小学5年生からの夢を実現!愛知県出身のAnyaさん、フィリピンのセブ島に寺子屋「Anya’s HOME」を開校。
目次
必修科目は英語・日本語・パラパラ
こうして2019年10月に誕生した寺子屋「Anya’s HOME」。現在は5〜16歳まで150人ほどの子どもたちが通い、無償で教育と食事を提供しています。
– Anya’s HOMEではどんな授業を行なっているんですか?
Anyaさん:「必修科目は英語・日本語・パラパラです。残りの2時間はそのときによって授業内容を変えています。どんな絵を書くのかアートの授業をしてみたり、ご飯をつくらない保護者も多いので包丁を使わないでつくれる料理を教えたり、あるものでシャボン玉をつくってみたり。
あと、今はコロナの影響でストップしてしまっていますが、「スタディツアー」という支援者さんたちの見学も行なっているので、その方たちに授業や会社紹介をしてもらうこともありますね。子どもたちはどんな職業があるのか知らないんです。開校した当初に「将来何になりたい?」って聞くと、ほとんどの子が「皿洗い」と答えるくらい。だからこそ、こうした授業を通していろいろな職業や未来があることを知ってもらえたらと思います。」
パラパラの様子や授業風景の動画などは、インスタのハイライトにあるので、ぜひチェックしてみてくださいね!
▼Instagram
https://www.instagram.com/ngos_anyas/?hl=ja
– 寺子屋でのルールはありますか?
Anyaさん:「Anya’s HOMEには29個のルールがあります。人を殴らない、モノを壊さない、動物を蹴らないなど、すごくシンプルです。そのルールを3回破ると退学としています。人生って何度もチャンスが訪れるものではないと思うんですよね。今も入学待ちの子どもたちがたくさんいます。今通っている子どもたちには、自分に訪れたチャンスを大切にして欲しいんです。」
– 子どもたちにどんなことを伝えていきたいですか?
Anyaさん:「絶対に叶わない夢はこの世にはないと思っています。私は高校も中退してしまったし、大学も結局中退してしまったけれど、こうして寺子屋を開くことができました。もちろん他の人よりは努力が必要かもしれませんが、諦めなければ叶う。
だから子どもたちには、生まれた土地がどうだとか、親がどうだとか、そんな理由で夢を諦めて欲しくないんです。そのためには私は厳しくもするし、悪者にもなる。今日生きるか死ぬかより、いつも未来を見て生きて欲しい!飢えをしのぐためにドラッグをやることよりも、人生は辛いこともあるけれど、もっともっと楽しい世界があることを伝えていきたいです。
寺子屋を卒業してやっぱりホームレスになりたいっていうなら、ホームレスになれば良い。その子が何をしたいかが大切。18歳で卒業するまでは全力でサポートしたいですね。」