JR安城駅北口ロータリーの一角にある小さなお店「緑と雑貨と器のお店 日々nichi nichi(ニチニチ)」。2017年11月11日にオープンしました。店内には植物やドライフラワー、こだわりの雑貨や作家の器など所狭しと並んでいます。センス良くディスプレイされた空間は、居心地も抜群です!
約7畳ほどの小さな店内には、店主・杉浦さやかさんのこだわりの商品がたくさん並んでいます。「緑と雑貨と器のお店 日々nichi nichi(ニチニチ)」は、“毎日使うものだからこそ、ずっと大切にできるモノ。ずっと愛したいモノ。楽しく、嬉しくなるモノ”がコンセプト。こだわりのあるモノを取り揃えています。
幼少期からの夢が実現!
大好きな雑貨に囲まれた暮らし。
青色の髪型がトレードマークの店主・杉浦さやかさん。幼少期から雑貨が大好きで、いつか自分のお店を持ちたいと、念願のお店を2017年にオープンしました。
− 小さな頃から雑貨が好きだったのですか?
杉浦さん:「幼少期から雑貨が大好きで、小学校6年生のころ卒業文集かクラス文集で書いた“自分新聞”というものに、小物屋さんになりたいと書いたのが自分の中でも印象に残っています。学生時代には、いろんな雑貨屋さんやカフェに通っていました。」
− 大好きな雑貨屋さんが、杉浦さんの夢のきっかけになったんですね。
杉浦さん:「そうですね。美大に入学して、その大好きなお店に、自分がつくっている商品を委託販売していますか?と聞いたら、今は募集していませんが、作品を持っていたら見せてくださいと言われ、作品を見ていただいたところ、その日のうちに委託が決まりました。とってもうれしかったことを、今でも思い出します(写真は、委託販売のきっかけになったくるみブローチ)。その雑貨屋さんで働きたい!と相談し、働かせていただくことができ、3年ほど勤め、店長も任せていただきました。」
− その後は?
杉浦さん:「いつかは自分のお店を持ちたいと思っていたので、独立を決意しました。独立するにあたって、どの場所でお店を持とうかと考えたときに、以前から頭の中で考えていたのが、祖父母が昔、この場所でたばこや駄菓子を売っていた売店でお店をやらせてもらおうと決めました。半年ほどの準備期間経て、2017年11月11日にオープンしました。」
− 入り口の扉も素敵ですね!
杉浦さん:「これは売店時代のものをそのまま使っています。元はアルミの扉だったのですが、お店の雰囲気に合わせてアルミにヤスリをかけて、その上からペンキを塗りました。窓ガラスには、ポスカを使って自分でイラスト描いたりと定期的に描き変えて楽しんでいます。」
− 天井も当時のままですか?
杉浦さん:「天井はパネルが貼ってあったのですが、それを剥がして今のように木をむき出しにしました。ドライフラワーが飾っている木の枠は障子の枠を再利用しています。」
− 店内にある棚なども味わいがあって素敵ですね。
杉浦さん:「店内にある什器のほとんどは、売店時代に使っていたものや、祖父母が使っていた家具です。器や雑貨が並んでいるこの棚は、当時のパンのショーケースとして使っていたものです。昔懐かしいものは今でもずっと色褪せないですよね。私自身も愛着を感じているのでこのように使っています。」
− 仕入れに関してのこだわりを教えてください。
杉浦さん:「現在取り扱っている器や雑貨の作家さんは約10人ほど。実際に自分で作家さんとお会いしたり、イベントに出向いたりして、見て、触れて、体感して、お声がけをしています。小さなお店なので、“日々にきたらいつも新しいモノに巡り会える”と思っていただけるように、作家さんも常に同じ人、同じ作品ではなく、新しい作家さんや新しい商品を仕入れるように努めています。」
− 選定にあたってのこだわりは?
杉浦さん:「とにかく自分が心から愛せるものを選定するようにし、心から人におすすめしたいと思えるものを選んでいます。自分に嘘はつけないので、自分の直感を大切にしています。」
− 店内にはさまざまなドライフラワーも並んでいますね。
杉浦さん:「植物も昔から大好きで、ドライフラワーをつくっています。店内にあるドライフラワーは、自分でつくっているものや、厳選して仕入れたドライフラワーなどさまざま。店内の雰囲気に合わせて、色味のあるドライフラワーを並べています。」
− 今後の展望や想いを教えてください。
杉浦さん:「モノにはストーリーが必ずあります。作家さんの想いを代弁することで、お客様が共感してくれる。コンセプトをきちんとお伝えしながら、モノづくりの魅力をもっと伝えていきたいと考えています。また、店内にはその日、そのときに巡り合うモノもたくさんあります。お客様にとってモノとの一期一会の場所になれるよう、モノとの出会いの場所になれるようにしたいです。」