特徴がないのが特徴。暮らしにすっと寄り添うオーダー家具&オーダーキッチン「snedker(スニッカ)」
目次
家具のようにお部屋の一部になる
snedkerのオーダーメイドキッチン
snedkerでは、5年ほど前からオーダーメイドキッチンも提案しています。
−キッチンをはじめられたきっかけはなんですか?
小林さん:「もともとキッチンボードや食器棚などのご依頼はあったので、いつかはキッチンをご提案したいと思っていました。家具だけでなく、住まい全体をご提案していきたいという想いもありキッチンづくりをスタートしました。」
ショールームで実際のキッチンを見ることができます。木のキッチンのさらっとした心地よさはぜひ実際に体感していただきたいです。
−キッチンのこだわりを教えてください。
小林さん:「特別な機能はつけず、逆にどんどん削ぎ落としてシンプルなデザインに仕上げています。毎日毎日、何年も使うものなので、お手入れがシンプルで単純であることが基本。そうすることで、壊れたりすることも減らせますし、アレンジもしやすくなります。
そして家具屋がつくるキッチンだからこそ、家具のような存在として、お部屋に馴染むようにしています。木のキッチンのご依頼が多いですが、家具同様、おうちのデザインやお客様のご要望に合わせて、木のキッチン以外も製作していますよ。」
引き出し内部の間仕切りなど、細かな部分に家具屋のこだわりが感じられます。
−オーダーキッチンの製作期間はどのくらいなのでしょうか?
小林さん:「初めてのご来店から設置まで、平均1年ほどです。長い方だと2年くらいの方もいらっしゃいます。最初にご来店いただいてから、半年ほどかけてプランを練っていきます。家づくりのプランニングと同時並行の方が多いですね。家づくりは着工から完工まで半年ほどかかるので、その期間にキッチンの製作を進めます。時期によってはお待ちいただくこともあるので、お早めにご相談ください。」
ここからは少しだけ、実際の納品事例をご紹介します。
T house – Kitchen
テーブルのような脚のあるキッチン。収納はほとんどがオープン棚になっています。すべてが見えるおかげで、物の整理もしやすく、散らかりにくい。掃除だって棚を拭くだけのシンプルさ。足元も風通しがよく床を掃除してあげられます。ナラ材の無垢の棚は、汚れだって、キズだって受け止めてくれるタフさがあります。経年変化を楽しみながら、長く長くつき合っていけるキッチンです。
K house – kitchen
奥さまの使い勝手に合わせた収納にトップの高さ。使い勝手の良いL字型のキッチンスペースです。クールな印象でありながら、柔らかな色合いを意識して、グレーの扉にナラ材を合わせています。
N house 2F
ダイニングセット、キッチンボード、間仕切り壁までトータルでキッチン周りをコーディネート。キッチンの天板はナラの無垢材を使用し、機器や引出しのハンドル、ツールバー、シートなどは黒で統一しています。
snedkerのアイテムは、ただシンプルにするのではなく、無駄を削ぎ落とすことで、むしろ機能性や家具としての豊かさを高めている。そんな印象を受けました。毎日の暮らしの中で、そっと傍におきたくなる存在。何十年と使う家具だからこそ、暮らしに馴染むかどうかも大切なのではないでしょうか。