”だしがら”までおいしく食べられる。白ごはん.comの「だしブレンド」

2019.1.28
だしブレンド

2018年11月24日(いい日本食の日)に、料理研究家冨田ただすけさんと、山本佐太郎商店さんの新商品「だしブレンド」が発売されました。大人気の和食レシピサイト「白ごはん.com」を運営する冨田さんと、大地のおやつでお馴染みの山本佐太郎商店がコレボレーションしたことで話題になっている商品です。

 

「だしブレンド」は、「まじめな素材で最高の家庭だしを。」をコンセプトに、4種類の原材料を配合した家庭料理のためのだし取り専用ブレンドです。

 

日本食の基本でありながら、毎日ていねいにだしを取ることは難しいですよね。だしブレンドを使えば、かつお節、昆布をメインに、隠し味にあごと椎茸を加えた、安心で高質な素材を使っただしがご家庭でも簡単に取ることができます。

 

 

 

「だしブレンド」誕生の背景

 

だしブレンド
だしブレンド ¥1,000(税抜) だしこし袋 ¥680(税抜)

 

料理研究家・冨田ただすけさん料理研究家・冨田ただすけさん

 

まずは「だしブレンド」の誕生背景を教えていただきました。


冨田さん:「昨年で和食レシピサイト「白ごはん.com」をオープンして10年を迎えました。ありがたいことに、多くの方にご覧いただけるようになりました。そんな中、せっかくなら家庭でつくる和食がちょっとおいしく、手軽になるオリジナル商品をご提案したい!と思ったのがきっかけです。

 

最初は店頭でも販売がしやすいようにと、普通のだしパックの試作を重ねていました。しかし、鰹節の高騰や、昆布が台風の影響で取れにくくなったりと、それぞれの原料が値上がりしていくばかりでした。

 

開発期間中、自分でもたくさんのだしパックを試しました。だしを取っただしパックを大量に捨てることになってしまうんですよね。鰹節も昆布も確保が難しいとさえ言われているのに、これで良いのかなと悩みました……。」

 

冨田ただすけさん

 

冨田さん:「そこで、だしパックではない方法に舵を切りました。ワークショップや料理教室を開催する中で、「だしがらってどうしたら良いですか。」「とりあえず冷凍しているけど、うまく活用できない。」という声をよく耳にしていました。僕自身もだしがらをどう活用すればよいかと悩むことも多かったんです。

 

それなら「ちゃんとだしもおいしく、だしがらも食べやすくておいしい」。「だし取りと、だしがらを食べることが繋がる。」そんな商品は世の中には全くなかったので、つくりだす意味があるかなと商品化を進めました。」

 

 

 

4つの天然素材をシンプルにブレンド

 

だしブレンドの素材


「だしブレンド」は、余計なものは入れず、シンプルにかつお節、昆布、あご、干し椎茸と4つの天然素材だけを混ぜ合わせています。


冨田さん:「味に関しては、家庭のだしのベースであるかつお節と昆布を中心にまとめました。僕は前職で、食品加工メーカー「寿がきや食品」で働いていたので、安く&おいしくつくる方法はたくさん知っています。ですが、そうした商品は他にもたくさんあります。なので、調味料は使わず、余計なものは入れず、シンプルにかつお節、昆布、あご、干し椎茸と4つの天然素材だけを混ぜ合わせました。」

 

だしブレンド


冨田さん:「一般的なだしパックには、「調味料(アミノ酸等)」と表記されることの多い化学調味料はもちろん、無添加とうたっているものでも、「たんぱく加水分解物」や「酵母エキスパウダー」などが配合されていることが多いです。

 

昆布やかつお節などの原料よりも安い値段で味を濃くできるので、そういったものを入れる傾向にあるんです。ただ、それらが何からつくられているのか、原料を見ることはなかなかできません。そういったものを使っただしパックは数多く商品としてあります。だからこそ、目で見てわかるくらいの安心できる素材だけを組み合わせた、本物の香りとうま味が感じられるだし取りのできる選択肢を作りたいと思って、この商品を考えました。」

 

かつお節

 

冨田さん:「シンプルな素材だからこそ、とことん原料にはこだわりました。鰹節は、家庭料理に合うようにと、花かつおを使っています。料理屋さんなどでも行なっている、だし汁の風味を悪くしやすい“血合い”という部分を削り落としています。こうすることで、魚のうま味を感じつつも、臭みのないだしが取れるんです。

 

昆布はうま味が他の昆布に比べて格段に強い“羅臼昆布(らうす こんぶ)の天然物”だけを使用しました。そして、どんな料理にも合わせやすいように、隠し味であごと干し椎茸をプラスしています。」

 

 

 

無駄なくシンプル
「だしブレンドの使い方」

 

だしブレンドの使い方

 

だしブレンドの使い方

 

素材の良さはもちろんのこと、「だしブランド」の魅力は、料理に合わせて、好きな分量・濃さでだしが取れるというところです。


冨田さん:「和食の世界のかつお節と昆布のだし取りは、必要な分量に合わせて、かつお節をはかって、昆布を切り、無駄がありません。この「だしブランド」も、自分の必要な量、自分で計って入れられるものにしました。

 

だしの取り方としては、お鍋の中に直接パラパラと入れて、最後に目の細かい茶こしでこしてください。ざるにキッチンペーパーをしいたものでも構いません。または、事前に市販のお茶パックのような袋に入れ、だしパックと同じように取ることもできます。使い捨てでないものがあるといいなと思い、白ごはん.comのオリジナルの繰り返し使える『だしこし袋』も一緒にご提案しています。」

 

だしパックに入っておらず、だしも出やすい形状なので、レンジで1~2人分のだし汁も手軽に取ることができます。

 


冨田さん:「僕は使ってもらった方に感想を聞くようにしているのですが、こさずにそのまま食べているよという方もけっこういらっしゃいますね。

 

「だしブランド」では、かつお節も昆布も粉ではなく、食べて素材感が感じられるギリギリの細かい形状にしています。だしがらもおいしく食べられるようにとつくっているので、お好みの方法で食べてみてくださいね。」

 

 

だしがらまでおいしく!
だしブレンドを使ったレシピ

 

だしブレンド

 

そして、この「だしブランド」の一番の特徴は、だしをとった後の「だしがら」まで残さず料理に活かせるということです。「だしがら」ってそのまま捨てるのは少し残念と思いながらも、なかなか活用が難しいですよね。だしがらまでおいしく食べられるのはうれしいポイントです。

 

「白ごはん.com」では、だしがらを使ったレシピも紹介されています。

 

だしがらマヨトースト
だしがらマヨトースト


まず試していただきたいのが「だしがらマヨトースト」。しぼっただしがらにマヨネーズを合わせ、パンにぬったら、しっかりめにこんがりと焼くだけ!ツナトーストのような味わいです。

 

だしがらふりかけ
だしがらふりかけ


もうひとつ、挑戦しやすいのが「だしがらふりかけ」。血合いを除いたかつお節だからこそのくせの少なさ、風味のよさがあり、昆布が入ることによる食べごたえもしっかりとあって、おいしいふりかけに仕上がります。冨田さんの自信作なのだとか。

 

だしブレンドねぎ炊き込みごはん
だしブレンドねぎ炊き込みごはん

 

だしがら卵焼き
だしがら卵焼き

 

きゅうりのだしがらマヨ和えきゅうりのだしがらマヨ和え

 

いんげんと人参のだしがらオイル和え
いんげんと人参のだしがらオイル和え

 

他にもサイトには、「これなら今晩のもう一品に良さそう!」という簡単レシピがたくさん紹介されています。だしブレンドのだしがらはさっぱりとしたツナのようなうま味と香りを料理にプラスしてくれます。

 

「白ごはん.com」では随時だしがらレシピが増やしていくそうなので、お楽しみに!

 

だしブレンド

 

実際に筆者も試してみましたが、市販のだしパックと変わらない手軽さなのに、日本料理屋のようなおいしいだしを取ることができました。その他にも、煮物や炒め物に少し入れてみたり、お浸しに使ってみたり。パラパラっとふりかけるだけで、うま味がぐっとプラスされます。和食をつくるハードルを和らげてくれる、心強い存在です。

 

「まずは毎日のお味噌汁に使ってみてください」という冨田さんの言葉の通り、家庭料理に馴染む優しい風合いのだしブランドです。ほっとした気持ちになる、本物のだしの味と香りを楽しんでみてくださいね。

 

【だしブランド】サイト内のオンラインショップから購入できます
https://shop.sirogohan.com/

▼取り扱い店舗はこちら
https://shop.sirogohan.com/shop/stores

 

【料理研究家 冨田ただすけ】
南山大学卒業後、デパ地下の食品メーカー「ロック・フィールド」に就職。希望して工場勤務するものの、1年で退社し大阪阿部野辻調理師専門学校に。料理教室や茶懐石も行う名古屋の日本料理店(現在は閉店)で修業につく。その後、食品加工メーカー「寿がきや食品」にて研究開発の職に従事。そのサラリーマン時代に和食専門サイト「白ごはん.com」を立ち上げる。