【スウェーデンの暮らし】夏にぴったり、美味しいエルダーフラワーシロップのレシピとスウェーデン夏のアクティビティ

スウェーデン
掲載日:2021.08.01
【スウェーデンの暮らし】夏にぴったり、美味しいエルダーフラワーシロップのレシピとスウェーデン夏のアクティビティ

スウェーデンでは今が一番日の長い時期。北極圏では白夜となっています。スウェーデンの人達は、長く暗い冬が終わり5月にも入って気温が20℃近くになるともう泳ぎはじめます!気温が20℃前後ですから、水温はもっと低いことでしょう。でもそれだけ、早く夏のアクティビティを満喫して太陽の光を浴びたいという事ですよね。

今回は、夏を楽しむ人達やスウェーデンの身近な自然、そして美味しいものなどをご紹介して行きたいと思います。

こちらは青い空に白い花が綺麗なエルダーフラワー。日本ではセイヨウニワトコと呼ばれています。この木が庭にある家はけっこう多いのですが、エルダーフラワーはSaft(サフト、ジュースの事です)にるととても美味しいです。

Fläderblomssaftと呼ばれる、このエルダーフラワーのシロップのレシピをご紹介します。とっても簡単ですよ。

材料

満開のエルダーフラワー(大)40個
レモン3個(できればワックスをかけていないもの)
水2リットル
グラニュー糖2kg
クエン酸 50g

 

作り方

1. エルダーフラワーの花の部分を切り取り、4リットルが入る大きさの容器に入れる。

2. 花についた虫や葉を取り除く。ただし、容器から花を取り出したり、容器の底についた花粉を拭き取ったりしないよう注意。

3. レモンをスライスして、花の上にのせる。

4. 大きな鍋に2リットルの水と、グラニュー糖2キロを入れて沸騰させ、定期的にかき混ぜて砂糖を溶かす。火から下ろし、クエン酸が溶けるまで混ぜる。しっかり溶けて混ざったら、レモンスライスとエルダーフラワーの上に注意深く注ぐ。全体をよくかき混ぜ、容器に蓋をするかタオルをかけて冷暗所で3~5日間置く。毎日、可能であれば頻繁にかき混ぜる。

5. 3~5日後に漉して、きれいなボウルに入れる。花とレモンの輪切りは捨てる。

6. 必要に応じて、良質のキッチンタオルやコーヒーフィルターで再度濾し、殺菌した瓶や、冷凍保存する場合はプラスチック容器に移す。出来たシロップは、冷蔵庫または冷凍庫で保存する。

以上です!出来たシロップを水や炭酸で割って飲むと、甘くすっきりしていてとても美味しい夏の味です。

通りにはさまざまな花が咲き、カラフルでとてもダイナミックです。

レストランのオープンテラスもこんな感じで、夏のスウェーデンの街は色とりどりの花で彩られます。

花屋さんはこんな感じ。レジのスウェーデン国旗が可愛いですね!

こちらは湖のビーチ。気温が少し低くても青空が見えていたら泳ぎたくなるのがスウェーデン人。ビーチバレーを楽しむ人、日焼けを楽しむ人、バーベキューを楽しむ人、泳ぎを楽しむ人、ボートを楽しむ人、さまざまです。

ここは整備されて砂浜になっているので自由に泳ぐことが出来ます。シャワーやなんとwifiなども完備されています。

中にはジェットスキーを楽しむ人も!この後カメラ目線で手を振ってくれました。

こちらは自家用ボート上で太陽を楽しむ人達。多くの人たちがボートを所持しているので、夏にはボートの上でのんびりと過ごすという家族も多いです。

慌ただしい日々からちょっと離れて、長い夏休みをのんびりと、ゆったりと過ごすのがスウェーデン流。

船はこんな感じで乗用車の後ろにつけて、湖まで運んできます。冬の間は、家のガレージに停めておき、夏が来るとこうやってそれぞれのボート置き場まで持ってきます。ボートでの過ごし方は、食事やスナックを持ちよりパーティーをしたり、のんびりと、水の上で日焼けを楽しむなど人それぞれ。

今の時期は夜8時をすぎてもこれくらいの明るさはまだまだ続くので、1日の終わりに水辺でまったり……と、遅い時間になっても多くの人の姿があります。

こちらは以前ご紹介した高校生の卒業パレード。本来なら、リンク先のように卒業生を乗せたトラックが街中をパレードするのですが、去年と同様今年もパレードは中止。ただ、こうやって地元新聞に掲載されている写真のように、学生のみ、または家族を読んで行われたそうです。こうやって、伝統的な白いドレスやスーツに身を包んでちゃんと例年通りとはいかないまでも、今年の卒業生達が卒業のお祝いを出来た事嬉しく思います。

最後にちょっとした食べ物の紹介を!

こちらはHavskräftaと呼ばれる手が長く大きなエビ。日本語ではヨーロッパアカザエビ。いわゆるスキャンピです。夏はザリガニを食べる時期でもあるので、甲殻類は皆の大好物です。このHavskräftaもレストランのシーフード盛りに沢山のっていたり、スーパーでもボイルしたものが売っていたりととても身近なシーフード。味は甘くてとっても美味しいです!頭の部分の味噌や塩分の味がしっかりとするので、ソース類をつけなくてもそのままで美味しいです。

そしてボリューミーなこちらは最近オープンしたハンバーガー屋さんでデリバリーしたバーガー。最近スウェーデンではハンバーガーブームが来ており、色んなハンバーガー屋さんが出来ては潰れてまた出来て……を繰り返しています。

Bastard Burgers

スウェーデン国内に50店舗を超える展開をしている、NYからインスピレーションを得たハンバーガーチェーン店。ヴィーガンバーガーのメニューも豊富でなんと12種類もあります。

以上、夏のスウェーデン色々でした。

愛知県稲沢市出身。2007年1月よりスウェーデン在住。日本でプロボーカリストとして音楽活動に励んだのち、現在はフリーランスデザイナー、ライターとして活動中。スウェーデンから、リアルな北欧の暮らしを季節の写真とともにお届けします。

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