和食がつくりたくなる!料理研究家・冨田ただすけさんの和食レシピサイト「白ごはん.com」

2019.1.28
白ごはん.com

月間400万PVを超える和食レシピサイト「白ごはん.com」。和食を中心に約800ものレシピが掲載されています。愛知県を拠点に活動する料理研究家・冨田ただすけさんが「和食のおいしさを伝えたい。」と立ち上げました。

 

ネット上には数々のレシピサイトがあります。その中でも、ここまで基本から応用までていねいに和食の魅力を伝えているサイトはなかなかありません。「私でも和食がつくれた」「レシピがわかりやすい」「下ごしらえまで学べる」と話題になっています。

 

今回は、料理研究家・冨田ただすけさんにサイト誕生の背景から、料理への想いまでじっくりとお話を伺ってきました。

 

 

 

和食レシピサイト「白ごはん.com」とは

 

白ごはん.com和食レシピサイト「白ごはん.com」(https://www.sirogohan.com/

 

「白ごはん.com」の魅力は、食材の下ごしらえから家庭料理、さらには、もてなし料理までと、幅広いレシピを提案してくれるところ。筆者も愛用している大好きなサイトです。はじめに少しだけ「白ごはん.com」がどんなサイトかご紹介していきます。

 

 

料理の”下ごしらえ”が学べる

 

ブロッコリーのゆで方
ブロッコリーのゆで方

 

鍋炊きご飯の炊き方
鍋炊きご飯の炊き方

 

栗の皮のむき方栗の皮のむき方


料理初心者の方は、「どうやって切ったら良いの?」「茹でるってどのくらい?」と基本の部分で断念してしまう方も多いのではないでしょうか。基本的なことってなかなか人には、聞きづらいですよね。「白ごはん.com」では、下ごしえらの方法やコツを写真とわかりやすい言葉で、ていねいに教えてくれます。

 

「栗の皮のむき方」「おせちの盛り付け」「とうもろこしの茹で方」など、季節ごとの下ごしらえは、特に人気なのだそう。そのときしか味わえない季節の食材は、おいしくいただきたいですよね。

 

 

基本の家庭料理が豊富

 

だしなし簡単!肉じゃが
だしなし簡単!肉じゃが

 

きんぴらごぼうきんぴらごぼう

 

家庭的な基本のハンバーグ家庭的な基本のハンバーグ


一般的なレシピサイトは、おしゃれな料理や手の込んだ料理など、少し背伸びしたものが多いですが、「白ごはん.com」はそうではありません。「和食のおいしさを伝えたい」という冨田さんの想いが込められたレシピは、どれもふとした瞬間食べたくなる、基本の家庭料理。毎日食べたくなるのって、こうした”お袋の味”ですよね。

 

 

料理するイメージがしやすい

 

簡単!やみつきキャベツのレシピ
簡単!やみつきキャベツのレシピ


サイトを見ているとあることに気がつきます。

 

それは、料理のイメージがしやすいというところ。素材の下ごしえからの写真が載っているので、「にんじんはこれくらいの厚さにする」「ドレッシングはこのくらい混ぜる」など、細かな部分まで詳細に知ることができます。

 

そして、もう一つ冨田さんのこだわりがありました。それは、写真を調理する人の目線で撮ること。実際につくっているかのように料理の手順をイメージできるんです。

 

 

 

「白ごはん.com」の誕生背景

 

料理研究家・冨田ただすけさん
料理研究家・冨田ただすけさん

 

「白ごはん.com」はどのようにして誕生したのでしょうか。紐解くべく、冨田さんのこれまでの経歴を教えていただきました。


冨田さん:「子どもの頃から料理をつくることが好きで、小学校の低学年頃から包丁を持つようになり、週末には兄と料理をしていました。学生時代には自宅に遊びに来た友人につくったり、自然と料理をするようになりましたね。大学時代は洋食屋や惣菜店など、飲食店でのアルバイトに明け暮れました。

 

南山大学卒業後、食に関する仕事がしたいとデパ地下の食品メーカー「ロック・フィールド」に就職しました。大量調理でありながらも、できるだけ手づくりにこだわりたいという姿勢の会社でとても勉強になりましした。しかし、大きな会社だったので「出汁の取り方はこれで良いのかな?」と疑問に思っても、商品開発に携わるには、今の自分では何年かかるかわからない状態でした……。「これではだめだ!自分で基礎をつくろう!」と、大阪阿部野辻調理師専門学校で1年間学びました。

 

卒業後は、料理教室や茶懐石も行う名古屋の日本料理店(現在は閉店)で、3年間修業させていただきました。その後は、「もっとできるだけ多くの人においしさを届ける仕事がしたい」と、食品加工メーカー「寿がきや食品」で、商品開発を7年ほど経験しました。ブランドコンセプトの立ち上げから、製品開発、工場への落とし込みまで、商品開発のスタッフが全部やるんですよ。開発に携わったものには、今でも販売されている商品も多く、店頭で見かけるとうれしくなりますね。」

 

ぶり大根ぶり大根


料理一筋の人生を歩んできた冨田さん。「寿がきや食品」への転職後、レシピサイト「白ごはん.com」を立ち上げます。


冨田さん:「転職して夜8時には帰宅できるようになったんですよ。日本料理店では、寝る間もないほど働いていたので、サラリーマンになったら退社後に時間を持て余してしまって(笑)。日本料理店で学んだことを、まとめたいなと思ったのがきっかけです。昔から素朴な家庭料理が好きだったので、家庭的なレシピに自分が学んできたものをプラスして伝えられたらと思い、「白ごはん.com」を立ち上げました。

 

その後、料理研究家として独立しました。飲食店のようにおいしいものをつくる人はたくさんいますが、それを伝える人って少ないんですよね。なかでも、僕くらいの年代の男性で家庭料理となると、かなり少数です。伝える側の仕事も面白そうだなと思ったのが、独立のきっかけです。」

 

 

 

和食のおいしさを伝えたい

 

小松菜のレンジおひたし
小松菜のレンジおひたし

 

鰯(いわし)の生姜煮鰯(いわし)の生姜煮

 

和風ローストチキン和風ローストチキン


メインから副菜、作り置きおかず、おやつまで、普段のごはんに使えるレシピが満載の「白ごはん.com」。どのようなコンセプトでレシピは生み出されているのでしょうか。


冨田さん:「大きなコンセプトは、和食のおいしさを伝えるということです。和食というと、難しいそう……。つくりずづらそう……。というイメージがありますよね。でも、「白ごはん.com」を見て、和食っておいしそう!つくってみたい!と思ってもらえたらうれしいです。サイトをはじめた頃は、料理人気質が抜けてなくて、「ごま豆腐」のようなちょっと難しい料理を紹介することが多かったんです。今はつくりやすさという点を意識して、レシピを考えています。

 

最近は、若い世代で和食をつくる人が減ってきていますが、和食という文化を残していきたいですね。」

 

 

 

サイトだからこそ伝えらえる情報量

 

冨田ただすけさん


料理研究家としてこれまで11冊のレシピ本を出版している冨田さん。ですが、最近では書籍の仕事は控え、「白ごはん.com」のコンテンツの充実に努めているのだといいます。


冨田さん:「僕もレシピ本は大好きです。ですが、紙面になると、文字数や写真の枚数に制約があり、サイトほど自由度がありません。「どのくらいの火加減で煮ているのかな?」など、どうしても伝えきれない部分がでてきてしまいます。

 

サイトだと、材料の下処理・野菜の切り方・出汁の取り方など納得いくまで伝えることができます。できる限り細部まで載せるようにしています。「いちばん丁寧な和食レシピサイト」が目標ですね。

 

頻繁にエゴサーチもして、レシピの参考にしています。そうした声を元に、レシピを改良することもありますよ。うちではこうしてアレンジしています。主人や子どもが喜んでくれた。またつくりたい。そんな声が励みになりますね。」

 

もやし豚汁
もやし豚汁。だし要らずでおいしい豚汁がつくれちゃいます。筆者も大好きなレシピ。


「いちばん丁寧な和食レシピサイト」が目標という冨田さんの言葉通り、「これならつくれそう!」というレシピがたくさんの「白ごはん.com」。和食にチャレンジしたいとき。今晩のメニューに困ったとき。季節の食材をおいしく食べたいとき。きっと、あなたの力になってくれるサイトです。

 

【白ごはん.com】
https://www.sirogohan.com/

「白ごはん.com」のオリジナル商品「だしブランド」のページはこちら

 

【料理研究家 冨田ただすけ】
南山大学卒業後、デパ地下の食品メーカー「ロック・フィールド」に就職。希望して工場勤務するものの、1年で退社し大阪阿部野辻調理師専門学校に。料理教室や茶懐石も行う名古屋の日本料理店(現在は閉店)で修業につく。その後、食品加工メーカー「寿がきや食品」にて研究開発の職に従事。そのサラリーマン時代に和食専門サイト「白ごはん.com」を立ち上げる。