融やSDGs、ファッションなど幅広いジャンルのメディアで編集経験を積む。現在はグルメ・トラベルを中心に取材や執筆を行う。

趣味は旅行、読書、お酒。国内旅行が好きで47都道府県を制覇し、現在は2周目を満喫中。自身でもお酒に関するメディアを運用し、365日文章にふれる生活を送っている。


https://twitter.com/izunoumi_110

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