【円頓寺】「ENDOJI BREWING」厳選したクラフトビール&広東料理を立ち飲みスタイルで!

名古屋 西区
掲載日:2024.03.28
【円頓寺】「ENDOJI BREWING」厳選したクラフトビール&広東料理を立ち飲みスタイルで!

名古屋で最も古い商店街の一つ、円頓寺商店街。アーケードのある、昔ながらのお店が立ち並ぶ中、新しいお店も増えてきて商店街の様子が少しずつ変化しています。

2023年6月10日にオープンしたクラフトビールと広東料理のお店「ENDOJI BREWING(エンドウジブルーイング)」もその一つです。天井まである大きなガラス窓が印象的で、商店街の中でもひときわ目を引きます。

全国各地のクラフトビールを厳選して、12個あるタップから注ぎたてを味わえるという贅沢。手間暇かけたこだわりの広東料理とともに楽しめるENDOJI BREWINGを今回はご紹介します。

※2024年3月取材時の情報です。

シェフの戸田さん(左)と店長の橋本さん(右)

店長の橋本さんとシェフの戸田さんにお話を伺いました。

シンプルな店内で、開放感ある立ち飲みスタイル

天井まである大きなガラス窓が目を引く外観

ずらりと並ぶビアタップはなんと12個も!

商店街の中でもひときわ目を引く外観から「なんの店だろう?」とついつい足を止めてしまいます。天井まである大きなガラス窓から中を覗くと12個のビールのタップがずらり。名古屋市内のクラフトビールが飲めるお店でも、これはかなり多い数です。

案内ポスターが遊び心あるゲーム風

シンプルなシルバーの立ち飲みカウンター

シルバーに光るL字型のカウンターとオープンキッチン。その奥には、ビールの醸造用の発酵タンクが並んでいます。白タイルで明るく、シンプルですっきりした店内。窓が大きいので圧迫感がなく、とても居心地がいいです。ふらりと立ち寄れる気軽さがあり、早い時間から営業しているので、さまざまなシーンで利用できます。

「こだわり」がたくさん詰まったお店づくり

丁寧にビールの泡を取る店長の橋本さん

オーナーとクラフトビールの出会いは、20年近く前。きっかけは、海外に住んでいる友人から勧められて飲んだクラフトビールだったそうです。そのビールのおいしさに、「いつかクラフトビールのお店を出したい」と決意。クラフトビール造りを一から学び、お店オープンの準備をスタート。

円頓寺商店街アーケード

そして、2023年に念願のお店を出店。場所は、ご縁がつなげてくれた円頓寺。他の飲食店も経営されているオーナーの「こだわり」がたくさん詰め込まれたお店となりました。厳選したクラフトビール、絶品の広東料理、気軽に寄れる立ち飲みスタイルなど、随所にこだわりのポイントがあります。

白と黒のお店のロゴが添えられたうすはりグラスでビールを提供

そのこだわりはクラフトビールのグラスにも。珍しい、うすはりのグラスです。ビアジョッキのような厚みのあるグラスとは違い、繊細で口当たりがソフト。細かな心遣いがより一層ビールの味を引き立てます。

一期一会!オーナーが厳選したクラフトビール

お店のビールはオーナーが実際に飲んで、感じて、「本当においしいと思ったビール」が並びます。この日のビールだけでも、アメリカ、東京、カナダ、和歌山、北海道、岐阜……まるで各地を旅している気分です。中には、他ではなかなか飲めないビールのブルワリー(醸造所)同士のコラボ銘柄などもあります。

− 毎日ビールが入れ替わると言うことですが、本日のおすすめはありますか?

橋本さん:「”おすすめビール”と言うのは無いんです。お客様の好みに合ったビールをお選びいただけたらと思います。選び方がわからないお客様には、お好みを伺いながらご提案させていただきます。メニューは毎日更新しています。次に同じビールが必ずあるわけではないので、一期一会を楽しんでいただけたらうれしいです。」

「柑橘感と後味の青さを併せ持つヘイジーIPA」(メニューより)300ml 1,500円

今回そんな橋本さんに選んでいただいたビールは、この2つ。

一つ目は、MAINE EVENT(Magnify Brewing@ニュージャージー)。柑橘の香りが爽やかで、すっきりとした飲み心地です。クセがあまり強くないので、クラフトビールが初めての方でも飲みやすいクラフトビールでした。

「豊かなバナナの香りとクリーミーな味わい」(メニューより)300ml 1,100円

二つ目は、NOM CLASSIC WEISEN(NOM CRAFT@和歌山)。鼻に抜けるバナナの香りが豊かで、とても濃厚で飲み応えのあるビールでした。いわゆる白ビールの中でも、ひときわクリーミー。でも後味がフルーティなので、続けて飲みたくなります。

絶品!こだわりの広東料理

周りに吊るした肉を引っ掛けて、余分な油を落としながらじっくり焼き上げる釜

大きな中華鍋で作る絶品の広東料理

ENDOJI BREWINGは、料理にもこだわりがたっぷり。「広東料理」とは、中国南部や香港などに伝わる料理のこと。ENDOJI BREWINGでは、本格的な広東料理を提供するため、専用の焼き釜を設置しています。遠赤外線でじっくりと焼き上げた肉料理は絶品で、ビールにぴったり。

焼味の盛り合わせ(2,300円、ハーフ1,500円)

− これは、この焼き釜で作っているんですか?

戸田さん:「そうです。肉を吊るして、遠赤外線効果でじっくり焼き上げ、余分な油を落とします。この皮付き豚バラのカリカリ焼は結構手間がかかってて、仕込みに二日くらい、焼き上げに1時間くらいかかります。豚肩ロースの釜焼チャーシューは、中国の甘い味噌などの調味料に3〜4時間ほど漬け込み、焼くのは30分以内。ほどよいタイミングを見計らいます。あとは、鮮やかなグリーンの葱山椒ソースが乗った柔らかい蒸し鶏です。ピーナッツも手作りですよ。油で揚げて、塩と山椒で味付けしています。」

上から時計回りに広東焼売(200円)、大根餅(500円)、ホタルイカと生のりの小籠包(400円)

大根餅はもっちり食べ応え抜群

カウンターに吊るされた肉の塊

カウンターから料理を作る様子が見えるオープンキッチン

カウンターにも金具で吊るされた肉の塊が並んでいます。これはオープンキッチンならではの醍醐味です。

どんなシチュエーションでも利用しやすい
「ENDOJI BREWING」

厳選されたクラフトビールが、それぞれのタップから注がれる

一人で気軽に立ち寄るお客さんから、広東料理を目当てに来るお客さん、2次会や3次会などのグループで来店するお客さんまで幅広いそうです。商店街という立地がら子連れのお客さんもいたりと、さまざまな年齢層のお客さんに利用されています。

− 何か予定している企画などはありますか?

橋本さん:「12個もあるビアタップ(ビールの注ぎ口)を1種の銘柄で揃えて、品種の違うビールを提供する、という企画が好評なので、またやる予定です。あとは、今度の6月の1周年で記念イベントを考えたいですね。」

店内奥にはビールの醸造に使用する発酵タンクが並び、自家醸造に向けて準備中

− これから、どんなお店にしていきたいですか?

橋本さん:「醸造免許を申請中なので、早くお客様に自家醸造のビールをご提供したいです。その先は、他の醸造所とコラボしたビールが作れたらいいなとも思います。」

他のお店とのはしご酒も楽しめる、円頓寺横丁

ビアタップ前のカウンターは、ビールを注ぐ様を眺めながら飲める特等席

店頭にあるテーブル席の利用もOK

ENDOJI BREWINGの情報は、インスタグラムで随時イベント情報が更新されています。その日飲めるビールやビアタップをジャックするイベントの告知など、見逃せません。

円頓寺商店街に来た際にはぜひ立ち寄って、一期一会を楽しんでください。

スポット詳細

【ENDOJI BREWING】
住所    :名古屋市西区那古野2-20-22 円頓寺横丁1F
電話番号  :052-756-2628
営業時間  :平日15:00〜23:00、土日祝日12:00〜23:00(フードLO 22:00、ドリンクLO 22:30)
アクセス  :円頓寺商店街アーケード内(地下鉄 国際センター駅より徒歩10分)

Instagram

浜松市出身、名古屋市在住。メーカーのバイヤーを12年経験後、家族の転勤を機に2021年よりWebデザイナー&ライターとして活動中。

趣味は旅行やお出かけ、クラフトビール&日本酒、海、言語、デジタルイラスト。国内も海外もたくさん旅行へ行き、産後は息子と一緒に行けるお出かけ先探しを楽しんでいます。旅先ではローカル寄りの過ごし方やご当地文化が大好き。フットワークが軽く、実際に自分が見たり聞いたりして現地現物を大切にしています。地域の文化や人やお店の魅力を、よりわかりやすくお伝えできるライターを目指しています。

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