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名古屋城から徳川園に至るエリアは、文化人・財界人の屋敷が連なり「文化のみち」と名付けられています。 江戸時代から明治、大正へと続く名古屋の近代化を担った文化人たちが暮らした歴史的建造物が多く残されています。
ライフデザインズでは、「文化の道を歩こう」と題し、これまで「二葉館」「橦木館」「旧豊田佐助邸」の3つのスポットをご紹介してきました。シリーズ最終回となる今回は、文化の道散策の休憩場所としてもおすすめな「文化のみち百花百草」をご紹介します。
「文化のみち百花百草」とは
「文化のみち百花百草」は、もともとは岡谷鋼機の創業家・岡谷家が、大正9年に建てた旧邸宅です。長く空き家となっていましたが、名古屋市が「文化のみち」を散策する際の休憩をとる場所として建物の利用を岡谷家に相談し、岡谷家が快諾。書院・茶室・土蔵を改修、多目的ホールを新築し、2009年に名古屋市東区の公民館施設「文化のみち百花百草」としてオープンしました。
そのため、「文化のみち」の建物は名古屋市が所有していますが、百花百草は現在も岡谷家が所有しています。
では、さっそく「文化のみち百花百草」の施設内を見学してみましょう。
門をくぐると、右手には書院・茶室・茶庭を併設した和館があります。うつくしい日本庭園に癒されます。
書院と茶室へは入ることができませんが、外から内部の様子を見ることができました。
コンサートやイベントも開催されるホール
かつての母屋があった場所には、多目的ホールが新設されました。コーヒーやお茶、お菓子がセルフサービスでいただけます。時間によってはグランドピアノの生演奏も行われているのだとか。
名古屋市東区の公民館施設のため、ホールをレンタルすることも可能。楽器や歌のコンサート、朗読会などのイベントが開催されています。土日はイベントが開催されていることも多いので、事前にチェックしてから訪れるのがおすすめです。
▼イベント情報
http://higashinet.net/blog/hyakkahyakuso/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88%E6%83%85%E5%A0%B1/