【スウェーデンの暮らし】スウェーデンの家庭スイーツKokostopレシピと、王室御用達石鹸

スウェーデン
掲載日:2019.11.09
【スウェーデンの暮らし】スウェーデンの家庭スイーツKokostopレシピと、王室御用達石鹸

緑豊かな大自然、おしゃれなインテリア、ゆったりと流れる時間。北欧の暮らしって憧れますよね。特集「スウェーデンの暮らし」では、現地からリアルな北欧の暮らしをお届けします。紹介してくれるのは、スウェーデン在住のライター新谷 友海さんです。

秋色の景色から紅葉の色が無くなり徐々に冬へと向かっているこちらスウェーデン。こちらの写真は、アットホームな郊外のカフェの窓辺に飾られていた小さなカボチャとどんぐり。秋ならではの組み合わせですね。スウェーデンのカフェやレストランでは、店員さんが外で集めて来た、自然のものを使用したデコレーションやディスプレイが多いんです。

さて、今回はスウェーデンの何気ない日常の中から、写真と共にいろいろとご紹介していきたいと思います。

こちらは同じカフェでTe(紅茶)を注文すると選べる紅茶の数々。左から緑茶・レモングラスのレッドティー・ルバーブのブラックティーとなっています。一番右は、また緑茶。

スウェーデンで緑茶といえば、ほとんどがフレーバーのついているもの。ストロベリーグリーンティーや、レモングラスグリーンティーなどなど。コーヒーが大好きで消費量も世界でトップクラスのスウェーデン人ですが、紅茶も人気なんです。スウェーデンのマクドナルドにはルイボスティーも置いてあるんですよ。

メニュー

こちらはレジ前。手書きのメニューと、店員さんが外から摘んできた草木が飾られています。小さなハンドメイドのブリキの置物も。

メニュー、こちらはドリンクメニューとなっているのですが、上からコカ・コーラ、スプライト、ラズベリー/洋ナシソーダ、ミネラルウォーター、炭酸水、ライトビール、そしてキッズ用のジュース牛乳が置いてあるようです。お値段はコーラなどの27クローナが、日本円で約300円強。ちなみにボトルではなく、300mlの缶のお値段。

以前は1クローナ18円の頃もあったのですが、今のレートは1クローナ11円。昔のレートだと、この缶コーラ1本が500円近かったところが今は300円ほどですので、日本からスウェーデンに旅行に来ても、そこまで「高い!!」と感じるものは以前に比べたら随分無いのではないでしょうか。

レジ前にはこのように、バナナも置かれています。小さなお子さんもバナナを頬張って大人とのFIKA(スウェーデンでお茶を飲んで談笑などする時間のこと)タイムを楽しむことができますね。

こちらのカフェの内観はこんな感じ。きっと50年以上前から、今でもそこまで変わっていないんだなと思わせられる素敵な雰囲気。飾ってある小物や時計も、アンティークです。

こちらはケーキのショーケース。左下には瓶と一緒に飾られた沢山のどんぐりが。こちらも外で店員さんが拾って来たものです。

ケーキは左側がスウェーデン定番スイーツのひとつ、スウェーデン風ブラウニーKladkaka(クラッドカーカ)と、右側はたっぷりとココナッツフレークをまとった、家庭でも簡単に作れるKokostop(ココストップ)。

ここで、Arlaというスウェーデンの乳製品メーカーのKokostopのレシピをご紹介します。

KokostopPhoto & Recept : Arla

【20個ぶんの材料】
50g  バター
2個 Mサイズの卵
1dl 粉砂糖
200g ココナッツフレーク
レモンの皮半分をすりおろしたもの


【作り方】

①オーブンを175度に設定します。バターを溶かし、ボウルに入れて卵と砂糖と混ぜます。ココナッツフレーク、レモンの皮、バターを加えて混ぜ合わせ、生地を作ります。出来上がった生地を、 10分間放置します。

②2つのスプーンを使用して生地をすくい、大きいものなら15個、また小さいものなら30個を山の形にします。

③大きく作った場合は約15分、小さく作った場合は約10分、オーブンの中央で焼きます。

たったこれだけでKokostopの出来上がり!味は材料よりなんとなく想像して頂けたでしょうか?お好みでチョコレートをトッピングしてくださいね。材料も少なく、すべて簡単に日本でも手に入るものですし、行程もオーブンさえあれば大変簡単ですのでぜひつくってスウェーデンの家庭のスイーツを味わってみて下さい。

さて、こちらのカフェは小さなアトリエとハンドメイドの雑貨屋さんを併設しているのですが、ここで雑貨屋さんの方も少しご紹介したいと思います。上の写真は、アトリエで制作されたチャームや卵型の置物、そしてコーヒーカップ。

こちらにも卵型の置物がずらっと、鳥の巣を象った中に入っていますね。こちらもアトリエでの作品ですが勿論購入する事もできます。コチラの写真の右奥に写っているドアの向こうがアトリエ。奥ではワークショップが行われ、このように作品をつくることができます。

こちらもハンドメイドがいい味を出している鳥の飾り。ハンドメイドは1つ1つ違っていて、温かみがあっていいですよね。スウェーデンではエコやオーガニック、そしてハンドメイドのものが人気です。

こちらは日本や韓国で大人気のスウェーデン王室御用達の石鹸。卵白が含まれているので美白効果が期待でき、洗顔からパックまで出来るのだとか。私は日本の友達から「人気だよ!」と聞くまで知らなかったのですが、日本では1個1000円近くのお値段で売られているとのこと。こちらでは公式サイトですと1個400円程、6個1箱で1000円程で購入出来ます。

日本のショップにはこちらの青いタイプのものしかないようですが、他にもHjortron(クラウドベリー)やBlåbär(ブルーベリー)などもありますよ。

ちなみに正式な名称はスウェーデンの老舗のソープメーカーViktoriaのLanolin Ägg Tvålでグリセリン・卵白・ローズウォーターを使用してつくられています。


※写真は公式サイトより

他にもクリスマスエディションのパッケージでマンダリンやシナモン、アーモンドやバニラの香りのものも発売されています。こちらの写真の他にも沢山限定エディションのパッケージがあります。定番な卵白ソープのほか、クレンジングバーやボディバターをはじめとしたボディケア用品やオリーブのソープなど数多くラインナップが揃っています。こちらはほぼ日本では見ないですよね。スウェーデンでお買い求めになると安いですし、ご家族やお友達へのお土産に大変喜ばれるのでは無いでしょうか。

Victoria
https://www.victoriasoap.se/

以上、スウェーデンの日常よりKokostopのレシピを始めとしたご紹介色々でした。

愛知県稲沢市出身。2007年1月よりスウェーデン在住。日本でプロボーカリストとして音楽活動に励んだのち、現在はフリーランスデザイナー、ライターとして活動中。スウェーデンから、リアルな北欧の暮らしを季節の写真とともにお届けします。

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