ここがリサイクルショップ?小牧にあるリサイクルショップ『RE SQUARE BANUL(リ・スクエア・バナル)』はリサイクル業界のニュージェネレーション
目次
リサイクル業界に新しい命を吹き込む
BANULの誕生
店舗を構えず、業者販売をメインでやっていたそうですが、2016年にBANULをオープンさせることに。
若山さん:「この仕事を7〜8年とやっていく中で、いい家具や、いい家電製品、状態がものすごくいい商品がたくさん手に入るようになってきたんです。それまでは、量が多かったので、自分たちで店を構えて販売するっていう考えはなくて、リサイクルショップさんへの販売をメインでやっていたんです。」
若山さん:「なんかもうちょっとかっこよく、センスよく、ゴミにしちゃっているものを上手く見せられないかと思ったんです。リメイクや考え方を変えたり、提案の仕方を変えることによって、もっと良い商品の提供の仕方があるんじゃないかって。もともと家具とかインテリアがすごく好きだったこともあって、自分たちでリサイクルショップをやりたいなっていう想いになってきたんです。
ゴミがあるからこそ不用品回収っていう仕事が成り立つんですけど、かといってゴミが増えて欲しいとは思っていないんですよね。地球環境や世の中のことを考えたときに、自分たちの子供や孫世代へ居心地の良い環境を残していきたい。僕たちの仕事が本当に一番考えなきゃいけないことは、ゴミを減らすことなんじゃないかなって思ったんです。」
若山さん:「リサイクルショップをやるまでは、大きく傷がついていたり、グラグラしていたり、壊れかけのものなどはジャンク品として処分していたんですね。ただ今の時代、ジャンク雑貨とか、インダストリアルとか、ヴィンテージとか、すごく流行ってきていて、ちょっと見方を変えたらゴミじゃなくて、人が求めているものに変わる瞬間っていうのがいっぱいあったんです。そうなったときに、自分たちが集めてくるものの中で、お宝がいっぱいあることに気がつきました。。そういうゴミを減らす活動の一貫として、2016年の6月にこの場所にBANULをオープンさせました。」
ソファーやイスの種類も豊富。
毎回入ってくる商品が違う中で、いかにかっこよく見せるかにこだわっているそう。商品に”新しい命を吹き込む”ことで、捨てられるはずだったものが再び、誰かの手に渡り、輝きを取り戻していきます。
若山さん:「お店のコンセプトは、”新しい命を吹き込む”です。本来なら捨てられているはずのアイテムや、手を加えなければ誰も買ってくれないような材料とか、そういうアイテムを自分たちがリメイクしたり、ちょっと修理したり。もっと言うと提案の仕方を変えて、新しい価値を見出していく。新しい価値として提供していくっていうのを一番コンセプトにしました。
空間づくりは、思いつきでいつもやっています。日々入ってくるものが違うので見せ方を考えるのは大変なこともあるんです。このアイテムカッコいいなって思っていても、それが売れていくじゃないですか。次に何が入ってくるかっていうのは未知なので、入って来たものをじゃあこれどこに置こうかとか、これ何と組み合わせようとか、全部がアンティーク系なら、どういう風に置いても形は決まるんですけど、実際は多ジャンルの家具が入って来るので、見せ方を考えるのが楽しかったりもしています。」