堀川の岸も川面も楽しめるお祭り!「堀川ウォーターマジックフェスティバル」
目次
堀川初の「船上カブトビールバー」
まずは今回のイベントの目玉ともいえる「船上カブトビールバー」へ。
船上でカブトビールが飲める船上バーが一日限定でオープンしました。堀川に浮かぶトロワリヴェール号への移動手段は小舟だけ。まさに河川を楽しめるイベントなんです。(往復乗船券+ドリンク1杯 ¥500)
小舟に乗って船上バーへ
錦橋横から小舟に乗り込みます。
船上バー「トロワリヴェール号」に向かって出発。なんだかアトラクションのようでワクワクします。
堀川は道路や歩道から見下ろす風景がほとんどですが、船に乗り、水面から見る街並みは全く違う景色にみえました。昔の人はこのように川を使って行き来していたんですね。
秋風が心地よいな〜と船に揺られること、約1分。船上バー「トロワリヴェール号」が見えてきました。
こちらが「トロワリヴェール号」の船内。レトロな雰囲気がすてきです。
幻のビール「カブトビール」
左:明治カブトビール 右:大正カブトビール
さっそく「カブトビール」をいただいてみました。
カブトビールは愛知県半田市で、1889年から1943年のおよそ半世紀の間だけ生産され、幻のビールとも呼ばれています。明治時代のはじめは、サッポロ・キリン・エビス・アサヒなど名だたるビールが誕生しました。そんな中、カブトビールは大手4大ビールメーカーに迫る勢いで普及し、1900年に開かれたパリ万博に金賞に輝きました。残念ながら太平洋戦争によって工場は閉鎖に追い込まれ、カブトビールの製造は終了。幻のビールとなったカブトビールですが、復刻したいという熱い想いをもつ地元の方々が中心になって、長い年月を経て復刻されました。
スタッフさんにカブトビールの歴史や製造について教えていただきました。
でもなぜ今回の「堀川ウォーターマジックフェスティバル」でカブトビールのイベントが開催されたのでしょうか。
その理由は、カブトビールはここ名古屋納屋橋に「カブトビール名古屋支店」を開設していたから。文字通り全国展開への営業拠点として、戦前まで地域の人々に親しまれていました。現在は、カブトビール名古屋支店として納屋橋からすぐ近くの「TWILO」でカブトビールを飲むことができますよ。
【納屋橋TWILO】
https://life-designs.jp/webmagazine/twilo_nayabasi/
明治カブトビール
カブトビールは2種類あります。
こちらは、「明治カブトビール」。明治時代のパリ万博で金賞を受賞した本格ドイツビールです。アルコール度数は少し高めの7%。黒ビールに見えますが、赤ビールなので渋みが少なくスッキリとした飲み心地なんです。
大正カブトビール
そしてこちらの黄金に輝いているのが「大正カブトビール」。クセがなく爽やかな飲み心地なので、グイグイっと飲めちゃいます。
船上で飲むビールは格別です!
スタッフさんとカブトビールを持って「はい、チーズ!