大人も子どもも楽しめる!岐阜県岐阜市の新感覚図書館「みんなの森ぎふメディアコスモス」

大人も子どもも楽しめる!岐阜県岐阜市の新感覚図書館「みんなの森ぎふメディアコスモス」

今回ご紹介するのは、岐阜県にある複合施設「みんなの森ぎふメディアコスモス」です。岐阜市立中央図書館・市民活動交流センター・みんなのギャラリーの”3つの拠点”から構成されています。

2015年(平成27年7月)の開館以来、1年間で120万人を超える来場者が訪れたという話題のスポットです。そんな「みんなの森ぎふメディアコスモス」の、建物のこだわりポイント、魅力をたっぷりとご紹介していきます。

世界的建築家が手がけた美しい建物

メディアコスモスの外観
2階建て、建築面積約7,000㎡、延床面積約1万5,000㎡。

「建築家のノーベル賞」と言われるプリツカー賞を受賞した伊東豊雄氏が設計を手がけています。伊東氏は「せんだいメディアテーク」「TOD’S表参道」「多摩美術大学図書館」など、あらゆる素材や構法を駆使して、革新的な空間をつくりだす世界的な建築家です。

岐阜県産の東濃ヒノキを使った木造格子屋根になっており、屋根のうねりはヒノキのしなりを生かして積み上げられています。これらは、職人がひとつひとつ積み重ねたそう。建物全体を覆う大屋根は、伊東氏のデザイン力、ヒノキの力、そして職人の技術力から誕生した他にはない建物です。

複合施設として訪れるだけでなく、美しい建築物としても楽しめます。

メディアコスモス
建物のファサードは木材・銅板・ガラスを組み合わせています。

サイン計画はグラフィックデザイナーである原研哉氏氏が手がけています。館内には、見ているだけでもワクワクするデザインがたくさん!
東濃ヒノキを使った木造格子屋根
東濃ヒノキを使った木造格子屋根
せせらぎの並木 テニテオ
西側にある『金華橋通り』に沿って整備された、メディアコスモス西側の並木道は「せせらぎの並木 テニテオ」と呼ばれています。

木の香りに包まれる「エントランスホール」

エントランスホール

エントランスホール

館内に入った瞬間、木の良い香りに包まれます。これは、大屋根に使われている東濃ヒノキのもの。ヒノキには「フィトンチッド」という成分が含まれるため、癒やし効果があるのだそう。

では、さっそく当館メインの2階フロアへ行ってみましょう。

何度でも来たい、何時間でも居たい、
滞在型図書館「岐阜市立中央図書館」

岐阜市立中央図書館

2階にあがると、およそ89m×80mという広大スペースにワンルーム空間の図書館が広がります。従来の図書館とは全く異なる、とても開放的な空間です。

市民に寄り添った「滞在型図書館」をコンセプトに、テラス席、ドリンクの持ち込みができるリーディングカフェスペースなど、大人も子供も楽しめる新感覚の図書館になっています。もちろん本の種類も豊富です。

省エネルギーで快適な環境がつくりだせる「グローブ」

グローブ

図書館の建物のポイントは、天井から傘のように吊られた「グローブ」です。デザインとしての美しさだけでなく、実は省エネルギーで快適な環境がつくりだせる工夫が込められています。

昼間は上部のトップライトから自然光を取り込み、夜はLED照明を用いて光のドームとして演出する仕組み。また、トップライト中央が上下開閉し、冬は閉鎖することで暖かい空気を「グローブ」内に貯め、中間期や夏は解放して熱気を外部に放出します。

グローブ「グローブ」によってトップライトの大きさが異なり、外光の採り入れ量が変化しています。
グローブ
「グローブ」は、竣工と同年度の照明デザイン最優秀賞に輝くなど高い評価を受けています。

それぞれの過ごし方に合わせて

メディアコスモス

「岐阜市立中央図書館」の座席数は900以上あり、とてもゆったり。「親子のグローブ」「文学のグローブ」「ゆったりグローブ」など、全11個のグローブごとにエリア分けされています。

総合カウンターは丸柄、子供スペースは花柄など、それぞれの表面にさまざまな模様がほどこされています。案内板のイラストともリンクしているので、行きたいエリアが探しやすかったですよ。

図書館の椅子

岐阜県産ヒノキを使用したベンチこちらのベンチは、岐阜県産ヒノキを活用しています。

さまざまなチェアやベンチが置かれているのもポイントです。それぞれの過ごし方に合わせて、お好みの場所を探してみてくださいね。いくつかのエリアをピックアップしてご紹介していきます。

こどもも楽しんで読書ができる「児童のグローブ」

児童のグローブ
児童のグローブの下では、小学生くらいのお子さんたちが、勉強や読書をしていました。
児童専用読書スペース「ごろん」児童専用読書スペース「ごろん」。使用できるのは、小学6年生まで。
手作りされたおすすめ本のコーナー本棚には司書さんが手作りされたおすすめ本のコーナー。本を探すのが、楽しくなりそう!

こちらは児童向けの読み物が並ぶ「児童のグローブ」。児童たちは、すぐ近くの書架から本や雑誌を持ってきて、グローブ下で読書をしたり、勉強したりできます。

隣には、「親子のグローブ」があり、お父さんやお母さんと3歳以下の小さなお子さんが一緒に裸足で遊べる空間になっています。

美しい岐阜の景色とともに、読書を楽しむ「金華山テラス」

金華山テラス

こちらは、金華山に面してつくられた「金華山テラス」。天気の良い日には、外で読書もおすすめですよ。他にも「ひだまりテラス」「並木テラス」と、合計3つのテラス席があります。

藤のチェアに座ってゆったりと「みる・きくシート」

みる・きくシート

こちらは、図書館所蔵の視聴覚資料を視聴できる「みる・きくシート」。藤のソファはとても座り心地がよかったですよ。席数は6席、1回3時間まで利用できます。

※予約機で利用申込

なんと500種類!「雑誌コーナー」

雑誌コーナー

こちらは雑誌コーナー。なんと種類は約500種類!よく本屋さんで見かけるものから、初めて目にする専門的なものまで、幅広く取り揃えています。バックナンバーも充実していました。

中高生の専用スペース「ヤングアダルト」

ヤングアダルトヤングアダルト専用席は、パスを各デスクに置いて使用します。利用状況が一目でわかりますね。
談話のへや
自由に入っておしゃべりができる「談話のへや」。
交流掲示板交流掲示板。図書館の方のお返事がどれもすてきで、思わず全部のシートを読んでしまいました。

中学・高校生の専用スペース「ヤングアダルトのグローブ」。この日も、熱心に読書や勉強にはげむ学生さんがたくさんいました。グループ学習に使える「みんなで学べるへや」や、自由に入っておしゃべりができる「談話のへや」など、中高生が楽しく学習できる工夫がなされていました。

自由に閲覧できる書庫スペース「本の蔵」

書庫スペース「本の蔵」

図書館の中央スペースには、1階の書庫スペース「本の蔵」へと続く階段とエレベーターが。新聞縮刷版や電話帳、寄贈文庫や古い資料などが保管されています。公開書庫として、自由に閲覧ができます。

図書館を快適に利用できるポイント

本棚本棚の高さも低めに設計されているので、ゆるやかに各エリアがつながっています。
専用のカート
荷物や本を載せて、スイスイと移動できる専用のカート。
お手洗い
2階だけでも、お手洗いが4箇所ありました。

他にも本棚の高さが低めに設計されている、お手洗いが各エリアのそばにあるなど、快適に過ごせる工夫が随所にされていました。「滞在型図書館」として、何度も足を運びたくなるのは、こうした工夫があるからなのではないでしょうか。

図書館以外の施設も充実

市民交流センター

1階は「市民活動交流センター」「みんなのギャラリー」を中心に、市民の交流の場となっています。フリースペースでは、自由に飲食が楽しめます。図書館での読書や、学習の合間に、ほっと一息できるスペースがあるのは、うれしいですよね。

ドキドキテラス「ドキドキテラス」開放的なスペースで、展示やイベントを行うことができます。
みんなのギャラリー
右手前には「みんなのギャラリー」。奥には「みんなのホール」。この日も個展が開催されていました。
つくるスタジオ
「つくるスタジオ」主に岐阜市内で市民活動を行う団体等のミーティングや資料づくり、活動のための各種準備作業の場として活用できます。
畳スペースとこどもの部屋畳スペースや、就学前のお子さんと保護者の方が、遊んだり休憩できる「こどものへや」もあります。
スターバックスとローソン館内には、「スターバックス」と「ローソン」。ローソンは文房具も充実していましたよ。

何時間でも居たくなる空間

みんなの森

「みんなの森ぎふメディアコスモス」は、本の森に迷い込んで、何時間でも居たくなる。そんなワクワクがいっぱい詰め込まれた、これまでにない新しい施設です。幅広い世代の人に快適に利用してもらいたいという、さまざまな工夫や配慮がされていました。岐阜県の方はもちろん、愛知や三重からもぜひ一度は足を運んでいただきたい場所です。今週末は「みんなの森ぎふメディアコスモス」へ行ってみませんか。

スポット詳細

【みんなの森ぎふメディアコスモス】
住所  :岐阜県岐阜市司町40-5
営業時間:9:00〜20:00(中央図書館は20:00まで)
定休日 :WEBサイトにてご確認ください
駐車場 :300台(30分100円、施設利用者は館内認証機に駐車券を通すと2時間まで無料)

https://g-mediacosmos.jp/index.html

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