日常がほんの少し豊かになるコーヒー。奈良から「幸せの粒」をご家庭まで。『奈良藤枝珈琲焙煎所』

2019.4.26
フジエダコーヒーー

奈良県で40年の歴史を持つ「フジエダ珈琲」。奈良県内では誰もが知っている喫茶店の運営をはじめ、喫茶店やカフェにコーヒー豆を提供してきた老舗珈琲焙煎所です。

 

そんなフジエダ珈琲が2015年より家庭向けの商品として展開しているブランドが「奈良藤枝珈琲焙煎所」です。絵本から飛びでたような鹿の絵がなんともかわいらしく、発売以来大変人気を集めています。

 

今回は、奈良県の本社へ伺い、コーヒーのこだわり、開発エピソードなど、じっくりとお話をお聞きしてきました。

 

フジエダコーヒーー

 

フジエダ珈琲があるのは奈良県の北部、奈良県大和郡山市。本社の横には、喫茶店も併設されており、創業以来市民の憩いの場として愛されています。

 

 

奈良県の喫茶文化の広がりとともに

 

今回お話をお伺いした、代表取締役社長・藤枝一典さん。


フジエダ珈琲では、喫茶店を奈良県内で5店舗運営しているのに加え、喫茶店やカフェにコーヒー豆を提供する卸売事業を長年展開されています。

 

−まずはフジエダ珈琲の歴史からお聞きしました。

 

藤枝代表:「フジエダ珈琲という名前で会社を設立したのが1975年です。創業者である、叔父が大阪でコーヒーローストの修行を積んだ後に、奈良県で事業をスタートさせたのが最初のきっかけです。

 

奈良県は、1980〜90年代にかけて急激に喫茶店やカフェが増えていきました。僕らは、そんな喫茶文化が広がる前からお店を運営していたこともあり、喫茶文化の広がりとともに、県内の方々には広く認知していただけるようになりました。」

 

 

家庭でも楽しんでいただけるコーヒーを

 

 

藤枝代表:「コーヒーでよく聞く、サードウェーブって言葉があると思うんですが、喫茶文化はファーストウェーブだと僕は思うんですよね。喫茶文化は、世界中を探しても日本独自のカルチャーです。ところが、年々喫茶店は町中から減ってきてしまっているのが、現状です。僕らのお客様も高齢化や継承していける人がいないので、閉めてしまう店舗がとても増えているんです。

 

そんな中で、僕らが長年培ってきた焙煎技術を活かし、新たなノウハウを持って家庭向け商品を何かつくれないだろうか。そんな想いから動きだしたのが、「奈良藤枝珈琲焙煎所」のはじまりです。」

 

 

中川政七商店との出会いによって

 

 

藤枝代表:「ただ、僕らは長年卸売として商材を扱っていたので、家庭向け商品をつくるノウハウを持っていなかったんです。そんなときに「中川政七商店」さんと奈良県が、”ものづくりをお手伝いします。”と募集をされていたんですね。

 

そこに僕らは想いをしっかりと書いてエントリーをしたところ、採択していただけることになったんです。こうして、中川政七商店さんに、商品のコンサルをしていただくことになりました。それまでは、長年と経験と勘だけで、ものづくりをしていたところがあったんですが、コンサルを通じて、ものづくりに対するプロセスを、しっかりとレクチャーいただきました。

 

コンサルをしていただく中で、「既存のブランドで、家庭用商品をつくるのには限界がある。これに合わせてブランドもつくりましょう。」と提案いただき、新ブランドが立ち上がることになったんです。ブランドをつくるにあたり、フジエダ珈琲の強みって何だろうねっていうところから、原点を振り返り、話し合いを何度も重ねていきました。」

 

 

奈良藤枝珈琲焙煎所の誕生

 

 

藤枝代表:「コンセプトが決まると、中川政七商店さんのデザイナーさんがひたすらこの鹿のイラストを書いてくださったんです。奈良県といえば鹿ですが、それまでは鹿を扱うだなんて考えたこともありませんでした。

 

しかし、県外へも商品を流通していくことを考えると、奈良=鹿というのは、とてもイメージがしやすい。奈良のコーヒーを世の中に出していくというのをこのブランドで大きく意識しましたね。こうして、2016年10月1日コーヒーの日に「奈良藤枝珈琲焙煎所」が誕生しました。

 

ブランディングをする上で強く意識したのがストーリー性です。例えば、このカフェインレスのコーヒーは「おやすみ前のオーガニックカフェインレス」というコピーをつけています。そして、月を見ながらコーヒーを飲む鹿の絵。商品にはそれぞれストーリー性のある鹿の絵が描かれているんです。」

 

フジエダコーヒーー

 

藤枝代表:「また、すべての商品に強みをアウトプットしているのも特徴です。特にカフェインレスコーヒーはまず飲んでいただくようにしています。「どうでしたか?そのコーヒーはカフェインレスなんですよ」って聞くと、「え、そうなの?わからなかった」という反応を多くの方にいただきます。それくらい、カフェインレスさを感じないコーヒーなんです。

 

カフェインレスっておいしくないっていうイメージがありますが、素材を厳選することで、おいしいくいただけます。また、豆は焙煎の仕方一つで味が変わります。僕らは長年ロースターとしての経験があるので、その日の天候、その時間帯の環境条件など、味に影響するあらゆる要素に最大の注意を払いながら緻密に焙煎工程をコントロールしています。」

 

フジエダコーヒー

 

−中でも特に人気のある商品はありますか?

 

藤枝代表:「中核商品の「奈良藤枝珈琲焙煎所ブレンド」は人気がありますね。僕らの強みは卸売として多くの飲食店のオーナーたちへコーヒー豆を届けてきたことでもあります。

 

お店をオープンする際は、まず飲み比べてもらうんですね。その中でもこのブレンドは、喫茶店のオーナーたちに提案してきた500種にもおよぶブレンド珈琲の中から圧倒的に選ばれてきたものです。

 

新たにつくるのではなく、僕らが歴史の中で裏付けのある商品を、もともとある強みを中核の商品にそえています。一つひとつこだわりのある商品ばかりですので、ぜひお手にとっていただけるとうれしいですね。」

 


ここからは、奈良藤枝珈琲焙煎所の商品をご紹介していきます。

 

 

はたらく鹿のパッケージがかわいいコーヒー豆&粉

 

奈良藤枝珈琲焙煎所

 

こちらの商品は、豆から挽いて飲みたい方、手軽にフィルターを使って飲みたい方、どちらでも楽しんでいただけるように粉と豆の2種類で展開しています。

 

左から「珈琲専門店オーガニックブレンド(1,296円税込)」「奈良藤枝珈琲焙煎所ブレンド(1,080円税込)」「おやすみ前のオーガニック カフェインレス(1,404円税込)」「珈琲専門店オランダ屋ブレンド(1,080円税込)」の4種類。

 

パッケージごとに鹿さんたちのはたらく姿が異なるものポイントです。

 

 

珈琲豆がぜいたくなカフェオレベース(無糖・加糖)


奈良藤枝珈琲焙煎所各1,296円(税込)

 

鹿さんが牛乳をコップにそそぐイラストが印象的なカフェオレベース。通常の1.2倍のコーヒー豆をぜいたくに使用することで、ミルクで薄めても芳醇な香りと味をしっかりと感じることのできる一品です。

 

無糖・加糖と2種類あるので、お好みに合わせて選んでいただけます。夏はアイス、冬はホットとして、通年で楽しめますよ。

 

 

忙しい朝や仕事中にうれしいドリップバッグ

 

奈良藤枝珈琲焙煎所

 

どなたでも、簡単に本格的なコーヒーが楽しめるドリップバッグもあります。忙しい朝や仕事中でも、手軽に本格的なコーヒーが味わえるのはうれしいですよね。

 

「奈良藤枝珈琲焙煎所ブレンド(972円税込)」「珈琲専門店オーガニックブレンド(1,296円税込)」の2種類。

 

夏にうれしい水出しコーヒー

 

奈良藤枝珈琲焙煎所

 

まだかな〜と待っている鹿さんの絵がほっこりするパッケージは、「水出しコーヒー(1,512円税込)」。

 

一晩水に浸けておくだけで翌朝にはおいしいコーヒーを楽しんでいただけます。1パックで500mlのコーヒーを抽出できます。

 

奈良藤枝珈琲焙煎所

 

−最後に、今後の展望についてお伺いしました。

 

藤枝代表:「会社の経営理念として、「Life × Coffee × Quality」を掲げています。日常のちょっとした幸せ、幸せの粒って僕らは呼んでいるんですが、コーヒーを通して、大きなものではないけれど、多くの幸せを生みだすような商品を届けていきたいですね。

 

また近いビジョンとしては「奈良藤枝珈琲」でお店をオープンしたいと思っています。奈良県は、国内外から多くの方が観光に訪れる場所でもあるので、喫茶店をつくることは外国人に、日本の文化を知っていただけるきっかけにもなると思っています。飲食業を長年やってきた僕らだからこそ、喫茶文化を復興していくため、”元気のいい喫茶店”を生み出していくこともこの仕事の使命ですね。」


奈良藤枝珈琲焙煎所

 

奈良藤枝珈琲焙煎所のコーヒーはパッケージデザインのかわいさも去ることながら、素材にもこだわったコーヒーです。忙しい毎日だからこそ、おいしいコーヒーをいただくことで、日常がほんのちょっぴり幸せだなと感じられるのではないでしょうか。

 

自分や家族のために、ギフトとしてお友だちに、ぜひ手にとってみてくださいね。

 

【奈良藤枝珈琲焙煎所】
http://www.fujieda-coffee.co.jp/index.php