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私たちの暮らしになくてはならない電気。そんな電気をはじめ環境やエネルギーについて楽しく学べるのが、名古屋市中区にある「でんきの科学館」です。1986年(昭和61年)に開館し、今年で35周年を迎えます。
さまざまな角度から探る「展示室」、科学のふしぎを解き明かす「おもしろ実験」、大画面でクイズやゲームに挑戦する「オームシアター」など、みどころ満載。大人も子どもも楽しめる科学館なんです。雨の日でも楽しめて、入場無料というのもうれしいポイント。
今回は「でんきの科学館」の魅力を、まるっとご紹介していきます。
でんきの科学館へのアクセスは?
「でんきの科学館」があるのは、市営地下鉄東山線・鶴舞線「伏見」駅の4番出口から徒歩2分の場所。車でお越しの場合は、駐車場(有料)が80台ありますよ。
さっそく受付へ!コロナウイルス感染対策として、受付票の記入を行なっています。
記入が完了した証として「スーパーおうむ君」のシールをいただきました!(シールは何種類かあるのでお楽しみに)
シールを胸に貼って、いざ電気の世界へ!
でんきの科学館の館内を徹底レポート!
展示室は2〜4階までありますが、まずは2階へ行ってみましょう。
2階:科学の歴史や仕組みを学ぼう!
いざ!電気の世界へ「ウェルカムゲート」|2階
ウェルカムゲートでは、地球のさまざまなエネルギーや資源について紹介しています。人が電気を発見してから、なんと2,600年以上も経っているのだそう。
近未来的な雰囲気にワクワクします!
奥に進んでみると、プラズマボールがずらり!その数なんと11個。
プラズマボールの表面にそっと触れてみると、電気が放電し手に集まってきました。電気を自在に動かせるなんて、まるで魔法使いになった気分です!
科学者たちの歴史をたどろう「電気の発見」|2階
「電気の発見」では、未知の電気に挑み続けた科学者たちの歴史をたどりながら、電気の仕組みを紹介しています。ゲーリケの「摩擦起電機」、エジソンの「エジソン型電球」、ボルタの「ボルタの電堆」など偉人たちの発明機械がずらり。
現在の私たちが電気を使えるのは、こうした科学者たちの研究のおかげですね。
実験で科学を楽しもう!「サイエンスプラザ」|2階
お子さんに大人気な「サイエンスプラザ」。サイエンステーブルやイライラ棒など、体験を通して科学について学べるコーナーです。
いざ、イライラ棒に挑戦!
制限時間内にゴールできました!!大人になっても、イライラ棒ってハラハラドキドキしますね。
続いて、3階へ行ってみましょう〜!
3階:電力マンの仕事や環境について学ぼう!
2020年10月にリニューアル!「電気の旅」|3階
2020年10月にリニューアルオープンした「電気の旅」のコーナーへ。「働く電力マン」がテーマです。
1番のみどころは全長16mにも及ぶ、名古屋の街を再現した巨大なジオラマ。発電に必要となる燃料の調達から電気がつくられて、おうちに届くまでの長い道のりがリアルに表現されています。
5台あるモニターでジオラマを見てみると、各エリアの電力設備の仕組みや役割、そこで働く電力マンの仕事を詳しく知れますよ!
地上100mの送電鉄塔で作業する電力マンの目線が体感できるコーナーも。
風が吹き、ゆらゆらと揺れているので、想像以上にリアルです……!!
高所作業車のバゲット部分に乗って、電力マンの目線で電柱設備を間近で見ることも。こんなにも大きな設備だったのかと驚きでした。
作業着を着て、電力マンになりきれるコーナーもありますよ!
じゃ〜ん!トリックアートで、本当に電柱に登っているような写真が撮れるんです。これは記念になりますね。
地球の環境やエネルギーの未来を考えよう!「地球とエネルギー」|3階
「地球とエネルギー」では、地球環境・エネルギー資源・発電の3つのゾーンに分けて、エネルギーと地球環境の問題について紹介しています。
特におすすめなのが「CO2スパイラルコースター」。二酸化炭素によって、自然や環境がどのように影響を受けるのかを、楽しみながら学べます。
家庭や街、発電や工場、運搬などによって赤いボール(二酸化炭素)がたまっていきます。
赤いボールはレールをつたって、地球環境のゾーンへ。
二酸化炭素は地球環境へのさまざまな影響(銀のボール)へと形を変えました。ざざざ〜と銀のボールが流れてくる様子は、少し怖さもあり、二酸化炭素がこんなにも地球環境に影響を与えているのだと痛感しました。
お子さんが環境について学ぶ最初のステップとしておすすめの展示です。
そのほかにも、浜岡原子力発電所5号機の1/4模型を使ったシアターや、
クイズ形式で学べるコーナーも!
迫力の大画面でクイズやゲームに挑戦!「オームシアター」|3階
続いては、でんきの科学館で1番人気という「オームシアター」へ!
350インチの大画面で自分でつくったキャラクターを操作しながら、さまざまなクイズやゲームに挑戦できるシアターです。
オームシアターでは6種類のクイズやゲームがあり、1回の上映で複数のゲームが楽しめます。
オームシアターの参加には事前予約が必要です。当日空席がある場合のみ館内の端末にて予約ができるので、「必ず参加したい!」という方は来館前にWEB上で事前予約をしておきましょう。
▼ご予約はこちらから
https://www.chuden.co.jp/e-museum/facility/omu_theater/
センサーに手をかざして操作します。
自分の顔を撮影してキャラクターをつくります。ハイ、チーズ!
キャラクターが完成しました。大画面で自分のキャラクターが動くなんて、ワクワクです。クイズやゲームの内容は、参加してからのお楽しみ!
では、4階へ!