【Rinakoより愛を込めて。NYC日記】インテリア事情 in NYC

その他
掲載日:2019.07.22

Greenery Unlimited(グリナリー アンリミテッド)

Greenery Unlimited

ニューヨークには、日本のような街の花屋がない代わりに植物ショップをよく見かけるが、ここは一風変わっている。ブルックリンのグリーンポイントにある「Greenery Unlimited」は、今年2月にオープンしたばかりの世界初のBiophilic Design store。と言われてもなにそれ……?と疑問に感じると思うが、植物を売るだけでなく、買い手が家に持ち帰った後も植物の健康状態を維持できるように植物のためのアイテムも販売している。

ここのオーナーであるレベッカとアダムはこう言っている「植物は落ち着いてリラックスするための他にはない癒しだれど、ニューヨークのアパートのような最適でない状況で植物を生かし続けることには、本質的なストレスがあります。私たちは、植物を生かし続けるだけでなく、植物を家の環境の一部として完全に統合するためのツールと知識をニューヨーカーに提供したい。」

Greenery Unlimited

植物やアクセサリーの購入はもちろん可能だが、ガラスで覆われたお店は、店内まで光が差し込み、温室のようでとても心地が良い。

Greenery Unlimited

自分の部屋が植物で埋め尽くされたらどうなるのか?を擬似体験できるスペースで、ひと休み。

Greenery Unlimited

大きな植物も$250ぐらいから購入が可能。

Greenery Unlimited

大きな植物はちょっと自信という人には、小さな植物から初めてみるのもいいかも。

Greenery Unlimited

中央座席スペースに囲まれた12フィートの高さのいちじゅくの木は、自己完結型の灌漑と可変施肥システムと統合されている。

【Greenery Unlimited】
住所: 91 West St, Brooklyn, NY 11222
営業時間: 11:00am〜19:00pm(火〜日)
定休日:月曜日
web:https://greeneryunlimited.co

Bi-Rite Studio(バイ ライト スタジオ)

Bi-Rite Studio

用事を済ませようと、駅から少し離れた道で見つけた、真っ白な壁にネオンが光る「Bi-Rite Studio」は、まるでギャラリーのように厳選されたアイテムが所狭しと並んでいる。「ここのお店の目玉は、ヴィンテージの椅子だよ」と店番をしていたディランが自慢げに答えてくれた。それもそのはず、オーナーであるケイトが選んだ商品は、店頭に並ぶとすぐに売り切れてしまうのだとか。「もし気にいったものがあれば、今すぐ買うべきだよ」と商売上手な彼。

Bi-Rite Studio

ポストモダンを彷彿させるようなレトロで遊び心のあるアイテムは、一点あるだけで部屋の雰囲気を変えてくれそう。椅子は、$200後半からと手頃な価格も嬉しい。

Bi-Rite Studio

見落としてはいけないのが、ブックスペース!ショップコンセプトにしっかりと合った本は、インスピレーションの参考になりそう。

Bi-Rite Studio

私がお店の中で一番、目についたのが……そう、学生時代よく体育館で見かけたパイプ椅子が、透明?!こんなスタイリッシュなパイプ椅子($295)は今まで見たことがない!

Bi-Rite Studio

カラフルだけど、削ぎ落とされたデザインじゃなきゃ嫌。日本への郵送ももちろん可能だが、郵送代の値が少し心配……。

【Bi-Rite Studio】
住所:143 Nassau Avenue Brooklyn, New York 11222
営業時間:12:00pm~8:00pm(火~日)
定休日:月曜日
web:https://www.biritestudio.com/

「ニューヨークに住んでる人達は、きっと最先端でカッコいい家具に囲まれて生活しているんだろうな~」と想像できたでしょうか。私も日本にいる時は、そんな夢のお城を思い描いていた。

でも、実際はほどんどの人達がルームシェアをしており、ゴキブリはもちろん、ベットバグという厄介な虫、時にはネズミ駆除に励んでいる日々。アッパーイーストサイドに住む大富豪は、そんな経験をするはずはないけれど、大多数のニューヨーカーがそんな思いをしてまで「この街にどうしても住みたい!」となんとかして生活しているのが現実だ。

いつかは、私もウィンドウショッピングを楽しむだけでなく、憧れのインテリアショップの上顧客を夢見て、その時が来るまで、素敵なアイテムで目を肥やすことにしよう。

神奈川県横浜市出身。2018年より渡米。日本でファション誌の編集者として勤務した後、現在は、ニューヨーク マンハッタンにあるアート学校でグラフィックデザインを学ぶ。

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