知る人ぞ知る名古屋の穴場観光スポット!覚王山にある「揚輝荘」でノスタルジックな旅気分に。

名古屋 千種区
掲載日:2022.05.25

三つの指定有形文化財が見られる北園へ

北園には、伴華楼、白雲橋、三賞亭と庭園、稲荷神社があり、右手に進むと南園へ続く通路へつながります。

京都の修学院離宮の影響を受けたとされる池泉回遊式庭園では、四季折々の景色が楽しめます。

うろこ壁が珍しい「伴華楼(ばんがろう)」。 一階建てのアールデコ風の洋館が作られた後、上の階に和の平屋が乗せられたというまさに和洋折衷の建築。

横から見るとバンガローのような山荘風の建物に見えます。

「揚輝荘」の名前の由来は、この地が月見の名所で「月が輝き揚がる」ことから、「揚輝荘」と名付けられたそう。

「白雲橋」は、修学院離宮の千歳橋を模した廊橋で北庭園のシンボルです。

祐民が描いた龍の天井絵は、女性の隠し絵も描かれているのでは?と近年、新聞でも話題になったそう。探してみてはいかがでしょうか?

手彫りの白木擬宝珠(ぎぼし)などに趣向がこらしてあります。

大正7年、茶屋町(現中区丸の内二丁目)の伊藤家本宅から移築した揚輝荘最初の建物の「三賞亭」。珍しい煎茶の茶室で、竹の長押(なげし)など東洋風のデザインが見られます。

日泰寺の五重塔も見ることができ、天候などの条件がいいと池に映る逆さ五重塔も。

「伴華楼」の隣には、商売繁盛の神様、稲荷神社もあります。

稲荷神社の塀は、熱田神宮などでも見られる土と石灰を油で練り固め、瓦を多数積み重ねた信長塀でつくられています。

建物から感じるノスタルジックな雰囲気の中、スタッフの方々から伺った揚輝荘につながる名古屋の歴史もとても興味深く聞き入ってしまいました。今後、修復が進み見どころもまだまだ増えそうです。

地元の人や名古屋に何度も来ているリピーターにもおすすめの穴場スポット「揚輝荘」にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

スポット詳細

【揚輝荘】
住所   :〒464-0057 名古屋市千種区法王町2丁目5番地17(南園)、
      〒464-0057 名古屋市千種区法王町2丁目5番地21(北園)電話番号 :052-759-4450
メールアドレス:[email protected]
営業時間 :午前9時30分~午後4時30分 (貸室は午後8時まで使用できます。)
休館日  :月曜日(祝日の場合はその直後の平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
駐車場  :無し

web :https://www.yokiso.jp/
facebook :https://www.facebook.com/yokiso001/

名古屋市在住のフォトグラファー。百貨店内写真室勤務を経て現在フリーランス。一児の母。

旅行好き。子どもが生まれるまでは夫婦で一年に二回のペースで東南アジアへ。現地のディープでローカルなものから、ちょっと贅沢なラグジュアリーなものまでなんでもチャレンジする。現在は4歳児ママ目線で、育児に役立つ情報や親子で楽しめるお出かけ先や過ごし方を探求中。

https://www.yayoiyasui.com/

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