先日街でとても可愛らしい名前のイベントの張り紙を見つけました。その名も「Äpple Dagar」(りんごの日)。はじめて聞くイベントでしたので、なんだろう?と気になり、さっそく開催日に足を運んできました。
もう日中の気温は15度前後、夜は10度ほどとなった秋まっさかりのスウェーデン。だいぶ紅葉も深まってきました。今は丁度リンゴの時期。一軒家の庭にもリンゴを植えているお宅が大変多いので、秋は庭にたくさんの赤く熟れたリンゴが落ちているのがスウェーデンの風物詩。
「りんごの日」の会場のある野外博物館へ到着すると、ありました広場の前に「Äpple Dagarあちら」のサイン!緑と赤のリンゴが沢山刺さっています。では「あちら」の方向へ進んでみましょう。
ちなみにこの日はとても良い天気だったので、このサインのある広場では多くのご年配グループや、子連れの家族が外のテーブルでピクニックやお茶をしていました。大きな鶏も自由に歩き回っています。
サインの方向へ進んでいくと、ありました!リンゴとカラスが飾られている「INGÅNG(入口)」と「UTGÅNG(出口)」のサイン。どうやらこの建物の前でÄpple Dagarは開催されているようです。
こちらが会場です。人はまばらですが、屋根付きのテーブルに沢山の籠に入ったさまざまな品種のリンゴが展示されています。すべてスウェーデン国内で採れるリンゴです。中にはご当地リンゴもたくさん。こんなにも多くの種類があるんですね。
こちらはCox’s promnaという種類。赤いもの、緑のもの、黄色のもの、沢山のリンゴが産地別に並びます。
こちらは「Lokala sorter(ローカルの品種)」という事で、すべて地元で採れるリンゴです。
例えばこの手前の籠はSävstaholmという品種。名前の下には収穫時期、スウェーデンのどのエリアで育てられるか、収穫可能時期、おすすめの食べ方、その他、とインフォメーションが書かれています。
本当に沢山の品種が会場の籠に並べられているのですが、大きいもの小さいもの、色も見た目もさまざまで、こんなに種類によって違うんだなぁととても勉強になりました。
会場に並べられているのは実はリンゴだけではありません。こちらのテーブルにはBär(ベリー)が。ベリーもスウェーデンの食生活には無くてはならないもの。
ブドウにラズベリーにブルーベリーにコケモモにブラックベリーにストロベリーに……と自然に近いスウェーデンの暮らしではよく採れる身近なベリー類をよく食べます。
こちらがベリーのテーブル。開催される4日間のうち最終日に行ったのでちょっとくたびれているものもありますが、それもご愛敬。ジャムに適したものやワインに適したものさまざまです。
そしてこちらはPäron(洋ナシ)のテーブル。洋ナシもリンゴやベリーのように、スウェーデン人の生活に馴染みの深いもの。家庭や職場でも、テーブルの上の籠に入れておいておやつやランチに洋ナシを食べるのもとてもポピュラー。スーパーにもたくさん並びます。
洋ナシは皆ほぼ色味は同じですが大きさや形が色々。洋ナシも国内で採れるだけでこんなに種類があるんですね。
他にもリンゴについて学べます。右側はスウェーデン国内で採れるリンゴの一覧。そして左側は「寒い春」「寒くて雨の多い春と夏」の場合リンゴの成長はどうなるかが書かれています。
「寒い春」の場合、花が霜でおおわれてしまい花粉を運ぶ蜂が巣から出てこないので、その年のリンゴは期待できない。そして「寒くて雨の多い春と夏」の場合は収穫は出来るが小さい実、病気の実、すぐに地面に落ちるものばかり……などとこちらも残念な結果になってしまうそう。やはり花粉を蜂が仲介していく春の気候がとても大事なのですね。
では最後に会場い置いてあったスウェーデン風アップルパイHerrarnas favorit(紳士たちのお気に入り)と名前のついているこちらのレシピをご紹介しましょう。
Herrarnas favorit(紳士たちのお気に入り)
【材料】
卵1個
砂糖 2dl
常温のバターあるいはマーガリン 1dl
小麦粉 2dl
ベーキングパウダー 1ティースプーン
リンゴ 3個【作り方】
卵と砂糖をよくかき混ぜてバターを加える。ベーキングパウダーを混ぜた小麦粉に流し入れてよく混ぜる。型へ入れたらスライスしたリンゴを飾り付ける。175度に温めたオーブンで45~50分で出来上がり。日本でも手に入る材料で簡単に出来ますので、是非作ってみて下さい!スウェーデンではバニラソースやアイスクリームと一緒に食べるのが定番です。
以上、スウェーデン秋の風物詩のリンゴが沢山集まったリンゴの祭典、Äpple Dagarでした。