【スウェーデンの暮らし】イースターのアイテムがお目見え。スウェーデン発、エスニックテイストの雑貨が揃うINDISKA

スウェーデン
掲載日:2020.04.03
【スウェーデンの暮らし】イースターのアイテムがお目見え。スウェーデン発、エスニックテイストの雑貨が揃うINDISKA

緑豊かな大自然、おしゃれなインテリア、ゆったりと流れる時間。北欧の暮らしって憧れますよね。特集「スウェーデンの暮らし」では、現地からリアルな北欧の暮らしをお届けします。紹介してくれるのは、スウェーデン在住のライター新谷 友海さんです。

3月に入りより春らしくなったスウェーデン。例年であれば、3月上旬はまだまだ雪も残り寒い時期なのですが、今年は雪もあまり降らず気温もそこまで下がらず……といった本当に温暖な冬でした。私はスウェーデンにはもう10年以上住んでいますが、こんなに暖かい冬ははじめてです。

先日本当に驚いたのですが、2月下旬でなんと桜が開花していました!スウェーデンの桜の季節は4月下旬で、2月といえば通常は大雪で氷点下の季節。桜が咲いているのを見た時は思わず自分の目を疑ったほど。

さて、そんな春めいてきた中ショップへ足を運ぶと、もうPåsk(ポスク)のアイテムが。もうそんな季節か、とこちらもちょっと驚いてしまいました。Påskはスウェーデン語で「イースター」の事です。

そんな中、街をあるいているとビタミンカラーやパステルカラーの春の新商品がズラッと並んでいるのに目が止まりました。こちらはINDISKA(インディスカ)という、スウェーデンでは大変ポピュラーなショップのディスプレイ。

INDISKAは、1901年にスウェーデンで設立され、今ではスウェーデン国内をはじめ、ドイツ・ノルウェー・フィンランド・アイスランド、そしてオンラインで600店舗以上展開するショップです。スウェーデンの街へ行けば、だいたいどこにでもあるといっても過言では無いほどですので、スウェーデンへ旅行で来ると恐らくどこかで一度は目にする事でしょう。
そんなIndiska、エスニックテイストの服、雑貨、インテリア雑貨、テーブルウェアなどなど幅広く取り揃えているのが特徴です。

INDISKA 公式サイト
https://www.indiska.com/

そんな春色のディスプレイを目にし、久しぶりに店内へ足を運んでみたのですが、入ってすぐになんと花が置いてあったので驚きました!服・雑貨屋さんでお花が買えるというのは、なかなか珍しいですよね。しかも置いてあるラインナップが……。

こちらがリストと値段表になります。写真がちょっとブレてしまったのですが、

BOMULL(コットン)、VIDEKVISTAR(ネコヤナギ)、CORYLLIS(ヤナギ)、NEJLIKOR(ナデシコ)、CRASPEDIA(グラスペディア)、PAMPASGRÄS(シロガネヨシ)、BABALA(ババラ)、KÖRSBÄR(サクラ)、EUCALYPTUS(ユーカリ)、BJÖRKRIS(カバノキ)

という大変ユニークなラインナップ。どれもドライフラワーに合いそうなものですが、近くで見てみると、どれもしっかりとした新鮮なものばかりです。

こちらはカーネーションでしょうか?大きな花束も置いてありました。

こちらで販売している植物・花はスウェーデンの花屋、House Of Flowersのものという事です。

House Of Flowers
https://houseofflowers.se/

ちなみにスウェーデンでは花のデリバリーが大変ポピュラーで、誕生日や何か特別な時には、遠く離れた所に住んでいてもオンラインで花束を注文しプレゼントしたい人へ贈るのが一般的です。皆自宅に、プレゼントにと花を良く買いますので、花屋さんをはじめスーパーや駅などにも、さまざまな花が買えるようになっています。

さて、ではもう少しINDISKAの店内を見てみましょう。

INDISKAは先にも書きましたが、スウェーデンのメーカーでいてエスニックなアイテムが揃うのが特徴。こちら手前に写っているのも、エスニックテイストのブルーのキャンドルホルダーです。INDISKAではキャンドルも多く取り扱っており、私個人はこちらのアロマキャンドルは大変気に入っています。

こちらは夏の日が暮れてからのテラスにもってこいのコーディネート。南アジアのテイストが伺えます。

そしてこちらがPåskのディスプレイ。イースターといえば、の卵型の置物や、ウサギの小物入れがズラっと並びます。

陶器のパステルカラーのイースターエッグに、ビタミンカラーのランチョンマットなどなど。お皿も花の形でとても可愛いですね。こちらはスウェーデンのPåsk料理でよく食べられるゆで卵を乗せるお皿となっています。お皿の模様はすべてハンドペイントとのこと。それでいてお皿は1枚129クローナ、現在のレートで約1,500円となっています。プチプラなのもINDISKAの売りです。

こちらは鳥のキャンドルホルダー。こちらも一点一点すべてハンドペイントだそう。1個49クローナ、現在のレートで500円とちょっと。テーブルの上に置いたこちらにキャンドルを灯して、Påsk料理を頂く。春の雰囲気です!

ちなみにスウェーデンではカフェやレストランのテーブルにはよくキャンドルが置いてあります。皆キャンドルに火を灯して食事をしながら、コーヒーを飲みながら静かに過ごすのが好きなんです。

今回ご紹介したINDISKA、公式サイトに今年のPåskアイテム一覧の特集がありますので是非是非見てみて下さい。目に楽しく可愛らしい、エスニックテイストのPåskグッズを販売しています。

INDISKA Påskアイテム一覧
https://www.indiska.com/se/rekommenderad-inredning/pask

今回は最後に、空にかかっていた珍しい逆さの虹の写真をご紹介して終わりたいと思います。

どうやら、太陽の下46度の水平線上の薄雲に虹色の光の帯が見える「環水平アーク」という大変珍しい現象のようなのですが、見た時ビックリしてしまいました!見えてからすぐに消えてしまったので撮影出来てラッキーでした。皆さんにもラッキーのおすそ分けを。

スウェーデンでは高い建物が日本ほど無く、遠くまでよく見渡せるせいか環境のせいかはわかりませんが、虹はよく見かける自然現象の1つです。特に夏によく見えることが多いんですよ。

愛知県稲沢市出身。2007年1月よりスウェーデン在住。日本でプロボーカリストとして音楽活動に励んだのち、現在はフリーランスデザイナー、ライターとして活動中。スウェーデンから、リアルな北欧の暮らしを季節の写真とともにお届けします。

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